どしんっ



曲がり角で、誰かとぶつかった


運動をまともにしていない私は

すぐに倒れてしまう。


「うわ!ごめん!大丈夫?」



「いたた…」



こんなに急いでいるなんて


誰だろうと思って見上げたら

多分同い年ぐらいの男の子。


かっこいい顔してるなぁ…


一瞬ぽーっとしてしまった。




「…あれ?なんか…



え、美羽ちゃんじゃない!?」