原題「地獄万歳」ということで、ラストはスッキリと終わるコメディタッチのインディーズ作品。
いじめや学校暴力に苦しむソン・ナミ(ソンナム)とファン・ソラ(ソヌ)は自殺を試みるが死にきれず、いじめの張本人パク・チェリン(チョン・イジュ)に仕返しに向かう。
しかし、チェリンは宗教にはまり、一見真人間になっていた。
振り上げた拳の下ろしどころを探していた二人は、チェリンが本質的に何も変わっていないことに気づく。
しかし二人は復讐を諦め去ろうとするが、宗教の裏の顔を目の当たりにする。
主演3人の演技がとても良く、特にチョン・イジュのどこか宙ぶらりんな白々しさが光る。
最後は宗教のゴタゴタに巻き込まれるが、納得のいく終わり方。
「地獄万歳」がよく似合う、よくできた作品だと思う。
