最後の直線に入るカーブ、二人の選手。因縁が残ったなあ....
ノルウェーの選手とロシアの選手。ともに、ジュニア時代からのライバル同志、仲も良く、この大会が終えたら、ロシアの選手は自分の結婚式にノルウェー選手を招待する予定らしい。
この競技は、マラソンみたいに大会を締めくくるノルディック競技の大トリです。
ご存知のように、ノルウェーは「ノルディック」と命名されるようにクロスカントリースキーが伝統の国技。今大会も20個以上の金メダルを、各種目で獲得しています。
ずうっと先頭集団を引張てきた5人のノルウェー選手と一人のロシア選手。最後の1周。その後半、ロシア選手が集団のトップに出る。
そのままの勢いで、ゴール前の直線コースに入ろうとしたカーブ、追ってきたライバルの選手が猛然とアタック。スプリント勝負になった。
ロシア選手は、右側から抜こうとするノルウェー選手を抑えるため、一番右端のコースを選んだ。しかし、ノルウェー選手はかまわず、強引に、その右外側から追い込んできた。二本のスキー溝のないコースだ。
その瞬間、ロシア選手の後ろへ突き込んだ右ストックが、
ノルウェー選手の左ストックに当たって、折れた!!
1本しかないロシア選手は、ダブルストックのノルウェー選手に抜かれ、さらにその後ろから来た、もう一人のノルウェー選手に抜かれ、金メダル目前で、3位に落ちてしまった。
この1位、2位を争った二人はジュニア時代からの仲良しである。
1位のノルウェー選手は、ゴール横のフェンスにもたれて、
うなだれている3位のロシアの選手の肩を叩きに行くが、納得のいかないロシア選手。
問題はここからである。なんと、1時間以上も正式『結果』が出ない状態になってしまった.... ロシアチームから抗議が出て、さらに反論としてノルウェーチームから抗議が出て....
審判がビデオ判定を繰り返し、やっと1位のノルウェー選手が追い越し時のルール違反で失格。
繰り上がりで2位のノルウェー選手が金メダル。
ロシア選手は銀メダルという『結果』になったのです。
判定が出るまで、離れたところにいる二人の選手をテレビカメラが映し出すのだが、お互いに複雑な顔をしている。
今後この二人どうなるのだろうか...?