1998年のアクション&メロドラマ作品、韓国映画らしい終わり方してます。
こぶしひとつで成り上がった極道のポンマン(チェ・ミンス)は、ある日、筋肉が麻痺して死に至るルーゲリック病と診断され、余命2か月と宣告される。
生きる日がいくらもないポンマンは、最後に夫と父の役割を果たしてこの世を去ろうとする。
「こんなに元気なのに、なぜ俺が死ぬんだ!」とやけになるポンマンは、弟分のトッキ(パク・サンミン)に「あと2ヶ月で死ぬと分かったらどうする?」と問いかけます。トッキは「子どもと遊びます。自分が死んでも子どもがいれば、自分が生きていることと同じだから」と答えます。この後のシーンは素直に笑えます。アホか、お前は犬かって感じで。
そしてポンマンは、過去の恋人ヒギョン(イ・テラン)に会いに行きますが、彼女から「会わないで!」と拒絶されます。にも関わらず、ポンマンは7歳のわが子ボング(ソク・コンピョ)に会いに行きます。ボングは母親ヒギョンに、父と3人で暮らしたいと願います。
一方、組事務所ではチョリョン(シン・ヒョンジュン)がポンマンの縄張りを任されることになり、争いが始まります。
子どものために組から足を洗い真人間になるよう求められたポンマンは、ボングが通う幼稚園の学芸会で、親子で歌うことになる、んだが。
「大王世宗」では情けない世子を演じてたパク・サンミンですが、ここの作品ではええ味出してます。