朝鮮時代の宮中を背景にしたゾンビが出てくる権力闘争劇。
おなじみ、李氏朝鮮第16代国王仁祖の時代がモチーフになってる。
たまたま漂着した夜鬼(ゾンビ)を利用してこの世を手に入れようと、兵曹判書キム・ジャジュン(チャン・ドンゴン)は、昭願世子(キム・テウ)を自害に追いやる。
丙子の乱が朝鮮の降伏したことで清で人質になっていた王子イ・チョン(ヒョンビン)は帰国することになる。
ジャジュンは王子イ・チョンが朝鮮に帰ってくる前に殺害を命じるが夜鬼の群れが現れて失敗する。
この時、チョンは助けに来た元従事官パク・ウルリョン(チョ・ウジン)らと合流する。
朝鮮に帰ってきたチョンは王イジョ(キム・ウィソン)に夜鬼の征伐を申し出るが許可が降りず、それどころかイジョがジャジュンによって殺される。
ジャジュンは夜鬼を宮中に招き入れ、自分が新しい支配者になろうとする。
ゾンビである夜鬼の設定が途中から変わってしまい、「あれ?」となる部分はあるが、殺陣シーンが細かく練られているため、今観ても気にならない。
『新感染』と同じ様なゾンビ物だが、ゾンビに焦点を当てたというより、伝染病が広がる時の勢いを中心に描いてるように思う。
原題の「창궐(チャングォル)」とは、悪いことが世にはびこる、勢いを増す、猛威を振るうという意味。
クライマックスのカメラワークは、”勢いを増し、猛威を振るう”様を奥行きのある映像で描いてる。
人手もかかってて、映像に迫力がある。
この後にNetflixで『キングダム』が登場し、コリアンゾンビが定着することになる。
尚宮チョ・ボクシル(ソ・ジヘ)が夜鬼なんだが、どこか美しく、このキャラクターは最後まで残ってても良かったと思う。
そしてヒョンビンはともかく、チャン・ドンゴンの悪役ぶりに迫力がある。
