能書きばかりが先行し、クールに自己陶酔する、依頼された殺しに失敗した殺し屋のコメディー風味の一人芝居。
暗殺請負人のザ・キラー(マイケル・ファスベンダ)は、依頼されたターゲットを暗殺しようとするが、誤って売春婦を殺してしまう。
慌てたキラーは、そのままガールフレンド・マグダラが待つ家に戻るが、彼女は何者かに襲われ、重傷を負っていた。
キラーはマグダラの仇を討つべく、関係者を一人ずつ追っていく。
「感情を隠せ」「感情移入は弱さを生む」。
物語はキラーの独り言で進み、哲学的なことを演出したいんだろうけど、言ってることに説得力がなく、このセリフとやってることのギャップがコメディーに見えて意味不明。
しかも冒頭の暗殺で、いきなり失敗するし。
アクションもストーリーもチグハグで、「能書きはええから早く動け!」としか思えず、観ててキツかった。
韓国映画の「シークレット・ミッション」の序盤にこんな設定があるんだが、この作品は完全に笑いを取りにきてて、アクションも良く、ラストはしっかり締めてる。
そう考えると、本作は中途半端で何がしたいのやら。
それでも何かあるやろうと最後まで観たが、損した気分になった。

