前日３月３日、仕事帰りに川越は蓮馨寺に行き事前受付でゼッケン、計測用リング、記録用紙、ライト、お菓子、Tシャツほかを受け取る。
本番も会場はここ蓮馨寺です。
帰宅して準備を済ませ１２時前に就寝。明日の天気は晴れとのこと。気持ちよく走れそうだ。
当日、午前４時起床。しっかり寝れたので眠気などは無し。いつもの朝食を済ませ、着がえ、テーピング、荷物のチェック、バッグへの最後の詰め込みをしているうちに5時半をまわり、、、待っていたお通じ（笑） いやいや、これが大事。レース中に大をもよおすのを私はとても嫌うのでしっかり出して、出発。
最寄り駅の日進駅へ。６時１１分発の川越行き電車で一路川越へ。
川越駅から歩いて蓮馨寺へ。
土曜早朝の川越は閑散としている。前日の夜の喧騒が嘘のよう。歩いている人の半分は運動着姿に大荷物。一目で小江戸大江戸のランナーだと分かる。少しづつ気分が盛り上がっていく。１５分〜20分程度で到着。会場では多くのランナーが準備を。 私も場所を取り準備を進める。
ウィンドブレーカーは気温に合わせ、薄手の簡単に小さく収納できるタイプ。あとウエストポーチはユレニクイのＰＲＯ。そこにエナジージェルを八つ、飴、ビーフジャーキー、ペン、記録用紙、suica、お金、保険証、ヘッドライト、スポドリ500ml、替えの電池×2、胃薬、痛み止め、ツリ防止の薬と携帯電話を詰め込み準備万端。入りきれなかったミックスナッツの袋はランパンのポケットへ押し込みました。 それ以外の荷物は本部へ預ける。
そうこうしていたらウルトラランナー川内さんを発見。久しぶりのご挨拶＆記念のツーショット写真。お互いに健闘を誓い合いました。と、言っても彼は大先輩で204km小江戸大江戸の部常連の方です。。実力が全然ちがいます。
そこからラン友の久保田夫妻が会場到着し、合流。スタートの見送りにきてくれました。とてもうれしい。 いちごミルクなi藤さん、川の道を踏破しているニットさんとご挨拶し、さぁスタートだ。と、いうところでスタートを応援に来てくれたラン友の猿渡さん、斎藤さんと合流しエールをいただく。 ありがとうございました。
８時。スタート。
腕につけた計測用リングを計測器にかざして「チュイーン」となったらスタートする形。ウェーブスタートです。しかし、ウルトラマラソンのスタートはとても雰囲気が柔和。皆、遠足に出かけるかのように笑顔で出発していく。こういう所もウルトラのよいところ。 スタートして1キロほど、斎藤さんが伴走してくれました。とてもありがたいです。感謝。
1km→吉見エイド（21km）区間：20km
偶然会ったサークルの若林さんと３キロほど併走させて頂きました。ありがとうございました。
若林さんと分かれ、しばらく走ったら、、、足が、、、ズシンと重くなって。。。まるでハーフマラソンを走った後のように。。。 ６日前に走った東京マラソンから体は回復していませんでした。結構回復に向けていろんな事をやったんですが、それでも１週間程度じゃダメでした。。「うっそー。。ダメージにして１５キロほどハンデを背負ってるんですがー。。」あと、東京マラソンのアクシデントで痛めた左足親指の爪が痛い。。。
荒川の河川敷は思ったより風が無く、気分良く予定ペースに沿って足を進める。ハンデを背負った足はそれ以上悪化しなかったので一安心して進んでいく。
しばらく進むと吉見エイドへ到着。10：20 予定より１０分早い。 次の区間は少しペース落そう。
あんパン、バナナ、コーラ、梅干し、スポドリを補給し出発。エイドスタッフの皆様、ありがとうございました。
吉見エイド→手島エイド（32km）区間：11km
あまりこれと言った特徴なく進んでいきます。足は順調。ペースも予定通り。 土手の菜の花が咲き誇っていて綺麗でした。
そろそろお昼時でお腹も空いてきた頃に土手を下りて手島エイド。 11：45到着。予定通り。
いなり寿司、漬物、梅干し、お味噌汁、コーラをいただき、手持ちのボトルへスポドリ補給。
いなり寿司と味噌汁、美味しかったです。エイドのスタッフへお礼を言い出発。ついでに足つり防止の薬を服用。
手島エイド→浄恩寺エイド（51km）区間：19km
手島エイドを出発してから少ししたらいちごミルクなお二人を発見。当然ナンパ。 お一人は愛読ブログのi藤さん。 既に東京マラソンでお声掛けさせて頂いております。 もうお一方は秋山センセ。 ここから楽しく集団走。色々お話させて頂きました。
今日は晴天で気温高め。秋山センセは燃料を欲しがる「おルービ、おルービ」。ブログで拝見してましたが、ホントにビール飲みながら走るんだ！ すげぇ。 初めて会うタイプの方です。 あと、１キロで重忠橋というあたりで私が出遅れる。暑さで辛い。先にお二人は行き、、遅れて重忠橋北側のコンビニへ到着したら、、、センセ、ホントにビール飲んでました。（笑）
飲酒風景を激写して、私もドリンク、エナジードリンクを確保し、浄恩寺エイドへリスタート。 あと数キロでエイドですが、ここが長い。ゆけどもゆけども到着しない。途中で元気になったセンセが追い抜いて行きました。 ビールパワー恐るべし。 なんとか玉淀大橋を渡り、14：10分 浄恩寺エイドへ到着。
タイムは予定の中の「よいペース」よりちょっと遅い位なので上々。 ツナサンド、ドリンク、梅干しを頂く。
ずいぶん疲れが出てきている。スタッフへお礼を言い、 ゆっくり行こうと出発。
浄恩寺エイド→唐子エイド（72km）区間：20km
出発してゆっくり２キロ程走ったら急に寒く。。「ああ、汗冷えと、体が弱りつつあるなぁ」と、朝脱いでウエストポーチに巻きつけてあったウィンドブレーカーを着込む。ほどなくして暖かさを取り戻す。 しかし、ペースがずいぶん落ちた。しょうがない。こうなるのも想定してました。 でも、歩くより全然速い。ゆっくりでも止まらない事を心がけよう。
金勝山トンネル前の信号で集団走していた方々と会い、混ぜてもらう。
この中に本レースのキーマンとなる、Oさん、Tさんがおりました。 もちろん、この時は気付くよしもありませんでしたが。 しばらく走り、HONDA向いのコンビニで私はドリンク購入の為分かれ、しばらく一人旅。
緑ヶ丘の歩道橋を渡ったところで、、反対車線にオレンジの派手なスポーツカーがハザードたいて、、、！ あれ？久保田ご主人さんじゃね？ と、注意深く見ていたら やはり久保田ご主人さん。偶然そこにいたらしいのですが、朝見送りして頂いて、ここでも会って、なんとうれしい縁。 エールを頂戴し、元気になれました。 ありがとうございました。
しばらく、えっちらおっちら登ったり下ったりして小川町。セブンイレブンからキーマンのＴさんが出てきて、ほどなくしてＯさんも合流。 三人での旅になりました。
お二人とも小江戸大江戸204km出場の偉大な方。 ワイワイと話ながら嵐山を突破し、上唐子（北）交差点を右折し、一路唐子エイドへ。 あと１キロ弱程度でエイドというところで、スコーンと力が抜ける。走れない。とにかく歩くしかできない。「あー、、潰れたー」と思いながら、、、でも、もう少しでエイドなんでしっかり歩いて進もう。と進む。お二人は気付かず進んでいく。みんな疲れているんだ。気付かないのもしょうがない。
お二人に遅れ唐子エイド到着。17：00でした。 ずいぶん悪いほうの想定ペースへ寄ってしまいました。が、全然明るい時間帯なのでそれがまだ心の余裕。エイドでは名物の肉うどんとプリンとお団子と梅干しと、ビーフジャーキーとドリンクをいただく。 肉うどんは美味しかった。
とにかく補給、補給。この潰れたのをなんとか挽回しないと！ １５分ぐらいして出発。頭にヘッドライトを装着。もうすぐ薄暗くなってくる。夜の部へ入っていきます。
唐子エイド→ゴール（91km）区間：19km
お二人はまだ余裕がある様子。どんどん進む。しかし、私は疲労と潰れからペースが上がらない。無理やり足を進めるが呼吸が浅く、細かく、ヒーヒー言っている。体は辛いし、食べたのをさっさと吸収しない体が恨めしい。仲良く進んできた二人の足手まといにはなりたくなく、無理して進む。
が、辛いのは辛いので信号が見えると「赤になれー！」と念じてしまう、、が、半分はそのまま青で通りすぎる。信号が恨めしい。 うまく赤信号で止まれたらフェンスにつかまるか、電柱につかまらないと立ってられない。 下を向き必死に呼吸を整えてふと前を見ると青信号。もちょっと休ませてー！と思いながら進むものの、眠気すら襲ってきて、とうとう古凍交差点まであと数百メートルというところでまたも歩くしかできず、お二人には先に進んでいただく。
歩いて古凍交差点まで来て、お二人の有難さに気付いた。唐子エイドから古凍までは何も無く、一人ならほとんどを歩き倒したであろうさびしい区間。ここを遅いとはいえ走って進ませていただいた。本当にありがたい。
ここからは一人旅。なんとか復活を図るべく、試行錯誤。歩く中で少し走ってを繰り返し、回復が見えてきたら街灯毎に走って、歩いてを繰り返す。
川島手前のファミリーマートでヨーグルトと温かいミルクティーを購入し、多少復活して進む。 それでも、もう走り続ける事はできない。それはそれで今できる最善だからしょうがないと割切り進む。
そんな私を雑談しながらキャッキャウフフと204km出場のランナー達が抜いていく。 どうやったらああなれるんだ？ こっちは半病人みたいなもんなのに。
圏央道川島インターで私設エイドの方からハーブティーを頂戴する。とても爽やかで元気が出ました。ありがとうございました。
川島インターを過ぎ、マクドナルドのあたりであと6キロ。コスプレウルトラランナーのタイガーマスク氏の集団に追い付き少し引っ張ってもらうも、付いていけず歩きが入る。でも、走れる距離は伸びてきた。復活が見えている。
落合橋北詰信号で同じ小江戸の部の女性と一緒になり、同行をお願いし了解を頂き一緒に山田交差点まで進む。 私は山田交差点にいることを仲間へ伝える為にここで分かれ彼女には先に行ってもらい、ＦＢへ報告してからリスタート。
あとは川越市街を進んでいくだけ。 最後のコーナーを曲がり、坂を上ると札の辻交差点、、、、、、と、、、交差点の向こう側に、、！！猿渡さん！！！ 待っていてくれました。 ものすごく興奮。本当にうれしい。 お礼を言い、この先の交差点に久保田夫妻が待っているとのことで伴走頂き、進む。 もう、体の疲れとかなんとかは飛んでいました。 次の交差点で久保田夫妻が待っていてくれました。うれしすぎです。 ああ、いろんな方に走らせてもらい、恩を頂きここまで来たと感謝感謝で伴走して頂きながら数百メートル先の蓮馨寺へ進み、ようやくゴール！ １２時間１１分３６秒でした。
ゴール後
皆でゴールを祝い、着替えてくると話して朝預けた荷物を受け取り二階の更衣室へ。更衣室で着替え、ストレッチ。とにかくここでしっかりやらないと明日、会社へ行けない。と、青トレ本にあった形で痛い筋肉を無理にでも伸ばす。こいつら、よくツリもしないでここまで動いてくれたなぁと関心してたらお腹空いてきた。
そこへ、22時に大江戸ナイトラン出発のY口さんが準備の為到着。 なんとかゴールできました。と報告し、 スタート見送りしますよー♪等と色々話し、お腹空いたと言ったら「ゴールしてお腹すいて、何か食べたい人はウルトラ向きだよ」と、、、ええ？ そうなの？ 今日死にかけだったのに、、、まあ、とにかく、、エイドステーションではカップヌードルが頂けるので塩ラーメンを頂き、まだ食べたりないのでエナジードリンクを頂く。 出発の準備をしていたＴさんとＯさんにも会えお礼を言いエールを送らせて頂きました。
そうこうしてたら眠気が。 久保田ご主人にナイトラン見送りに間に合うように寝てくる事を伝え、更衣室の隅っこで携帯アラームをセットし、荷物を枕に目を閉じました。 が、疲労から寝れずとりあえず目だけは閉じたまま体を休ませ、、アラームが鳴ったのでナイトランの送りだしへ。 会場には大江戸ナイトラン参加者が集結。
以前、斎藤さんと一緒にナイトラン試走会したモナコさんに会え、エールを送らせて頂き、22時 出発時刻。 久保田夫妻と一緒に皆様の出発を見送り。皆様、朝の我々同様笑顔で出発していきました。
これからの旅の無事を祈り、久保田夫妻の車で送って頂き、帰宅。 風呂入って就寝。本日の長旅は終了となりました。
翌朝
筋肉痛はあるものの問題なく動けて出勤できました。 青トレのストレッチのすごさ、レース後のケアの大切さをまざまざと思い知りました。
が、、、体力は復活せず、もともと大江戸から戻るランナーの皆様を応援するため午後半休を取得していたにも関わらず、、帰宅したら動けなくなり、、布団の中でこの記事を書いています。皆様申し訳ありません。でも指なら動く（笑）
さて、ここで本件は終了。 次は6月に控える奥武蔵ウルトラマラソンです。 しばらく体を回復させ、練習に励みます。 6月が楽しみです♪