家族の命を奪ったひき逃げ犯を追う女の物語。
ありきたりなストーリーなので、もっと工夫された脚本であれば良かったのだが、イマイチ冗長でトンマナ展開が多い。
そもそも、ひき逃げのような重大な事故を、あんなに簡単に話すだろうか?
この突拍子もない告白もそうだが、全体的に緊張感が感じられず、物足りない。
ボートの練習に出かけたまま行方不明になったのに、悠長な展開でリアリティが皆無。
何気ない日常を描いているつもりが、かえって呆気に取られる。
それでも最後まで見た自分を褒めてあげたい。