中国と韓国を結ぶ旅客船内で旅行中の妻が拉致され、臓器を摘出されるという衝撃的な内容だが、実話ベースとなっていて二度驚いた作品。
これ以外にも「アジョシ」「女は冷たい嘘をつく」など、韓国映画では臓器売買を扱った作品が多く、不思議に思い当時はFacebookのグループで聞いたことがある。
薬物の密輸をしているヨンギュ(イム・チャンジョン)には、心を寄せる女性ハン・ユリ(チョ・ユニ)がいて、彼女の父チョルス(チェ・イルファ)は臓器移植を待っている。
トラブルでヨンギュは、トンベ(シン・スンファン)から断れない提案を受け、外科医キョンジェ(オ・ダルス)、舎弟のジュンシク(チョ・ダルファン)、テウン(イ・ヨンフン)とともに旅客船内で臓器摘出を行うことになる。
この手術のターゲットが、中国・威海行きの旅客船に乗ったイ・サンホ(チェ・ダニエル)の妻チェヒ(チョン・ジユン)であり、この船にはユリ親子も乗っている。
そしてチェヒを拉致して手術になるが、彼女はヨンギュのかつての兄貴分の妹だった。
悩んだ末、ヨンギュはチェヒを助けることにするという、非常に都合の良いストーリー。
しかしキム・ホンソン監督は、リアリティを追求するために、自ら地下鉄駅で臓器密売の広告を見つけ、本物のブローカーと接触したり、全国の病院を取材して回った。
劇中の密輸業者の行動は、実際に逮捕された人物の証言に基づいているというので驚く。
正直、脚本自体はグダグダで現実味がないストーリーなんだが、これが実際にあったと思うと見方が変わってくる。
運び屋コン・チュンジャ役のキム・ジェファが若い。
イ・サンホ役のチェ・ダニエルは「悪のクロニクル」でもいい演技をしていたね。



