1972年ミュンヘンオリンピック開催中に発生した、パレスチナ武装組織「黒い九月」によるイスラエル選手団の選手村襲撃事件「黒い九月事件」を世界に生中継したアメリカのテレビクルーの物語。
これは小学生のころなので、今でもリアルに覚えてる。
結果を知っているだけに、テレビの裏側を見たような感覚やった。
「犯人の言い分を世界に発信するのか」という問いかけはその通りで、知る権利と報道の自由がトレードオフとなる葛藤を描いている。
今のガザのことを考えると、イスラエルにも言い分があるようにも取れるが、それはそれ、これはこれで切り離して考えるべきやろね。
テンポが良く、スリリングな展開を落ち着いたトーンで描いている。
映画としてはよく出来ていると思う。