米ソの間で起きたキューバ危機を救ったサラリーマンの物語。
1960年のソ連。
フルシチョフの指導力に幻滅したソ連軍参謀本部情報総局大佐オレグ・ペンコフスキー(メラーブ・ニニッゼ)は家族を伴い亡命することを条件に、ソ連政府の機密を漏洩することを決意する。
ソ連のスパイを失ったCIAは、イギリスのMI6に協力を求め、MI6は一般のビジネスマンであるグレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)を運び屋として使うことを決める。
グレヴィルは家族に内密に引き受けるが、ペンコフスキーがスパイであることが露見してしまう。
MI6はペンコフスキーを諦めるが、グレヴィルは危険を承知で、ペンコフスキーの亡命手伝うためにモスクワに戻ることを決意する。
普通のサラリーマンが使命感と言うより、友情でモスクワに戻ったグレヴィルが捕まってしまう。
しかしMI6は積極的に救出しようとはしない。
てっきりグレヴィルの浮気を疑っていた妻のヴェラ(マリア・ミロノバ)に、収監を伝えに訪れたエミリー・ドノヴァン (演:レイチェル・ブロズナハン)が、家族や友人、そして息子を守るためにも、特にマスコミに対して「スパイではない」と説得力を持って伝えるよう促す。
その上で「できますか?」と問いかけるが、このシーンは非常にリアルで、実際にはこうした対応しか取れないんやろうね。
最後にペンコフスキーと面会したグレヴィルが彼に「やり遂げた」というシーンも良かった。
しかしペンコフスキーはそのまま処刑されてしまう。
ソ連側からすれば当然の判断ではあるが、世界を危機から救ったという功績は間違いない。
