進路を決める時期になっても、子どもが動き出さずに困っています | 不登校・ひきこもりを根本解決する方法

不登校・ひきこもりを根本解決する方法

不登校・ひきこもり、ゲーム依存、暴言、暴力、昼夜逆転、不眠、起立性調節障害などの心身の不調は、様々な原因があります。

親御さんとのカウンセリングで、潜在意識にある根本原因(メンタルブロック)を特定し、
お子さんに合った改善方法をお伝えしています。

● 進路を決める時期になっても、子どもが動き出さずに困っています

 

 

 

こんにちは^^ 野田祐佳里です。

 

 

不登校新聞を読んでいると、

 

不登校からの進学問題、精神保健士が大事にする原則

 

 

というタイトルの記事を見つけました。

 

 

記事の一部をご紹介させていただきますね。

 

 

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バイステックの原則を一言で言えば「受容」です。

 

しかし、不登校やひきこもりでもそれが難しいのは「みんなと同じようにしてほしい」という親の気持ちではないでしょうか。

 

その発想が高校進学を考える際にとくに強くなり、進路指導をする学校もまた、なんとか高校へ入学させたいと願います。

 

それも無理はありません。

 

高校への進学率はいまや98%以上にものぼり、進学できないと「おしまい」と考えてしまう現実があるからです。

 

しかし、本当にそうでしょうか。

 

高校進学への思い込みをいったん捨てて「15歳の春にかならず高校へ行く必要はない」と考えられたら、子どもも家族も元気になって親子関係が回復していくという話がじつに多いのです。

 

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と書かれているように、

 

世間一般の中学3年生は、高校などの受験をすることが多いのですが、

 

不登校やひきこもりのおこさんが、

 

そのタイミングで、やりたいことや行きたい学校が決まって

 

動き出すとは限らないのかな…

 

と思います。

 

 

ですが、私達は、みんなと同じペースから外れてしまうと、とても不安になってしまうのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

以前の記事でご紹介した不登校新聞のインタビューを受けられた

 

堀口恵さんの記事がとても参考になったのですが、

 

彼女が摂食障害から回復して、将来のことを考えられるようになった時は、

 

高校受験のタイミングは過ぎていたそうです。

 

 

そんな時に、知り合いからピースボートの世界一周の船旅のことを聞いて乗船し、

 

ピースボートで知り合った人達が、様々な価値観を持った多様性のある人達で、

 

日本の一般的な、中学→高校→大学→就職

 

という進路以外の生き方があるということに気づいたそうです。

 

 

その時のことを以下のように書かれています。

 

 

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「おもしろい大人がいっぱいいる」と知ったことですね。不登校になったとき私に見えていた世界って、本当に狭かったんです。

 

広い世界に飛び出したことで

 

「いろんな人がいて、いろんな生き方があっていい。

 

そして、人生というのは決まった順番通りに歩むことだけが必ずしも正しいわけではないんだ」ということを身をもって感じました。

 

同時に「この旅で感じたことを表現するために、もっと勉強したい」という思いも出てきて、2年遅れで高校に行くことにしました。

 

 

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>>詳しくは不登校新聞より

 

 

 

不登校やひきこもりの子ども達を見ていて感じるのは、

 

不登校になるまでの彼らは、

 

学校に行くこと

 

宿題をすること

 

夜眠って、朝起きること

 

入浴や歯磨きをすること

 

など…

 

世間一般的な価値観で、やるべきことを躾けられてきたのですが、

 

それが自分にとって本当に必要なことなのかを確かめるため、

 

心の奥から納得できることを選ぶため、

 

一旦、辞めてみる

 

という行動を無意識に取っているように感じます。

 

 

堀口恵さんのインタビューを読ませていただいて感じるのは、

 

拒食症になるのも、食事を拒否して命の危険に晒されながらも

 

自分は本当に生きていていいのか?ということを確かめているのかもしれません。

 

 

無意識レベルで、本人が納得できていないタイミングで、

 

周囲の大人が、

 

これを食べないと大変なことになるよとか、

 

勉強しないと困るよとか、

 

夜に寝ないと背が伸びないよとか、

 

歯を磨かないと虫歯になるよとか、

 

このタイミングで、進路を決めないと同級生から取り残されるよ

 

などと言っても、本人の心には響かないのかもしれません。

 

 

 

本人が周囲の影響を受けないまっさらな状態で、

 

自分の進路を自分で選ぶ方が、

 

入った高校に行けなくなる…

 

ということには、なりにくいと思います。

 

 

難しいようですが、自分で言い出したり、行動したりするタイミングは、

 

本人に任せるということなのでしょうね。

 

 

不登校やひきこもりは待つだけでは解消しないと言いますが、

 

UMIではお子さんのことはお子さんに任せて、

 

親御さんは自分の課題に向き合うということをやっていきます。

 

 

 

次回のUMI12期マスターコースは、5月末募集開始、7月開講です。

 

 

 

 

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不登校やひきこもりの子が親を見て思っていることとは?

 

 

 

 

 

 

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