● 不登校経験者の中川翔子さんが伝える「生きててよかった日は必ず来る」
こんにちは^^ 野田祐佳里です。
今日から9月の平日が始まりましたね。
新学期を迎えるにあたって、
気分が落ち込みがちのお子さんのブルーな気持ちを受け止めきれずに
しんどい思いをしている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
死にたいとか、生きている意味が分からないなどと言われると、
どう答えたらいいのか分からず、困ってしまいますよね。
そんな時のヒントになりそうな、
不登校経験者でもある中川翔子さんのメッセージが不登校新聞にありましたので、
紹介させていただきますね。
不登校になって、生きる意味を見出せなくなってしまった中学生の女の子の質問に
中川翔子さんが答えている部分が特に印象に残りました。
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今、楽しいことが見つからないかもしれないけど、ほんの少しでもいいから、「好き」を寄せ集めてみてほしいんです。
「このチョコ、おいしい」とか、「このゲームは前作よりおもしろい」とか、そんな程度でいいんです。
それを積み重ねていって、いちばんひどい日を乗り越えると「そうでもない日」が来ます。
死にたいって気持ちばかりじゃなくて、夕暮れがきれいだなとか、本を読んで夢中になっちゃったなとか、気持ちが少しやわらぐ「そうでもない日」がやってきます。
「そうでもない日」が続いた先に、思いがけない「死ななくてよかった」と思える日が来るはずです。
私はそうやって死にたい日を一日ずつ先延ばしにしてきました。
死にたい夜をたまたま乗り切って、無理やり生き延びてきた気がします。だから、どうかあなたも生き延びてね。
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私達、親は、わが子が死にたいとか、生きる意味が分からない
などと言われると、あまりに辛いので、
何とかその考えを変えてもらおうと、
できれば今すぐ変えてほしいなどと思っているので、
自分で命を絶ってしまうことを良くないなどと言ったり、
生きる意味についてあれこれ言ったりしてしまいがちです。
ですが、つもり積もった辛い思いでこのような考えになってしまっているので、
つもり積もった辛い思いが、少しずつ解けていかないと、
考え方はなかなか変わらないし、
親はどうせ分かってくれないと思ってしまうのかな…と思います。
中川翔子さんは、
ちょっとした好きなことや楽しいことを見つけて、それを楽しんでいると、
ものすごく辛い日々を乗り越えることができて、少しマシな日々が来て、
少しマシな日々続けていると、思いがけない「死ななくてよかった」と思える日が来るはずです。
と言われています。
スモールステップですよね。
私達は、早く結果を出したくて、早くわが子に元気になって前を向いて歩いてほしくて、
このスモールステップに気長に寄り添うことが、なかなか難しいように思います。
やはり焦りや不安があると、結果が早くほしくて、
つい、あれこれ親の考えを一方的に押し付けてしまいがちかと思います。
UMIのカウンセリングや講座では、親御さんの焦りや不安の根本にアプローチし、
無理しなくても、お子さんの気持ちに寄り添えるようになっていきます。
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応援ありがとうございました^^