STEAM英語

STEAM英語

-ルール通りの英語-
英語を勉強するのではなくて、英語を知ってその中身を楽しもう

昨日8月4日、STEAM Days in Tokyoが開催されました。

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STEAM Days in Tokyo - 新しい学びを考える日 - 2025(実験体験ワークショップ) | Peatix

来年は、さらに枠を広げての開催が予定されているそうです。

 

武藤恭之先生の基調講演に深く共感

今回の基調講演は、工学院大学の武藤恭之先生。
そのお話は、私たちSTEAM ENGLISH LAB.の活動と深く通じるもので、とても印象に残りました。

  • 科学的な思考力や表現力の大切さ

  • 1つの問題にじっくり取り組む経験の重要性

  • 仮定と結論を区別して考えよう

  • 「手を動かす楽しさ」を「科学的分析へつなげる」視点

大切なキーワードがいくつも散りばめられており、私たちにとって大きな励みとなる講演でした。

 

STEAM ENGLISH LAB.のワークショップも開催!

私たちSTEAM ENGLISH LAB.も、ワークショップのひとつを担当させていただきました。

内容は、「あるトリック(※後日ホームページで公開予定)を英語で説明してみよう」というもの。
今回は、特にサイエンス分野で有効な英文作成の手法をひとつご紹介し、先生方にも実際に課題に挑戦していただきました。

この方法は、これまでの授業でも実践してきたもので、
一般英語にも応用でき、英語が苦手な生徒さんにも大きな助けになると確信しています。

「この方法」についてはいずれ公開できる際にまたアナウンスします。

 

英語でSTEAM!?――科学技術英語を英語教育に取り入れるススメ

 

私たちは「英語教育に科学技術英語を取り入れたい!取り入れてほしい!」という思いで活動しています。


科学技術英語は堅そうに聞こえますが、これがとってもおもしろくて、将来のためにも役に立つのです。

 

まず一つ目の理由は、大人になってから本当に役に立つということ。
今や、科学、技術、医療、環境、ものづくり――どんな分野でも世界の共通語は英語です。ちょっと専門的な英語を知っておくだけで、世界中の情報にアクセスできたり、研究発表や国際交流にも自信が持てたりします。

 

二つ目は、今の英語の授業に魅力を感じていない子たちにも、新しい入り口をつくってあげられるということ。

英語が苦手でも理科の実験が好き、ものづくりが得意――そんな子には「科学を通して英語を学ぶ」ことが、ぐっと身近な学びになるんです。

 

そして三つ目。AIが文章を書いてくれる時代だからこそ、「自分の頭で考えて話す・書く力」が大事であり、この力の養成に科学技術英語が役立つということ。
英語という言語は、日本語よりも「論理的でスッキリした表現」が求められます。英語でSTEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)を学ぶことで、子どもたちは自然に「考えを筋道立てて表現する力」や「読み解く力」を伸ばすことができます。

 

最近、やっとSTEAM教育への関心も高まってきて、「教科の枠をこえて学ぶ」動きが少しずつ広がっています。

そして、STEAMの世界では、やっぱり英語が“基本言語”です。

だからこそ、「英語×STEAM」の組み合わせは、今の時代にぴったりの学び方なのです。

 

難しそうに見える「科学技術英語」も、子どもたちの目で見て・触れて・考える学びの中でなら、必ず楽しく身についていきます。

抽象的なあやふや感のない、simple&strongな英語です。


未来につながる「わくわくする英語」を、STEAMの世界から広げていきたいと考えています。

STEAM ENGLISH LAB.

☆注意:現在、レッスンプランも無料でお渡ししています。

担当者によると自動返信ではないようなので、レスポンスに少し時間がかかる場合がございます。

これまでにリクエストされた方には届いているはずですのでご確認くださいませ♪

 

 

さて、STEAM英語、科学技術英語を書くとなるとハードルが高いように感じます。

 

この机の長さは2メールある。

この内容を英語にしながら体験してみましょうか。

 

日本語からの英作文をすると

There is や  The length  を冒頭に置きたくなりますね。

 

STEAM英語の大事なポイントを1つご紹介しましょう。

「物(主語)に性質/特徴がある」という観点をいつも意識し、この順序で英語にするのです。

 

この机の長さは2メールある。

物とは全体の大きな枠組みです。ここでは机です。

その枠組みに様々な性質や特徴があります。ここでの特徴は長さが2メートルという部分です。

そこで、

The desk has a length of 2 meters.

という基本パターンが使われるのです。

 

もちろん英文は前後関係にもよりますので、

The length of the desk is two meters.

がベターな場合もありますし、

 

The desk is two meters long.

という学校で習うパターンも〇です。ただこれはやや口語的。

 

おすすめは

The desk has a length of 2 meters.

です。

これは論文、報告書、仕様書、特許明細書などでも通用する、正確で汎用性の高い基本的文型の1つです。

 

[物] + has + [a+ 特性名] + of + [数値・単位]

  • The roll has a diameter of 25 millimeters.

  • The container has a volume of 100 liters.

  • The wire has a resistance of 2 ohms.

  • The box has a depth of 10 centimeters.

  • The ball has a weight of 500 g.

  • The solution has a temperature of 60 degrees Celsius.

  • The tower has a height of 50 centimeters.

などなど、たくさんの例が挙げられます。最後の例は、私たちの教材、スパゲッティタワーでも活用できますね!
 
STEAM英語は客観的な記述をする分野の英語です。
慣れていきましょう。
 
 

 

 

 

 

 

 

私たちの法人は、2つの事業を中心に活動を展開しています。

(1)知的財産の海外手続きサポート事業

(2)STEAM英語教育事業

の二本立てに基づいています。

 

知財業務について

日本の企業や弁理士の皆様が海外での出願をスムーズに進められるよう、現地の代理人とをつなぐ架け橋としての役割を果たしています。

また、米国の特許事務所、United IP Counselors, LLC (unitediplaw.com)のパラリーガル業務も担当しています。

特許の翻訳、出願、OA対応、登録、さらには登録後の管理までをお世話する業務です。

 

STEAM英語教育事業について

現在、英語または理科の先生方に向けたテキスト冊子を制作に向けて動いています。

内容としては、

・教科横断型(英語と理科)の授業展開を可能にし、

・学校、課外活動、塾学習において即実践につなげられ、

・生徒の自由な発想、自由な発話および記述を促すことができる

ものになっています。

すでにレッスンとして実践していただいているので、より広い先生方にご活用いただけたらと思っています。詳細なレッスンプランが付属しています。

全ユニットにワークシートが含まれており、この内容を応用することで、中高生向けの授業にも対応できる柔軟さを持っています。

 

 

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(1)   も(2)も、一見すると派手さはないかもしれませんが、確実に誰かのお役に立てる大切なサービスです。

できる限り多くの方々に寄り添い、私たちが持つ知識を広く届けたいと考えています。

その一歩一歩の積み重ねが、この小さな法人の品格を形づくるものとなることを願っています。

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