阿弥陀南稜 | 前橋山岳会

前橋山岳会

いつも山と一緒に呼吸していたいから

2014年1月12日(日)田村・上原

もう行くこともないかと思っていましたが、先日の広河原右俣の際、角田さんから「パートナーいない時はワンデイで阿弥陀南稜でもやってみれば」と言われ。で、ワンデイだったら行ってみようかなと。んで、上原も行ったことがないので一緒に。

3時起床。4時行動開始。マイナス15度くらい。取付きの急登を登るにはちょうどいい気温。が、結局暑くてヤッケは脱ぐ。6時に青ヤギ。無名峰手前の幕営地に着くと、幕営バーティーが出発するところだった(3パーティ)。P3での渋滞を予測し大休止。アイゼン等装備を整える。

20分の休憩の後、出発。P3・・・激混み。チーフから今回はP3でザイルを出すように指示いただいていたので待つ。・・・30分近く待ったが、どうやら順番が来るのには更に1時間以上は必要っぽい。P3直下のルンゼから吹き上げる風にすっかり体を冷やし手も足も痛い。
「寒さ敗退」が頭をよぎったがもったいないので、下から回りこんで偵察。上部までは見えなかったが、良い具合に雪と氷がついている感じ。上原ならノーザイルで行けると判断し、お断りを入れたあと上がらせてもらった。上部で多少ミックスが出てきましたが上原は落ち着いてしっかり登れてました。さすがです。P4トラバース部で先頭に立ち、P4直下のルンゼから上がってきた広河原3ルンゼ終了後の愛知県の方と阿弥陀ピークに。8:45。

下降路はノートレース。冬合宿では荒天のため全貌が見えなかった八ヶ岳の概念などをところどころで上原に説明。愛知の方となんとなく交代しながらラッセル下降し(ありがとうございました)11:00舟山十字路。

今回、ラッシュで登れたのも幕営パーティがトレースをつけてくれたおかげです。
本当にありがとうございました。口頭でお礼を言うのを忘れてしまったためここで。
歩荷して泊まりで行くのも良い。しかし、ラッシュスタイルで駆け抜ける山行もまた非常に素晴らしいなと。そんな新しい発見があった意義のある山行でした。

風呂入って、車を置いた松井田に着いたのが14:30。最後までラッシュな1日でした。
そしてブログのアップもラッシュ(笑)

天狗尾根を望みながら朝日を迎える いざ南稜へ

稜線を振り返る           最後のP5を登る上原

阿弥陀ピーク(赤岳と旭岳バック)             

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ブログのアップがあまりラッシュではない上原です。

朝、予定通りに出発した後はラッシュの連続でした。トレースのありがたみを感じずにはいられませんでした。ありがとうございました。

今回、荷物が軽いのは大きなポイントでした。もっと重ければ、体力の消費も激しかったことでしょう。登りのスタイルで楽しみ方も変わる。それもまたいいですね。P3も雪が付いており登りやすかったです。正月合宿の成果が出たように思います。また、今回天気が良くて幸せでした。それだけで、モチベーションも高かったです。

結構がっつりやったはずなんですけど家に着いたのが15時。何か妙な感覚に陥りました。

田村さん、ありがとうございました。今度阿弥陀南稜行くときは、入ってきた人を自分が連れて行きます。

これからもどんどん行きましょう。
上原。