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三匹の忠臣蔵

日々是好日。
お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

華麗なるラストが、立場によっては華麗でないサスペンス映画。

実業家のトーマス・クラウン(スティーブ・マックィーン)は、金のためではなく、自分の能力を試したいという欲求から銀行強盗を企てる。
計画は見事に成功し、銀行から260万ドルを巻き上げる。

ボストン警察の刑事・エディ・マローン(ポール・バーク)は、捜査に加わった、銀行が加入していた保険会社の女性調査員ビッキー・アンダーソン(フェイ・ダナウェイ)と捜査を進める。

ビッキーは確信を持ちつつ身分を隠してトーマスに近づき、証拠を掴もうとするが、ロマンスに溺れていく。

それでもビッキーは、トーマスへの思いとの葛藤の中で揺れながら、彼を逮捕しようとする。

 

 


 

 

トーマスは自分に害が及ばないように、その時々で互いに面識のないメンバーを集めて銀行を襲う。
今で言うと、闇バイトのような仕組みを使ってる。

そこにビッキーが近づいていくけど、下心ミエミエで、トーマスには筒抜けになってる。
にもかかわらず、トーマスは逆に下心ミエミエでビッキーを口説き落とす。

そのチェスのシーンでの化かし合いが、狐と狸の化かし合いみたいで、見ていて面白いというか、完全に落としたと思ってたビッキーが逆に落とされていた。

ビッキーは、「お前が犯人なのは分かってるで。私が証拠を掴んだるし」という立場で、トーマスも、「俺を疑って近づいてきてるのは知ってるで」という立場。
それなのに二人とも恋愛の駆け引きを始める。

何より、ビッキー自身は「トーマスに接近して、自分の魅力で落として証拠を掴む」というつもりだった。

ところがいつの間にか自分の方がトーマスに惚れてしまってた。

ということでラストは気の毒になるが、あれを華麗というのかは別問題。

個人的には刑事のエディの存在が面白かったが、やっぱりマックィーンを見てるだけでもいいし、映画はやっぱり脚本と演技力やと思わせてくれる作品だと思う。

 

 

 

 

 

『華麗なる賭け』