全てがきらきらしている世界
私と正反対の世界
幼稚園のときの思い出。
「ねぇ、美羽ちゃん!遊ぼうよ!」
病弱だった私と遊んでくれた…
け…
けん…と…
「ほら早く!」
「待って!待って!」
――ガタッ
全てがきらきらしている世界
私と正反対の世界
幼稚園のときの思い出。
「ねぇ、美羽ちゃん!遊ぼうよ!」
病弱だった私と遊んでくれた…
け…
けん…と…
「ほら早く!」
「待って!待って!」
――ガタッ
あのとき、レントゲン室に向かってなかったら
あのとき、あそこでぶつかっていなかったら
君と再会することなんてなかったんだ。
ねぇ、これって偶然なのかな?
それとも、必然?
神様だけが知っている、私たちの真実。
―――――え?
私のこと、知っている人なんて
ほとんど外出しないし
あまり会話もしないから
誰も知っているはずないのに…
「俺だよ俺!っつってもだいぶ昔のことだからなぁ…
健斗だよ!覚えてる?」
け…んと…?
必死に思考を巡らせたけど
…思い出せなかった。
「すいません…わかりません。
人違いじゃないですか?」
「美羽ちゃん、早く行くよ!」
「あ、はい!じゃぁ…」
「え、ちょ!?」
戸惑っている彼を残し
私はレントゲン室に向かった。
どしんっ
曲がり角で、誰かとぶつかった
運動をまともにしていない私は
すぐに倒れてしまう。
「うわ!ごめん!大丈夫?」
「いたた…」
こんなに急いでいるなんて
誰だろうと思って見上げたら
多分同い年ぐらいの男の子。
かっこいい顔してるなぁ…
一瞬ぽーっとしてしまった。
「…あれ?なんか…
え、美羽ちゃんじゃない!?」