● 不登校になって健康のために日光浴をさせようとすると、まぶしがってイヤがります
こんにちは＾＾ 野田祐佳里です。
日光浴をすると、
セロトニンが合成されて、不眠やうつ病には、
生活リズムが整いやすくて良いとか、
ビタミンDが合成されて、カルシウムの吸収が促されて、
健康な骨格の維持に役立つなど、
健康に良いイメージですよね。
なので、不登校やひきこもりで外に出なくなったり、昼夜逆転すると、
生活リズムが乱れたりして、健康的な生活でなくなるので、
日光浴をしてほしいと思う親御さんは、多いのではないでしょうか。
不登校のお子さんに健康的な生活をしてほしいと思っていた受講生さんが、
在宅ワークのために、薄暗い部屋でパソコンに向かっていたら、
不登校のお子さんに、
こんな薄暗い部屋に居て、ひきこもりみたいやな！
と言われ、カーテンを開け放たれたという話をお聞きしました。
やはり、薄暗いところに居るのは不健康で、
日の当たるところに居る方が健康的というイメージが
多くの人にあるのかなと思います。
不登校新聞に、小１から10年間不登校を経験し、
「光のない部屋」が唯一の安らぎだったという女性の記事がありました。
記事の一部をご紹介させていただきますね。
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両親としては私の心身の健康が損なわれたり、将来に支障が出てしまったりすることを心配したのだろう。
「早く寝なさい」「健康によくないからなるべく日光に当たりなさい」「身体は鍛えておいたほうがよいから運動しなさい」と、ことあるごとに口酸っぱく言われ続けた。
ところが、困ったことに私のうつ症状は悪化するばかりだった。
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この記事を読むと、不登校の子どものために
親御さんが良かれと思ってやっていることが、上手くいっていない
ということが結構あるのかなと思います。
「光のない部屋」が唯一の安らぎだったという当時の彼女にとって、
日光に当たることを良しとしている親御さんの言動は、
唯一のやすらぎを奪われるというのは、ストレスなのですね。
わが家の息子も、以前は昼夜逆転がひどく、
私が息子のフリースクールの送迎をしていた頃は、
天気がいい日には、
眩しくて目が痛い。溶けそう。
と言っていたので、
息子にとっては、日光浴が苦痛なんだろうな…
と思っていました。
当時の私は特に何も思わなかったので、調べませんでしたが、
不眠やうつなど、不登校に関係のありそうな症状の人が眩しがるのは、
自律神経失調症のサインのようですね。
こちらの記事に書かれていますが、
自律神経が乱れているために、瞳孔の開閉が上手くいかず、
本来瞳孔が閉じる程度の光が目に入ってきても瞳孔が閉じずに、
眩しく感じるようです。
このような時の対策として、
自律神経が乱れて交感神経が働き過ぎないように
1番目に、ストレスを溜め込まないようにすること
2番目に、必要以上に光を取り入れないように、光を抑えること
だそうです。
このように見ていくと、日光浴は身体にいいという知識は、
全ての人には当てはまらず、
「良い」とされているものも、心身が弱っている人にとっては、
毒となってしまうこともあるのですね。
そういった意味では、
不登校やひきこもりの子ども達の生活が、不健康を増長するものだから、
良識を持った大人の力で変えなければならないという発想は、
かえって悪化させてしまったり、こじらせてしまう原因になるのかなと思います。
我慢せずに、心や身体の声を聞きましょう
という言葉を目にすることが増えましたが、
不登校やひきこもりの子ども達の身体の声を聞いてあげることが、
一見、不健康を増長するように見えても、
回復の近道なのかなと思います。
（元気になったわが家の息子は、眩しがらずに太陽の下で活動していますので。）
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応援ありがとうございました＾＾
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