実は図書館からドストエフスキーの「白痴」(光文社古典新訳文庫 亀山郁夫訳)4冊を借りてきて読み始めたのですが...
第1部(1冊)でストップしました。
う〜ん、面白くない。私に読解力がないのか、読み続けても人物関係がはっきりしない。いちいち紙に人物関係を図にして読まなければならないのか? そこまでやって読みたいと思わせるエピソードが第1部にはなかったと思います。
ドストエフスキーは「罪と罰」を書き終えてから、出版権利の関係で急いで作品を書かなければなくなり、口述筆記を始めたそうです。 頭で考えて、口に出す、それを誰かが、文字に起こす。時間がないのか、まるで垂れ流しを読んでいる様です。
ちゃんと構成を考えているんだろうか? やたら会話文が多い、無くてもいいような会話がいっぱい出てくる。
第1部しか読んでないのに、偉そうに言うのもなんですが、
大作家もこうなってしまうんでしょうか?
しかし、最終作品の「カラマーゾフの兄弟」も口述筆記らしいのですが、そういうもの(構成がひどい)は感じなかったなあ。(確かに、無くてもいいような会話がいっぱいあったと思いますが)
私は取材で、自分たちがインタビューした会話をテープから起こしたもの(テープ起こし)を読んだことが何回かあります。
これがまた、本当にひどい。主語、述語、がまるでなってない。何言ってるんだこれ? 俺こんな訳のわからないこと言ってるのかと、恥入りました。
文字にして、構成を考えて、他人に文章を自然に読ませるのは、どんなに難しいことか。書き手は水面下でもがき、苦しまなければなりません。
口述筆記はよほど構成を練って作らないと、ひどいものになると思います。