家族の誕生 | 三匹の忠臣蔵

三匹の忠臣蔵

日々是好日。
お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

仲良し姉弟に突然入り込んできた子連れの女、愛に突き進む母親に振り回される現実的な女、八方美人な恋人に振り回される男が、人生の波に揉まれながらもひとつになっていく。家族は愛でできている、という温かい作品。

刑務所に入り5年も音信不通だった弟のヒョンチョル(オム・テウン)が帰ってくることで、浮かれるミラ(ムン・ソリ)がとにかくかわいい。
ヒョンチョルは大きな花束を片手に入ってきて「俺、結婚した」で連れてきたのがムシン(コ・ドゥシム)。
そこに小さな女の子が「お母さん!」で登場。そしてヒョンチョルは「みんなで一緒に暮らそう」と言い、ミラと弟夫婦との奇妙な同居生活が始まる。
円卓で向き合うミラとムシン。その後ろを女の子が遊ぶシーン、季節の移ろいと共に情が移っていく”よくある描写”に見える、んだが。

ツアーコンダクターのソンギョン(コン・ヒョジン)は、不倫相手の子供を産み、1人で育てる母親(キム・ヘオク)を理解できない。
母の死後、年の離れた弟の面倒をみることになり、乗船が決まってた仕事も断り、夢を諦めることに。

チェヒョン(チョン・ユミ)の孤独な彼氏ギョンソク(ポン・テギュ)、これがソンギョンの弟。
ギョンソクは姉に彼女がいると言うものの、チェヒョンが自分に気があるのかどうか不安で仕方ありません。

ラストは衝撃のムン・ソリ、コ・ドゥシムの登場に一瞬アタマ真っ白で、状況を理解するのにしばらく固まる。
セリフを振り返ると「やっぱり」とも思える展開。
コーラスの歌詞がいい、オチもある。

出演者は皆演技派で、安心して観られる作品でした。
最初は繋がりが見えないストーリーが、最後にはきちんと繋がるのはさすがです。

韓国映画にはゆで卵を食べるシーンが多いいけど、いい作品が多くね?