鎌田洋次(漫画家)のブログ

鎌田洋次(漫画家)のブログ

作品紹介、草野球など諸々。

 昔の映画ことを書いていて、思い出したのが「京一会館」。

京都での学生時代、この映画館にはよく通いました。

 

 京福電鉄、一乗寺駅近くのスーパーか八百屋か何かの二階にあって、道路脇のコンクリートの階段を上がるとすぐに、売店とドアが見えてくる、タバコの匂いと埃くさい匂いがする映画館でした。昔は映画館には独特の匂いがありましたね。

 

 京都では銭湯に行くと、京一会館のポスターが貼ってあり、週毎に上映内容を知らせていました。

 ATG(アート・シアター・ギルド)作品や映画監督ごとの特集など、いろいろな特集があって、土曜のオールナイトには本当によく通いました。

 

 お金が無かったので、自転車で、上賀茂警察署(今まは北警察署と言うらしい)の近くの学生寮から20分ぐらいかかって夜半に出かけて行ったことを覚えています。 また、いつもは売店でサンリツ・パンなどを買って齧って観ていましたが、それも勿体ないなと気づき、スーパーで菓子パンなどを買って行ったこともあります。

 京一会館はもう随分前に無くなったみたいです。

 

 懐かしい思い出です。

 

 

 

 

 1970年封切りのこの映画、実際に観たのは随分後の予備校時代っだたかもしれない。ライアン・オニール主演関連で『バリー・リンドン』と2本立てだったかもしれない....ああ...

記憶が薄い ...

 

  この映画、始まりが冬の野外のスケートリンク。そこに向かって座っている男の後ろ姿から始まります。やがて本編が始まり(回想シーン)そして最後にまたスケートリンクに戻ってくるという構成でした。(...しばらく観ていないから自信がないけど、多分間違いはない..)

 

 この構成、野球漫画の「読み切り」を描くのに大変役に立ちました。当時、読み切りものは32pとか36pとかで依頼され、その中で話を完結しなければなりませんでした。

 

 野球漫画だから野球だけを描いていれば良いのではなく、

何か心に残る内容のものをと、私は七転八倒していました。

 

 しかし、得意の野球シーンを丁寧に追っていくと、あっという間にページ数が足りなくなります。主人公の気持ちの表現が薄くなる。

 

 そこでこの回想シーンを使った構成です。例えば夏の大会、最後の試合から、いきなり主人公の肝へ、または卒業式後の部室の主人公から、いきなり球場の試合の肝へと場面を飛ばせます。ページ数を使わず内容の濃さを追求できます。

 

 私にとって大変参考になった映画の一つです。

 

 ただ、回想シーンの使い過ぎは、読み手の臨場感を削ぐので注意しなければなりませんがね。

 

 

 

  

  

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 そして、私を含めてだが...人間は愚かだ。

 

 どんなに兵器が発達しても、戦争は人と人との殺し合いだ。

戦争は人間を狂気にする。

 

 虐殺、性暴行、破壊、「戦争犯罪」というけれど、戦争そのものが人類に対する犯罪だ。

西側の国々は、なぜ、そこまで踏み込んで語らないんだろ。

「戦争」と「犯罪」を分けなければならない理由があるのか?

 

 前にもこのブログで書いたが、経済制裁では、ロシアの国民の

怒りは、為政者には向かわない。

 太平洋戦争でもそうだったが、日本の国民は誰も天皇が悪いとは言わなかった。

 

 願わくば、真実を知っているロシア国民に立ち上がってほしい。この戦争を終わらせるのは、あなたたちしかいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1970年、私はこの映画を封切りで観ていません。当時、町の映画館は日活のピンク映画に変わっていたし、中学生で、野球に没頭していたからだろうか? 実際に観たのはずーと後の、予備校か、大学生になってからだと思います。

 ただ、映画音楽だけはラジオのFMで何度も聴いていました。

そして、勝手にイメージを膨らましていたのでしょうね。

 

 冬の部活の帰りに、凍った雪の道をカリカリと踏みながら、藍色のグラデーションの空と彫刻刀で彫ったような黒い木々が重なって... この曲が頭の中に流れると、なんだか物悲しい気持ちになっていました。

 

 同時期に大ヒットした『ある愛の詩』も封切りには観ていません。この主題歌もFMで何度も流れていました。

 

 当時、映画を観てないで、主題歌だけでイメージしていたものがいっぱいあります。『避暑地の出来事』『慕情』『男と女』『愛情物語』『ドクトル・ジバゴ』『アラビアのロレンス』

.....  あげたらキリがない。

 

 

 

 

 

 

 ウクライナの国旗の色は上半分が青色、下半分が黄色。

私は「空」と「ひまわり」の色だと思っていました。

というのも映画『ひまわり』のロケ地がウクライナだと聞いていたので、その印象が強く残っていました。 (本当は空と麦だそうです)

 この映画1970年のイタリア作品。ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤン二の主演です。 第二次世界大戦中、イタリア人の夫がソ連へ出兵。やがて戦争が終わり、生死不明まま帰国しない夫をイタリアから妻がウクライナ地方へ探しに行くというストーリーです。

  この映画の音楽を聴くと、なぜか北欧の青暗い冬のイメージが浮かんできます。「ひまわり」なのに...

同時に中学や高校の冬の夕方、下校時の雪が積もって、カリカリに凍った青い道が思い出されます。