今年も明日、2015年米国アカデミー賞が、発表される。
が、しかし毎年、米アカデミー賞授賞式の前日に、その年の最低の映画作品や俳優を選出するラジー賞、こと『ゴールデン・ラズベリー賞』の授賞式が、行われる。
そして、今年は最低主演女優賞に「ジ・アザー・ウーマン」と「セックス・テープ」のキャメロン・ディアスが選ばれた。
伝統ある映画の祭典、アカデミー賞の前日に真逆の最低映画作品を選出するなどと、いかにもパロディの大好きな米国らしい。
このラジー賞:『ゴールデン・ラズベリー賞』は今年、何と35回目を迎える。
毎年アカデミー賞の行方で盛り上がっている前夜、ハリウッドのルーズヴェルト・ホテルで開催され、その年の最低の映画を決めるという冗談半分に設定された映画賞。
同賞は、1981年にハリウッドで映画の宣伝、広告を行っていたジョン・ウィルソンが考案したもの。
世界8ヶ国の評論家やジャーナリストなど、ゴールデンラズベリー賞財団の500人ものメンバーによって決定される。
アカデミー賞の『オスカー』に対抗して、受賞者には8mmフィルム缶の上に、金色のラズベリーをかたどったトロフィー(ゴルフボールに金色の巻紙の手製で時価、約4ドル)が授与されるらしい。
が、しかし受け取りに来る受賞者は滅多にいない。
かつて、「ショーガール」で監督のポール・ヴァーホーヴェンが、授賞式に本人が受け取りに現れて大絶賛を浴びた。
そして、俳優としては、黒人初のアカデミー賞女優の、ハル・ベリーが、「キャット・ウーマン」で授賞し、堂々と授賞式に現れた。
そして片手にアカデミー賞の『オスカー』、片手にラジー賞の金のゴルフボールのトロフィーを持って、素晴らしい授賞スピーチを披露した。
そして、記者から、なぜこんな最低女優に選ばれた、恥ずかしい賞を受け取りに来たのか、質問された。
そして、ハル・ベリーは、黒人として差別を受けて来たが、母親にいつも言われた言葉があるらしい。
『胸を張って負け犬になれないものは、勝者にもなれない。』