音楽と競馬、思ったことを書いて行きます -52ページ目


音楽と競馬、思ったことを書いて行きます

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2012/7/21

西本願寺の御影堂でのソロコンサート。困難なロケーションでのコンサートでしたが、運営は素晴らしいですね。相愛大学・本願寺スタッフの皆さん、ご苦労様でした。10時過ぎに行ったら1番乗り。お陰様で最前列で観賞させて頂きました。畳敷きの会場は、1時間のコンサートとは言え少々辛い環境です。暑さがそれ程でもなかったのが幸いでしたが。

みどりさんの衣装ですが、この暑さですし、あんなにピシっとしたドレスでなくても良かったのに。いきなり演奏を始められたのでビックリしたんですが、一言お声もお聞きしたかったですね。音量が控えめで、PA使っていませんので、後ろの方で聴いていた方には気の毒だったかもしれませんが、無料コンサートと言うことで、まあ仕方ないんでしょうか。テンポは全体的に速めで、ちょっと忙しなく感じました。繰り返しの場所でいろいろと即興を入れておられたんですが、それがかえって流れを阻害しがちになってしまい、効果がもう一つに感じ、幾分空回りしているような印象も受けました。ヴィブラートを控えめで弾かれていましたが、あれが今の彼女のスタイルなんでしょうか。バッハのCDを聴いていませんので、良くわかりませんが・・・。それもあって、この日はちょっとこじんまりした演奏のようにも感じました。パルティータ第2番の「Corrente」の付点音符あたりの弓使い、慣れない逆弓だったからかも知れませんが、ちょっと違和感を感じました。あのボウイングで弾いている人はそういないと思います。音符の重点が拍とは逆になってしまいましたが・・・。

無料コンサートなのに、立派なパンフレットを頂きました。演奏後、握手会が開催されたようですが、長い列が出来ていましたので、遠慮させて頂きました。まあ貴重な体験をさせて頂きました。昨日は1万円の料金でしたが、昨日聴きに行かれた方は、さて満足されたのでしょうか・・・。


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2012/7/8

寺井尚子さん、聴く度にますます円熟さを増して行きます。大勢のファンが付いているのがわかりますね。無駄なおしゃべりは一切なし、聴衆に対して演奏だけの「直球勝負」。気持ち良いですよね。本番のステージに入ると、音楽に没入して一切手抜きのない演奏。ノリも選曲も言うことありません。風格・余裕、何と言って表現したらよいのでしょう。この人の域に達すると、ステージで何がおきても平然と通り過ぎるし、普通のお客さんだったら、事故もなにも全く気付かないんじゃないでしょうかね。音楽や細かいパッセージが身に沁みついていて、ちょっとやそっとのことでは崩れないんですよね。メンバーが固定されているのも大きな要因だと思います。馴染みの無い曲は、一般のお客さんには少し難しくって退屈されたかも知れませんが、こういうコンサート形式のライヴで試すのは許されますよね。アンコールもお約束の曲で演奏も万全。「金鳥」さんのオマケまで付いていました。これで2,000円は申し訳ないですね。ピアノの北島さん、ちょっとお年を召したでしょうか。かなり気になるミスタッチが多かったですね。

あとから入って来た客、酷いマナーです。座席を下す時からして気遣い無し。金属製のチェーンでまいた腕時計をはめた手でウチワをずっとバタバタバタタバタバタバタ・・・・・・。うるさいの何のって。変なところで素っ頓狂な声を上げたり、タイミングの悪い曲中での拍手・手拍子は顰蹙ものですよ。あああ、この人ひとりのために、まわりの雰囲気は台無しです・・・。演奏曲目表示が昨日の使い回しと言うのはご愛嬌。


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2018/7/18

2012年にブログを始めましたが、その頃から読者になって下さった方から、「もうそろそろ、以前掲載していた記事を再掲しては」とのご要望を頂戴しました。私を追いかけ回す「頭のおかしい男」のこともありますが、その男とはあまり関わりのないような無難な記事を、以降、再掲させて頂こうと思っています。ご一緒の時を過ごさせて頂いた方も多く、楽しみに観て頂けるかも知れません。あまり期待せずに、気長に再掲をお待ち下さい。

再掲・第一弾は、この記事です。この催しで、ヴァイオリニスト・江口 純子さんと初めてお目にかかり、以降、とても仲良くさせて頂いて来ました。そんな懐かしい記事です。この時のオケは、日本センチュリー交響楽団の皆さんでした。もう6年も前の事になるんですよね・・・。


2012/7/29

いやあ、今日も暑かったですね。この炎天下の中、「大阪ひびきの街」のイベントに参加して来ました。運営は良く頑張ってくれていたんですが、梅雨明けのこの時期に屋外での生楽器を使ったイベントは無理がありますかね。ブラスバンドだけだったらわかるんですが、弦楽器は表面のニスが剥がれたり、弦が切れたり、トラブル続きになります。でも久しぶりの楽器を弾くイベント、楽しかった。イベントの合間に久石譲さんとお会い出来ました。また、いろんな方とお知り合いになれたり、知人同士が共通していたり、この世界は狭いですね・・・。CMは8月中旬から放映されるそうです。映っているかなあ・・。

 

毎年、日本音楽コンクールの前の時期になると、予選出場予定者の方が、その年の課題曲を事前に弾いて置きたいと言う趣旨での公演が多く開かれます。通常行われる公演と違い、プログラミングが散漫になりがちですし、公演を通じての選曲の「意図」も感じられ難く、それを知らずに聴きに伺う聴衆には、なぜこのような選曲なのかがわかりません。これは彼女に限りませんが、せめてコンクールとは関係の無い曲を挟むなりされ、奏者としての「矜持」のようなものを示して欲しいようにも思います。

 

彼女のヴァイオリンは、ソロではありませんが「スーパーキッズ」の頃からお聴きしていますし、ソロもこれまで2度程お聴きしています。また、私の娘が東京に住んでおり、昨年、彼女のシベリウスの協奏曲を聴かせて頂きました。

 

さて、彼女のヴァイオリンですが、とにかく音が太く、艶があります。東京芸大の澤 和樹学長の往年の演奏を彷彿とさせるような、そんな感じもします。他方で、音色的な引出しや音楽的な味わい、またヴァイオリンと言う楽器の持つ、独特の「切れ味」のようなものに幾分か不足するような印象で、曲を通してお聴きすると、少し飽きてしまうと言うような感じもあります。

この日の演奏は、正直申し上げ、まだ人前で披露されるには、かなり練り込みが足りないように感じました。その中では、モーツァルトの協奏曲の軽さは心地よく、タルティーニも水準を上回る演奏と感じました。一方で、パガニーニの8度の部分は、音を置きに行っているような印象で、音楽的な趣きが更に欲しいと感じましたし、ドビュッシーも、曲の持つ透明感、音色の多彩さ、曲の持つスムーズさ、曲を通じての見通しの良さのようなものが今一つ感じられ難く、今後コンクールまでの一か月間で、更に練り込む必要があるのではと感じました。イザイも、曲の持つスケール感が、幾分感じられ難かったでしょうか。

コンクール前の試奏を兼ねた公演をお聴きする時の難しさを感じた、そんな公演でした。星良さんの、本番での素晴らしい演奏、そして結果を、心より願っています。

 

イザイの譜面に、サインを頂きました。星良さん、ありがとうございました。

7/14

たった1年ぶりと言うのに、彼の吹く音楽は、大きく変化・進化していました。音色は随分と洗練され、昨年お聴きした時の印象とはかなり異なった印象を受けました。

プロコフィエフのソナタ、何の変哲もない、どちらかと言うと冷たい肌触りで以って淡々と進んで行くような演奏で、この曲の持つ面白さを聴かせると言うよりは、作曲家独特の音列・音符を丁寧に描いて行くことにより、この曲がどのような側面を持つ曲なのかと言う、彼なりの提示が良く出来ていた演奏。ピアノを弾かれた鈴木 華重子さんの連携も申し分なく、譜面が眼前に現れて来るような、いわゆる「アカデミック」とも言えるような演奏でした。アンデルセンでの涼しげな音楽も、プロコフィエフに続く音楽として、とてもまとまりの良いプログラミングでした。

後半のモーツァルトですが、意外にもルバートを多用、情感を表に出し、古典の曲と言う枠を超えるような、かなりロマンティックな演奏でした。終演後、ヴァイオリンを弾かれた西尾 恵子さんとお話させて頂きましたが、もちろんその指示はユ・ユアンさんからのものだったそう。曲の持つインティメイトな側面を、彼なりに際立たせたんでしょうか。演奏そのものは良くまとまり、曲そのものの良さを再認識されられました。第3楽章まで全て繰り返しをすると言う徹底した姿勢も、大きく評価したいですね。ウェーバーは初めて聴く曲でしたが、「魔弾の射手」などで聴かれるウェーバーらしい音節の繰り返しも聴こえ、チェロの伝田 正則さんの寄り添った演奏も相まって、これも聴き応えのある演奏でした。そして、大変レアな弦楽三重奏をバックにした「カルメン幻想曲」、これは文字通り「物凄い」演奏でした。ピアノに比べ、弦楽器はフルートの音色に親和性があり、当然4つの楽器の音が程良く溶け合い、弦楽器の皆さんとのコンタクトも十分、極上のアンサンブルとして、これまた大変楽しめました。アンコールのバッハも、彼の品の良さが十分に表れ、繰り返し部分でのアドリヴ・装飾音符も楽しめました。

ステージマナーも大変素晴らしく、彼の人間的な器の大きさを見た感じです。

これからは、世界中から引っ張りだこになるでしょうし、そう度々彼の演奏をお聴き出来ないとは思いますが、機会がある毎に神戸の地を思い出して頂き、また素晴らしい演奏を聴かせに、帰って来て欲しいものです。

 

 

7/13

今月、最も楽しみにしていた公演のひとつ。一年ぶりに、彼とお会い出来ました。

昨年行われた「第9回神戸国際フルートコンクール」で、最高位を獲得された、ユ・ユアンさんのリサイタルを聴きに伺いました。

 

コンクール時の記事は、以下の通り。

一次予選 https://ameblo.jp/magic1963/entry-12305106354.html

二次予選 https://ameblo.jp/magic1963/entry-12305113509.html

三次予選 https://ameblo.jp/magic1963/entry-12305114279.html

本選 https://ameblo.jp/magic1963/entry-12305114798.html

 

今日は、ピアノと弦楽三重奏を、自身が自由に組み合わせての、ボリュームたっぷりで、ヴァラエティに富んだ、今彼が吹きたい曲がこれでもかと集められたプログラム。特に、「初聴き」のウェーバーのトリオ、そして、大変珍しい弦楽三重奏を引き連れての4人での「カルメン幻想曲」が、取り分け「聴きもの」だったでしょうか。詳しい感想は、また後日追記したいと思いますが、一体いつになることやら・・・。

 

終演後、彼とお話したい聴衆でロビーは溢れ、今日は、おとなしく楽譜にサインだけ頂いて帰りました。ご一緒の写真は、昨年たくさん撮って頂きましたし。

ユ・ユアンさん、そして共演された皆様、本当にお疲れ様でした。