手品嫌いなマジシャンのひとりごと

手品嫌いなマジシャンのひとりごと

日本のマジシャンってライバル意識が強いよね? みんな仲良く出来ないものなのかな〜

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僕の手品のアイデアは全て「禅」の教えからヒントをもらっている

 

夜中に読んだ禅書に、こんな言葉が書いてあった

 

「誰かを喜ばせる事はとても骨が折れる

あなたはそれを続けると自分を喜ばせる人生を失う

そして誰も喜ばない

 

まさにその通りだと思う

僕も同じ考え方で手品をしている

僕は誰かに驚いてもらいたくて手品をしたことが一度もない

ただ自分がやりたいだけだ

 

ケーキ屋さんはあなたを喜ばせる事はしない

ただケーキをつくるだけ

 

大工さんはあなたを喜ばせる事はしない

ただ家を造るだけ

 

僕はあなたを喜ばせたりしない

ただ手品をするだけ

 

 

美味しいケーキを食べたあなたはきっと喜ぶだろう

 

素敵なおうちに住むことが出来たらきっとあなたは喜ぶだろう

 

僕の手品を見たら、きっとあなたはビックリしながら大いに喜んでくれるだろう

 

 

僕は手品が上手いのではない

手品を大切にしている

そして僕自身を大切にしている

ただそれしか出来ない

 

あなたを喜ばせる事は出来ない

自分を喜ばせることしか出来ない

それを「プロフェッショナル」というのではないだろうか

 

そんなことを考えてみた そんな1日

 

 

先日、マジック教室に体験入学の方がいらっしゃった。
あるマジック教室で10年学んでいたらしい。
そんなに学んでいたら私のところに来なくても充分習得出来るだろ、と思っていたのだが・・・。

手品の基本であるコイン消しが出来ない?

この生徒さんの批判ではない。
そもそも習っていないということだ。

習字で言えば『墨の擦り方を知らない』
料理で言えば『包丁の持ち方が分からない』

つまり手品の基本を教わっていないのだ。
そんな事があるだろうか?
・・・残念だか手品の世界だけは有る。

どんなジャンルの学習でも10年も学べば形になる。
しかし基本を教わらなかったら何も出来ない。

私は真剣な顔で
『それでレッスン料を払っていたのですか?』
と聞くと

『もちろんそうですよ』

・・・レッスン中なのに怒りが込み上げてきた。

そんなふざけた講師がいるのか?
手品を教えず金を取る?
そんなの泥棒じゃないか!

『手品を舐めてる。生徒を舐めてる。冗談じゃない!』
と声を荒げた。

ろくに手品を指導せず、ステージ用の高いマジックグッツを買わせ、取扱説明書通りにやり方を見せていただけ。
それでレッスン料を取る? 信じられない。


・・・その後、生徒さんは私のレッスンをニコニコしながら見ていた。
『とっても楽しいです。』

10年学んできた声ではなく、初めて手品を見た純粋な子供のようなキラキラした声だった。
とっても寂しい気持ちになった。


どんなジャンルの事柄であっても良い。
絶対に舐めちゃいけない。
物事に対して真摯に向き合う。

たったこれだけで良い。

これを読んでいる方は実行してほしい。

・・・今回は、ちょっと悲しいメッセージしか伝えられなくて申し訳ないが許して欲しい。



世の中には様々なオフ会というものがあると思うが
『七味オフ会』なるものに行ってきた。
啖呵売(たんかばい)という売り方で目の前で七味唐辛子を調合してもらえる。
そのファンクラブに参加した。
そこでまさか手品をやることになるとは思いもしなかった。
道具を持って行かなかったのでベストコンディションでは無かったが、場を崩さずにいい感じ出来たのかと思う。
23:30がお開きの予定時刻だったが、結果0時30分まで延長するほど楽しんだ。
みんなタフだよ。凄いよ。
某アイドルの子から一芸を習得したいと、マジックレッスンの依頼。
どんなものを指導しようか考えているが、その後の連絡は一切無し。

アイドル(idol)といのは「崇拝される者」という意味がある。
努力を怠って崇拝される(ファンが増える)はずないだろう・・・と嘆いてみる。

論理学の書物を読んでみた。
そこには別の意味が書いてあった。

アイドル(idol)誤った認識

『才能』(talent)も無いのに技能習得の努力もしない。
それでも何とかなるという『間違った認識』(idol)

ん〜言い得て妙、と、納得する。
そんな一日。
本日3月13日

某ラジオパーソナリティーの方のイベントがあったので参加することに。

ファンの方々が小さな会場を埋め尽くす勢いの大盛況!
トークあり歌ありの2時間。

Twitterでのコメントは
「とても楽しかったです」
という賛美の言葉の数々


・・・しかし私はちょっと納得出来ない。
つまらなかった訳ではない。
大笑いした場面も多々あった。

それなのに満足出来ない自分がいる。

それをマジシャンとして考察してみたいと思う。
備忘録も兼ねて。


①楽しませるというスタンスが出来ていない印象
イベントの最中に
「それではご歓談下さい」
と意味不明の中断

演者の方々のトイレ休憩などがあるのかというとそうではない。
会場を歩き回って観客とトーク・・・という名目なのだろうが全くもって意味不明

こちらとしては
「早く始まらないかな~」
と待ちぼうけを喰らう状態

あれは一体何だったのだろう?


②食事の粗末さ
今回は立食パーティー形式だったのだが、食事がびっくりするほど粗末
形式的に食事を出し、余分なお金を徴収しようという意図が感じられる

美味しくない、口に合わないというのは個人差があるだろう

そうではない
「冷たい」のだ

焼きそば
ポテトフライ
などが冷え冷えなのだ

温かくなければ不味くなるものを出している時点で
「楽しく食べて楽しいイベントに・・・」
という気持ちは無いのだろう

しかも200人という大勢の客がひしめき合う
埃もワンサカ舞っているだろう

通常(昼の部)のライブが3000円
食事付きのライブ(夜の部)が6500円

あの程度の食事でプラス3500円も請求できるなんて・・・



③メインパーソナリティーの手抜き
このイベントは、12年続いたネット動画ラジオが今月で終わってしまう記念として行われたものである。
集まった客はこのラジオのファンである。

それなのにメインパーソナリティーが全く活動しない。

私が唯一面白かったのはラジオの作家など、スタッフたちの大喜利のようなもの


メインパーソナリティー2人のトークを聞きたかったのに、スタッフの方が何倍も面白いなんて・・・



いろいろ不満ばかりのイベントではあったのだが一つだけ収穫がある。
それは
「手抜きはいけない」
ということ

私はマジシャンとして人前に立つ仕事をしている
手品をやって
「面白い手品を見られたのだから観客は満足すべきだ」
などという手前勝手な傲慢さを一切捨てて、全力で楽しむ、楽しませるという事をしなければならない。

そう感じさせてくれた。

そのための勉強代だとすれば、あの不味い飯と手抜きイベントに6500円払った意味はあるのだろう。











私はマジシャンである。
只のマジシャンではない。

『ブライダルマジシャン』という肩書きを使わせて頂いている。


マジシャンが苦手とするもの・・・それは結婚式と幼稚園
どのマジシャンも怪訝な顔をするだろう
この2つの厄介な共通点は『時間配分』

子供たちは楽しいとギャーギャー騒ぐ。
つまらなければこちらを見てくれない。
騒ぎが収まるまで手品は出来ず。
時間配分が難しく、自分が演じたい通りには動けない。

次に結婚式。
これは逆に『ギチギチの時間配分』
これがなかなかつらいものなのだ。


テーブル数が10卓で演目が4~5分と考えると50分弱くらいかな・・・と検討していざ会場へ。

式場側から
『20分でお願い致します』
とのこと叫び

思いっきり削って22分くらいまで時間短縮させようと検討していると
『時間が押してしまっているので15分くらいでお願い出来ますかべーっだ!

・・・プロだからやりますけど~ なかなか大変なのであるハートブレイク


もちろん大変な現場だけではない。
楽しい現場も沢山ある。

今回は、御依頼から素晴らしい経験をさせて頂いた。


私は完全フリーランスで働いているので、些細なお問い合わせや御依頼に対しても真剣に対応。
たとえ利益にならなくても一期一会、出会いに対して大切にしていきたいと思っている。

そんな中ある一件のマジック依頼のメール。


私のホームページから『温かさを感じた』と御依頼を頂いた。
こんな事は初めてである。

料金に対しても
『直接手渡しでお願いしたい。演技終了後プレゼントを渡したいのでその中に出演料をお入れ致します』
とのこと。


・・・私の仕事のコンセプトとして
『感謝とお金を一緒に貰う』
というものがある。

仕事というものはお金を受け取るだけの作業ではない、喜びを提供して感謝とお金を同時に受け取れる。だから仕事は面白い。

この私のコンセプトに見事合致してしまったのだ。
こんな事は本当に初めてである。


どんな仕事であっても大変なものである。
その中からどんな喜びが得られるのかが人生の探求だと思っている。


御依頼を受けて感動で泣いてしまったのは初めてだ。
とても嬉しかった。

もっともっと喜びに、歓びに、悦びに目を向けよう!
そう感じさせるものがあった。

人を好きになる・・・結ばれる・・・結婚
その間をちょっとだけお邪魔して楽しい雰囲気を演出する。

なんと素晴らしい仕事なのだろうラブラブ

そう本気で思えた。


本番では弾けましたよ~にひひ

いや~楽しかった。

仕事って楽しい。
生きてるって楽しい。
そう思える仕事だった。






その時に頂戴したプレゼントがこちら









中には素敵なメッセージが入っていた。
写真では小さいかな





『これからもたくさんの夢を与える初見様にたくさんの良い出会いがありますように』


・・・そうします!
沢山の出会い
一期一会
そこに大いなる喜びを感じながら生きていきます。




頂戴しましたプレゼントboxには、私の宝物を入れることにした。







人生って面白いよ!
祝福出来る仕事ってスゴイよ!
そう思わせてくれた出会いに感謝!!!




















年始めのマジックショー
1月10日
の着物でのマジックショーは
東京、目黒にあります
そま莉さま
http://www.somalie.net

にてお仕事をさせて頂きました。


とってもオシャレな雰囲気でしたよ~ニコニコ


本当はやらないつもりだったのですが、新作のルービックキューブマジックをやってみました。
めちゃくちゃウケましたラブラブ

このネタは大きなインパクトがあるので目の前で行うマジックには不向きだと思いましたが、これからはレパートリーに組み込んでみたいと思います。

ルービックキューブは動画を投稿してみようかと考えていますグッド!

本日は1月6日
初夢というのは正式には1月2日ですが、それまで見なかったので今日が初夢ラブラブ


信じてもらえないかもしれませんが、私は
『神審者(サニワ)』
という能力があります。

これは霊能力ではありません。
神様からのメッセージを受信して人間の言葉に翻訳する『通訳』みたいなものですグッド!

特別な能力ではなく誰にでもあるそうで、私はその能力がほんのチョットあるだけです。


そんな私が素敵な夢を見ましたニコニコ


なぜか私は子供時代に戻り、実家近くの道路を着物を着たおじさんと手を繋いで歩いていました。










そのおじさんが柳家小さん






私の尊敬する立川談志の師匠ですラブラブ



小さんと手を繋いで歩く・・・落語好きには夢の様です。
まぁ~夢なんですけどねべーっだ!


すると実家の方から大音響で小さんの出囃子(でばやし-高座に登場する時に流れるお囃子のこと)が聞こえています。

私は大喜びでしたが、小さんの目が寂しそうでありながらも真剣な目をしていました。
その表情を見た時に
『この人は死んでいるのだ』
と気付きました。

実家に着きますと現代の2階建ての家ではなく古びた昔の家でした。
そこに見覚えの無い3人が座って団欒をしていました。

一番歳をとったおじいさんがこちらを見て感慨深い表情で
『そちらは暖かいんじゃろう?』
と声を掛けてくれました。

その声でその御三方が分かりました。
曽祖父
曾祖母
祖父

あの世の世界から優しい言葉を伝えるためにやってきてくれたのです。

『そちらは暖かいんじゃろう?』
この言葉で涙が出ました。
夢の中で声をあげて、思いっきり泣きました。
実際に涙を流し、息が苦しいので目が覚めました。

不思議ですよね?目をつむっていても涙は出るんですよ。

実は、最近心のモヤモヤがありまして絶望に近い悩みを抱えていました。
これからのこと、人生のこと・・・死んでしまった方が楽なんじゃないか・・・なんてバカみたいなことも考えてみたり。

そんな時に
『そちらは暖かいんじゃろう?』
なんて言われちゃうと・・・。


『お前は我々が味方だから、そっちの世界でもっと人生を楽しみなさい』
と言われているようでした。

向こうの世界から素敵なメッセージを受け取って、きれいサッパリ元気な朝を迎えることが出来ました。

今年は素敵な一年にしますぞべーっだ!