カン・ハヌルが場違いに浮いてる_『殺人配信』 | 三匹の忠臣蔵

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映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

前半がもったいない、ストリーマー文化が行き着くところまで行ってしまったサスペンス・スリラー。
素材はいいけど料理に失敗してる感じ。
あと、原題は「ストリーミング」で邦題はカスッてもない。


チャンネル登録数1位の犯罪チャネルストリーマーのウサン(カン・ハヌル)がマチルダ(ハ・ソユン)に順位を抜かれ、「連続殺人事件」の犯人の追跡ネタをリアルタイムで配信し始める。


するとマチルダが事件に巻き込まれ、命の危険を察知したウサンは救出に向かう。
すったもんだの末に何とか事なきを得るが、反省会の最中、連続殺人犯が自分の配信を見ていることを知り、自ら犯人を追い始める。

 


 

 

楽しみにしていた作品なんだが、前半と後半の空気があまりにも違いすぎて、ちょっとがっかり。
というか、別な作品のように感じる。

マチルダの件は、それまでの彼女の振る舞いを見ているとある程度予想がつく。
一方で、後半の展開は猪突すぎるが、方向性そのものは悪くないと思う。

前半の「犯罪ストリーマー同士のランキング争い」と、後半の「本物の連続殺人犯との追いかけっこ」のトーンが変わってしまって、繋がりが弱く感じる。

だから、もう少し丁寧に前半から後半へ繋げてたら、かなり印象は変わったと思う。

出演者も、実質的にはウサン役のカン・ハヌルくらいで、予算がないのは容易に想像はつく。
カン・ハヌルそのものに存在感はあるが、彼が持ってる「爽やかさ」や「親しみやすさ」が、この作品の空気感とズレてて、場違いで浮いて見える。

どうせならハン・ジェヨンをもっと意味のある役柄にしたら、違った映画になったと思う。
彼の使い方もムダ遣いで、もったいない。

日本でもよく言われる「配信文化の危うさ」という題材そのものは面白いのに、ドラマの組み立てが追いついてない。
とにかく期待値が高かっただけに、肩透かしな作品。

 

 

 

ストリーミング:カン・ハヌル主演のサスペンス