MAGICのブログ -16ページ目

MAGICのブログ

ブログの説明を入力します。

『JIMI:栄光への軌跡(原題:All Is By My Side)』を観た。



多くのミュージシャンに多大な影響を与えた、伝説の天才ギタリスト、ジミー・ヘンドリックスの伝記映画。



観る前から、楽しみで仕方なかった。



ジャズでは、これまでも、盲目の天才ミュージシャン、レイ・チャールズの一生を描いた伝記映画『レイ』。


以前のブログにも書いたが、ジャズ・サックス奏者にしてビ・バップの創始者であるチャーリ・パーカーの生涯を綴った映画『バード』などが、ある。



しかし、ロックミュージシャン、ロックギタリストにとっては、ジミーヘンドリックスは決してはずせない。



どのくらい凄いかと言うと、



「ローリングストーンズ誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において、第1位に選ばれている。


ブラジルのメタル専門誌『ROADIE CREW』が行った「HR/HM系ミュージシャンの選ぶギタリスト・ランキング」「ギター・マガジン誌が選ぶ! 史上最も偉大なギタリスト100人」でも1位となっている。



そして世界の3大ギタリストのエリック・クラプトンやジェフベックですら、「ジミーの演奏を聴いて廃業を考えた」というコメントをしたらしい。


ローリングストーンズやビートルズのメンバーも足繁く、ジミーのステージを聴きに行っていたらしい。



またジャズ界の大御所、マイルス・デイビスまでもが、最大級の賛辞を送っている。



それまでプロのミュージシャンの間では、ギブソンのギター全盛だったが、ジミヘンの影響で、フェンダーのストラトキャスターが、一躍主流になった。



またファズやディストーションと言ったエフェクターを駆使し、大音響でギターをかき鳴らす現代のロックシーンは、ジミヘンが作ったと言っても過言ではない。


今では、多くのロックミュージシャンがステージでやるが、ギターを歯で引いたり、火をつけるステージ・パフォーマンスもジミヘンがパイオニアなのである。



あのヘアスタイルやサイケデリックなファッションも、時代の先駆者だった。



何より、あの卓越したギターフレーズ、インプロビゼーション(アドリブ)能力は、まさに不世出の天才だった。




そして、驚くべきは、27歳の若さでこの世を去り、4年間の活動だけでこれだけの足跡を残したことだ。




う~ん、自分が好きなミュージシャンだと、どうしても饒舌になって、前置きが長くなってしまった。




ただ、映画の出来は今ひとつ・・。



主演を務めたのは、『アウトキャスト』のアンドレ・ベンジャミン。



ジミヘンは、左利きのギタリストだが、アンドレは映画のために毎日8時間、左で弾く練習を続けたらしい。




なので、演奏やジミヘンの癖をよく捉えて、素晴らしい演技だった。



が、しかし、遺族の著作権の問題もあるのか、生前の本人の音源は全く使用されていない。



なので、ジミヘンの特徴である、音の歪みが少なく、あまりにも音がクリーン過ぎた。




そしてジミヘンが、デビューして渡英してからの2年間の軌跡なのだが、女性関係にスポットが当てられすぎて、根っからのジミヘンのファンにとっては物足りない内容である。




ロックミュージシャンは、酒と女とドラッグは付きもので、27歳でこの世を去ったのもドラッグと言われているが、真相はわからない。




最近、仕事が忙しく、ギターも埃を被っていたが、久し振りにフェンダーのテレキャスターを思い切り、弾いてみた。



ジミー・ヘンドリックスには、足元にも及ばないが、「Purple Haze(邦題:紫のけむり)」は時代を超えた名曲だと再認識させられた1日でした。


『JIMI:栄光への軌跡』ティザービジュアル ©MMXIII AIBMS, LLC. All Rights Reserved.








映画『American Sniper:アメリカン・スナイパー』を観た。



AFI (アメリカン・フィルム・インスティテュート)アワードで、2014年ベスト映画を受賞した話題作。



主人公はイラク戦争に4度従事し、米海軍・特殊部隊ネイビー・シールズに実在したスナイパー クリス・カイル。



そのクリス・カイルの自叙伝「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」が原作。



当初、スティーブン・スピルバーグが監督という話もあったらしいが、80歳を超えて健在のクリント・イーストウッドが監督を努め、ブラッドリー・クーパーが主演。



「プライベート・ライアン」を抜いて、戦争映画としては、史上最高の興行収入額を叩き出し、オープニングでは、全米で「アバター」超えの成績を達成した。



4度のイラク戦争への従軍の戦争シーンは迫力があり、後に過激派組織ISILへと変貌するテロ組織との息詰まる戦闘シーンは圧巻。



特に敵の1000m級の射撃を行う、元射撃オリンピック選手の敵スナイパー「ムスタファ」と遭遇し、以後何度も死闘を繰り広げる。



サブタイトルにあるように、国家のために戦い、160名ものテロリストを射殺する。



そして、「ムスタファ」との対決に勝利し、ついに殺された友の敵を討つ。




ただ、このテーマはあまりにも重い。




国家のため、友を守るために、戦うのだが、戦場から戻る度に、カイルの心が壊れていく。



『正義』の定義は、立ち位置によって代わる。



「国家を守る」使命と、「愛する家族を守る」責任、どちらが重いか。



果たして、戦争とは何か。



いろいろ考えさせられる映画だった。



そして、退役後、家族の元へ戻るが、心は戦場へ残したまま、普通の生活に戻れない。



そして、帰還した軍人の心のケアの仕事にようやく、自分の居場所を見つけたのも束の間、PTSD(心的外傷ストレス症候群)の帰還兵に射殺されてしまう。



ラストシーンは、全く無音のテロップでこの事実だけを淡々と伝える。



このラストは、戦争を肯定するでもなく、非難するわけでもなく、クリント・イーストウッドの無言の国家が決めた戦争へのアンチテーゼだったのだろう。








今年も明日、2015年米国アカデミー賞が、発表される。


が、しかし毎年、米アカデミー賞授賞式の前日に、その年の最低の映画作品や俳優を選出するラジー賞、こと『ゴールデン・ラズベリー賞』の授賞式が、行われる。


そして、今年は最低主演女優賞に「ジ・アザー・ウーマン」と「セックス・テープ」のキャメロン・ディアスが選ばれた。



伝統ある映画の祭典、アカデミー賞の前日に真逆の最低映画作品を選出するなどと、いかにもパロディの大好きな米国らしい。



このラジー賞:『ゴールデン・ラズベリー賞』は今年、何と35回目を迎える。



毎年アカデミー賞の行方で盛り上がっている前夜、ハリウッドのルーズヴェルト・ホテルで開催され、その年の最低の映画を決めるという冗談半分に設定された映画賞。



同賞は、1981年にハリウッドで映画の宣伝、広告を行っていたジョン・ウィルソンが考案したもの。



世界8ヶ国の評論家やジャーナリストなど、ゴールデンラズベリー賞財団の500人ものメンバーによって決定される。




アカデミー賞の『オスカー』に対抗して、受賞者には8mmフィルム缶の上に、金色のラズベリーをかたどったトロフィー(ゴルフボールに金色の巻紙の手製で時価、約4ドル)が授与されるらしい。



が、しかし受け取りに来る受賞者は滅多にいない。



かつて、「ショーガール」で監督のポール・ヴァーホーヴェンが、授賞式に本人が受け取りに現れて大絶賛を浴びた。



そして、俳優としては、黒人初のアカデミー賞女優の、ハル・ベリーが、「キャット・ウーマン」で授賞し、堂々と授賞式に現れた。



そして片手にアカデミー賞の『オスカー』、片手にラジー賞の金のゴルフボールのトロフィーを持って、素晴らしい授賞スピーチを披露した。




そして、記者から、なぜこんな最低女優に選ばれた、恥ずかしい賞を受け取りに来たのか、質問された。



そして、ハル・ベリーは、黒人として差別を受けて来たが、母親にいつも言われた言葉があるらしい。




『胸を張って負け犬になれないものは、勝者にもなれない。』