パナマ文書流出の実話を描いたホラー・コメディー。
世界各地で起きたエピソードをオムニバス形式で繋ぎ合わせることで、事件の広がりを描いてる。
ボート事故で夫を亡くしたエレン(メリル・ストリープ)が、保険金を受け取れないことから独自の調査を始める。
その過程で、彼女はパナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」を営むユルゲン・モサック(ゲイリー・オールドマン)とラモン・フォンセカ(アントニオ・バンデラス)が仕掛ける、世界規模の資産隠しとマネーロンダリングの闇へと突き当たる。
「パナマ文書流出」とは、パナマの法律事務所から流出した1,150万件以上の機密文書で、世界中の富裕層、政治家、著名人がタックスヘイブンを利用し、租税回避やマネーロンダリングを行っていた騒動。
世界中のメディアが協力して実態を暴いていったが、最後は尻切れトンボのような終わり方になったんじゃなかったかな。
映画では風刺っぽく描いてることもあり、資産隠しの仕組みを作った弁護士自身が語る、明るい詐欺映画と言った感じかな。
だから罪悪感は伝わってこない。
やっていることは、税金がかからない場所にペーパーカンパニーを作り、名義だけの雇われ社長を置くことで、無国籍な安全地帯を作るというもの。
そして、この会社が誰のものか分からないようにする。
要は「悪いことをしているが、誰がやったのか分からない迷路を作り、手数料を稼ぐ商売」をしていたということ。
これって日本でもよくある単純詐欺の仕組みと同じで、代々の資産を守るために、同族企業や相続対策で行われる、お互いの株式の持ち合いなど、これを複雑にすることで法のバグを突く仕組み。
金持ちの考えることに国境はないということ。
