あるイベントの考察 ※愚痴も混ざっています | 手品嫌いなマジシャンのひとりごと

手品嫌いなマジシャンのひとりごと

日本のマジシャンってライバル意識が強いよね? みんな仲良く出来ないものなのかな〜

本日3月13日

某ラジオパーソナリティーの方のイベントがあったので参加することに。

ファンの方々が小さな会場を埋め尽くす勢いの大盛況!
トークあり歌ありの2時間。

Twitterでのコメントは
「とても楽しかったです」
という賛美の言葉の数々


・・・しかし私はちょっと納得出来ない。
つまらなかった訳ではない。
大笑いした場面も多々あった。

それなのに満足出来ない自分がいる。

それをマジシャンとして考察してみたいと思う。
備忘録も兼ねて。


①楽しませるというスタンスが出来ていない印象
イベントの最中に
「それではご歓談下さい」
と意味不明の中断

演者の方々のトイレ休憩などがあるのかというとそうではない。
会場を歩き回って観客とトーク・・・という名目なのだろうが全くもって意味不明

こちらとしては
「早く始まらないかな~」
と待ちぼうけを喰らう状態

あれは一体何だったのだろう?


②食事の粗末さ
今回は立食パーティー形式だったのだが、食事がびっくりするほど粗末
形式的に食事を出し、余分なお金を徴収しようという意図が感じられる

美味しくない、口に合わないというのは個人差があるだろう

そうではない
「冷たい」のだ

焼きそば
ポテトフライ
などが冷え冷えなのだ

温かくなければ不味くなるものを出している時点で
「楽しく食べて楽しいイベントに・・・」
という気持ちは無いのだろう

しかも200人という大勢の客がひしめき合う
埃もワンサカ舞っているだろう

通常(昼の部)のライブが3000円
食事付きのライブ(夜の部)が6500円

あの程度の食事でプラス3500円も請求できるなんて・・・



③メインパーソナリティーの手抜き
このイベントは、12年続いたネット動画ラジオが今月で終わってしまう記念として行われたものである。
集まった客はこのラジオのファンである。

それなのにメインパーソナリティーが全く活動しない。

私が唯一面白かったのはラジオの作家など、スタッフたちの大喜利のようなもの


メインパーソナリティー2人のトークを聞きたかったのに、スタッフの方が何倍も面白いなんて・・・



いろいろ不満ばかりのイベントではあったのだが一つだけ収穫がある。
それは
「手抜きはいけない」
ということ

私はマジシャンとして人前に立つ仕事をしている
手品をやって
「面白い手品を見られたのだから観客は満足すべきだ」
などという手前勝手な傲慢さを一切捨てて、全力で楽しむ、楽しませるという事をしなければならない。

そう感じさせてくれた。

そのための勉強代だとすれば、あの不味い飯と手抜きイベントに6500円払った意味はあるのだろう。