楽しみにしていたグランド・マスターを観た。
感想は、期待が大きすぎたからか、ちょっとという感じ・・・。
ウォン・カーウァイ監督らしく、映像は凝った作りなのだが、ストーリー展開が分かりづらい。
一緒に観に行った相方は、前半寝ていたらしく、途中で訳分からんとつぶやいていた・・。
1930年代の中国武術が、技を競って乱立していた時代から、戦争で暗黒の時代へと展開していく。
トニーレオン演じる詠春拳の宗師・伝説の武術家・葉問(イップ・マン)
この人は実在の人物で、ブルースリーの師匠だった人。
そして当時、南北に分かれていた中国憲法を統一しようとした八卦掌の宗家 ゴン・パオセン。
しかし、ゴン・パオセンは八卦掌と形意拳を融合させた後、形意拳の弟子のマーサンに殺されてしまう。
ゴン・パオセンの娘、チャン・ツイィー演じるルオメイは、父の仇を討つため、幸せな結婚もイップマンに抱いていた淡い恋心も封印し、拳の道を選択する。
そしてもう一人、特務機関にいた謎の男 チャン・チェン演じる一線天(カミソリ)。
ここで役者も揃い、真のグランド・マスターを巡って戦うのかと期待したのだが・・・。
戦争で日本軍が侵攻し、街を破壊、家族もばらばらになり、運命に翻弄され戦わず終い。
という中途半端にフラストレーションが溜まる映画でした・・・・。
多分、コンセプトとしては、「愛と宿命」ということなのだが、実話でもあり、あまり過度な脚色できなかったのかも知れない。
しかし、4年間この映画のために修業を積んだトニーレオンの功夫技。
チャン・チェンが使う、現存する中国拳法では最強と言われる八極拳は見ごたえ十分。
そしてチャン・ツイィーの華麗な技と、凛とした美しさは見惚れてしまう。
なのでカンフー映画が好きな人なら、充分映像美を楽しめる映画です。
来週は『G・Iジョー』が封切られるのが楽しみだが、その翌週はカンヌ国際映画祭のオープニングを飾った米国文学の金字塔 レオナルド・ディカプリオ主演の『華麗なるギャッビー』と続く。
もう梅雨に入り、じめじめした天気が続くし、今月は映画三昧で過ごそうかな・・。