””””2 0 0 7 年を振り返る”””” | 恵の演出メモ

恵の演出メモ

マグダレーナの情報源

 

「祭ばやしが聞こえたら」

嫌な予感がしていたがとうとうダウンしてしまった。公演がせまっている大事な時期だけに出演者には全く申し訳ないと思っている。皆に体調に気をつけるように言いながら当人がこれでは情けない話しだ。団員も毎日遅くまでの稽古に体力もかなり限界にきていることと思われる。あと10日たらずだから頑張って欲しい。
連日の通し稽古でどうにか作品の形はついてきた。今まででもっとも薄いと言われた台本だがやってみると2時間を軽く越してしまう。それだけ中身が詰まっているということだろうか、とにかく充実した舞台になるように作りたいものだ。
通し稽古もここまで来ると人物をしっかりとイメージできている者とそうでない者との差が歴然としてくる。それは何度もここで記したリアクションに違いがでてくるからだ。
今回の舞台が警察署の宿直室ということで外から様々なノイズが流れ込んでくる。あえてどこで入れると言わないで随所で入れることにしているからしっかりその人物になって緊張していないとそれに応じたリアクションが取れなくなる。「え、こんなとこで?」みたいな動きも見えてくる。
銃声、足音、人の声、セミ、馬のいななき。登場人物一人一人感じ方が違うはずだ。その違いがそれぞれ人物の立ち上げ方にもなっている。