PART1のダイジェストからはじまり、PART2はハーバ爆発まで48分という、すごくタイトな展開。
人間の身体の中に閉じ込められた囚人・ドソク(ソ・ジソプ)は、脱獄したことで時空を超え、高麗時代へと向かう。
ドソクを追い過去へやってきたが、ガード(キム・ウビン)は破壊され、サンダーは停止し、イアン(キム・テリ)も過去に閉じ込められてしまう。
一時は結婚しそうになったムルク(リュ・ジュニョル)とイアン。
危機のたびに自分を助けるムルクが、自分の記憶の中にも存在することに気づき、イアンは混乱し、観てるこっちも混乱する。
そしてムルクと自分の過去を知ったイアンは神剣を取り戻し、サンダーを探して自分が育った未来に戻ろうとする。
高麗時代劇、道士、神剣、宇宙人、ロボット、タイムトラベル、超能力、銃撃戦、ワイヤーアクション、コメディー……。
しかも密本(ミルボン)まで出てくる。
この映画って、いろんなものがごった煮になってる。
普通なら「どれかひとつにせぇや!」になるところを、全部やってしまったこと自体が面白さになってると思う。
そして、PART1では「今どこや? 誰や?何時代や?」と振り回しておいて、PART2で時系列と人物関係を回収する。
観ていて一番驚いたのが、シン・ジョングンが”猫役”までやるというキャストの豪華さ。
キム・ヘスクのメイクもすごくて、隅々まで凝ってるのがよく分かる。
個人的にはキム・ウィソンとソ・ジソプを観た瞬間に、「この二人は悪やな」で、キム・ヘスクは何かの伏線かと思ったけど、こちらはハズレた。
幼いイアンの同級生ミンソン(キム・ミンソ)の叔母ミン・ゲイン(イ・ハニ)とヌンパ(チン・ソンギュ)との関係は、「そうくるか?」という飛び道具で、素直に笑ってしまった。
そしてラストはイアン、ムルク、ゲイン、黒雪(ヨム・ジョンア)、青雲(チョ・ウジン)の5人みんなで「宇宙犯罪人」に立ち向かっていくわけで、これって完全に秘密戦隊ゴレンジャー。
ゲインを演じるイ・ハニの動きは、モモレンジャーそのものに見えて、アクションも面白かった。
お互いにすったもんだあったのに、最終的に「おい!みんなで宇宙人と戦うぞ!」を本気でやる。
この大人の悪ふざけに莫大な金をかけた感じがいい。
ヨム・ジョンアなんか、弾けてたもんね。
そう考えると、やってることは子どもの頃に観たSFや戦隊ものみたいなのに、大の大人が大真面目に演じてる。
この作品が面白かったのは、そこかもしれないね。

