『フロッグ』 | 三匹の忠臣蔵

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お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

遊びのつもりがとんでもないことに巻き込まれたと思ったら違った、作りとしてはサスペンス・ホラー。
ホラーの体をなしてるけど、恐怖の質が違ったので、怖いというより気持ち悪い。
自分の不倫によって家族を崩壊させてしまったジャッキー(ヘレン・ハント)は、一応罪悪感を抱えているが、息子のコナー(ジュダ・ルイス)はこれが許せない。

「少年誘拐事件」を追う夫の刑事グレッグ(ジョン・テニー)は、ジャッキーに一物持ちながらも、家族の形を守ろうと踏ん張ってる。そんなある日、ジャッキーの高校時代の同級生で浮気相手のトッド(サム・トラメル)が、あろうことか「忘れられない」と訪ねてくる。

 

彼の誘いを必死の思いで拒むジャッキーの目の前で、誰もいない二階から落ちてきた器が頭に当たり、怪我をする。ジャッキーはトッドを屋根裏に連れていき、介抱をしている間に、トッドは何者かに襲われて死んでいた。

この現場を目撃したグレッグは、ジャッキーを守ろうと、夫婦揃ってトッドを埋めてしまう。
この時、ミンディ(リブ・ベアラー)はアレック(オーウェン・ティーグ)を誘い、フロッギングを楽しんでいた。

フロッギングとは、他人が住んでる家を転々としながら、留守の家に入り込み、他人の家を覗き見る遊びで、家人に気づかれずに密かに泊まり込み、住人の邪魔はせず、スリルを味わうというもの。
そしてミンディとアレックはグレッグの家に忍び込んでいたが、とんでもない現場を目にすることになる。

 

 


 

 

タイトルのフロッグはカエルのことなので、「少年誘拐事件」ということで韓国映画『カエル少年失踪事件』を連想した。
ジャッキーとグレッグはできちゃった結婚で、貧しかったグレッグのことをジャッキーの父親は快く思っていない。

これが彼のコンプレックスになってる。
ジャッキーは、宅配の配達員が少女からサインを貰ったというが、この家には少女はいない。
グレッグは目覚めるとシーツが濡れていて、家の中でコナーが何者かに縛り上げられる。

明らかに家族以外の者が家の中にいるが、正体が分からない気持ち悪さ。
これはホラーとは違った怖さというか、気持ち悪さがある。
今でもたまに誰もいないのに人の気配を感じたりするので、個人的にはこれが超気持ち悪い。

 

ちょうど中盤でミンディが種明かしをするので、ことの顛末が見えてくるが、アレックの行動が徐々に目的を持ったように見えてくるあたりから、ストーリーは本筋に入る。
アレックの不気味さと動機が分からないので、だんだんと盛り上がってきたところで、ミンディが誘拐事件の証拠に気づく。
ここまでは良かった。

しかし恐怖を感じたミンディが警察に電話をして、「切るな」と言われて何で切る?ホンマ、お前は今まで何を怖がっとってん。
これからっちゅう時に何やっとんねんって感じ。

それどころか、何故か1人でアジトに踏み込むって、ストーリーとして破綻してて、後ろ姿が気になって、美人やと思って声をかけたら「ちゃうやん!」って感じ。
この後の展開と終わり方も良かっただけにもったいない。
あとちょっとやったのにな。
 

 

映画「フロッグ」のポスター、不気味なマスクの人物