ドイツ連邦情報局(BND)、ロシア情報局(GRU)、イギリスの対外諜報機関(MI6)を巻き込んだ家族の物語。
サイモン(フェリックス・クラマー)とメレト(スザンネ・ウォルフ)は元ドイツ連邦情報局(BND)の諜報員で、夫婦でレストランを営んでる。
16歳になる娘ニーナ(マヤ・ボンス)は彼らの過去を知らない。
ニーナの誕生日パーティーの日、左足と左腹部に刺し傷がある元MI6のマーク・シンクレア(アーロン・アルタラス)から助けを求められ、“セーフハウス(隠れ家)”に匿うことになる。
同じ頃、ドイツ連邦情報局では、対独スパイ活動の疑いがある元ロシア情報局(GRU)の高官ヨセフ・コレーエフ(ザムエル・フィンツィ)を補足し、ヨセフの妻ヴェラは未経験にも関わらず、ロシア大使に就任することが決まってるが、外務省は阻止しようとしてる。
そのために、分析官ユリカ・リッター(セイネブ・サレー)の上司ベン・クルーガー(ローレンス・ルップ)は、元部門長グレゴール・クライン(ヘンリー・ヒュプヒェン)を呼び戻す。
メレトはマークの目的は自分たちの暗殺だったことを知り、ここにグレゴールを巻き込み16年前の出来事が再び脅威として浮上する。
第一話でストーリーの骨格は分かるので、あとはメレトたちはマークを取り巻く人間関係と、組織内に潜む情報提供者“ヒトデ”の正体を追うことになる。
物語は16年前のウクライナから始まってて、ここにカティヤ・ヴォルコワ(ナタリア・ベリツキ)と娘ニーナとの絆(シーズン2ではそうなると思う)と、ヨセフの妻ヴェラの思惑が絡んでくる。
ヒトデの正体はあ明らかになるが、6話やから観たのに「なにこれ?」ってラスト。
グレゴール・クラインは16年前に作戦の失敗で隠れていたところを襲われた。
その際、部下サイモンとメレナはカティアの娘ニーナを引き取った。
この2点が後の伏線になるのは容易に想像がつく。
物語の肝は元ロシアのスパイであるヨセフにはベルリンに協力者がいて、それは「誰なんや」なんだが、サッシャは軍人でヨセフの雇い主の目的も後を引きそう。
ヨナス・オーケン(アンドレーアス・ピーチュマン)の退場は早すぎた。
マークとメレトの格闘が間抜けでスパイモノにしてはドジな展開もあり、ヨナスとメレナの色恋ゴトやカティア × サイモン(?)も「このプロットいる?」とも思える。
素手で帝王切開で母子健康というのも。
タイトル「アンファミリア」の意味
タイトルの「アンファミリア」は否定形「un-」が入ってて、ドイツ語の形容詞「familiar」は「家族〜」みたいな意味があり、言いたいことは何となく想像はできる。
このドラマは、本来親密であるはずの家族が、実は国家の秘密や嘘で繕った他人同士の集まりで、任務のために作られた擬似的な、血縁より任務で作られた関係を意味してると思うし、実際、そんな内容やった。
「スパイが任務のために家族を演じる」という点では、韓国映画の『レッド・ファミリー』に似てる。
違いは、隠れ家が露見することで“過去の脅威”が現在に押し寄せ、彼らが生き残るために戦う姿が、(ニーナとの)親子関係も含めて“過去の清算”として描かれている点かな。

