● 不登校やひきこもりは生きることや将来にとことん向き合うことかもしれません
こんにちは^^ 野田祐佳里です。
不登校新聞を読んでいると、中学生で不登校や摂食障害を経験し、
16歳の時にピースボートに乗船したことをきっかけに、
ピースボートで働くことになった堀口恵さんのインタビュー記事が目に留まりました。
堀口さんは小学生の頃から、周囲の期待に応えるお子さんだったそうですが、
中学生になり、人間関係が複雑になったり、勉強や部活で大変になる中、
周囲の期待に完璧に応えられない自分が、学校に居ることが怖くなって、
学校に行けなくなってしまったそうです。
そして、周囲の人が当たり前にやっている、学校に行くことができない
そんな自分が許せずに拒絶することで、
食事が摂れなくなってしまい、摂食障害になってしまったそうです。
摂食障害を経験した方にお話を伺うと、
自分が存在することが許せない、
こんな自分を罰したい
心の奥にそんな思いがあると、
自分をイジメる、自分がご飯を食べることを許さない
ということを無意識にやってしまうようです。
親御さんもとても心配されたそうですが、
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母が早い段階で「不登校の親の会」につながっていたので、
葛藤しつつも、「今の私をそのまま受けいれて見守る」という対応に徹してくれたんだと思います。
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と書かれているように、
不登校や引きこもりへの対応は、不安がつきまとうので、
同じような経験をした方や、対処方法を知っている方と
繋がっているのは安心感に繋がると思います。
そして、以下のように書かれているように、
食べることも排除する期間を経て、
自分に本当に必要なことを選べるようになって、前に進めるようになったのですね。
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あるとき、母の同僚から
「あなたの身体が心配だから、これとこれだけは食べてみない?」と言われました。
不思議なんですが、そのときのその方の言葉は私のなかにスッと入ってきたんです。
学校へ行かなくなってから、私は「学校ってなんだろう」「生きるってなんだろう」ということを考え続けていました。
そして「食べない」ことを選び、それをある程度自分で納得がいくまでやりきったときに
「死のうと思ってやっていたわけじゃない、これからどうやって生きていこう」ということを考える段階になっていたんです。
だからこそ、アドバイスとして受けいれられたんだと思います。
私のなかで食べない行為は「そうしなければ生きられない」と思ってしていたことなので、
そのさなかにそれを否定するようなことを言われたら、その人自身のすべてを拒否していたでしょう。
同じ言葉でも、受け取り方は、タイミングによってまったくちがったものになっていたんじゃないかと思います。
それをきっかけに「何なら食べられるかな」ということから考え始めるわけですが、
その行為が私にとっては、自分のために自分で何かを選ぶ初めての経験のように感じられました。
生きていくということは、まわりに合わせるのではなく、
自分で感じ、考え、自分で選んでいけばよいのだと思えたことで、
それまで抱えていた生きづらさがずいぶん楽になりました。
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ご飯を食べない、
学校に行かない、
勉強しない、
夜に寝ない、
お風呂に入らない、
歯を磨かない、
外に出て人と接しない
など…
親にとって問題行動と感じることは、色々ありますが、
お子さんにとっては、無意識レベルで、
今まで惰性でやっていたことから、自分に本当に必要なことを選ぶ作業をしているのだと思います。
本当に必要かは、一旦辞めてみないと分からないのですね。
そこに、心配から必死にどうにかしようとしてしまうと、
なかなかその段階から抜け出せなくなってしまいます。
アドバイスや足りない栄養素を補うというのは、
この段階を過ぎた時に、本人にとって必要なものとして認識された時に
効果があるのかな…と思います。
生きていくということは、まわりに合わせるのではなく、
自分で感じ、考え、自分で選んでいけばよいのだと思えたことで、
それまで抱えていた生きづらさがずいぶん楽になりました。
と書かれているように、
お子さんが周囲に合わせようとして苦しくなっているということは、
潜在意識で繋がっている親御さんも、
自分の好きなことを選んでいるようでも、
周囲の期待の枠から外れない形で選んでいることが多いです。
ですが、長年の習慣だったり、心の奥に封印してしまっているので、
なかなか自分で気づくことはできません。
UMIマスターコースでは、この部分にじっくり取り組んでいます。
UMI11期マスターコースは、11月末募集開始、2010年1月開講です。
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不登校になってから、なかなか動き出さないわが子にどう接したらいいのでしょうか?②
応援ありがとうございました^^