不登校のお子さんを追い詰める約束とは?【夏休み編】追記 | 不登校・ひきこもりを根本解決する方法

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不登校・ひきこもり、ゲーム依存、暴言、暴力、昼夜逆転、不眠、起立性調節障害などの心身の不調は、様々な原因があります。

親御さんとのカウンセリングで、潜在意識にある根本原因(メンタルブロック)を特定し、
お子さんに合った改善方法をお伝えしています。

● 不登校のお子さんを追い詰める約束とは?【夏休み編】追記

 

 

 

こんにちは^^ 野田祐佳里です。

 

 

 

今日は、終業式の学校が多いかと思います。

 

 

早いもので、夏休みですね。

 

 

昨年のこの時期に書いた記事がありましたので、

 

追記して再投稿しますね^^

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

 

不登校のお子さんにとって、夏休みは普段張り詰めていた気持ちが

 

ホッとできるお休みでもあるのですね。

 

 

家でゲームやネット三昧のお子さんを見ていると、普段から休んでいるのに何で?

 

と思う親御さんもいらっしゃるかと思います。

 

 

 

不登校のお子さんは、身体は休んで家に居て、くつろいでいるように見えても、

 

みんなは学校で勉強していているのに、自分はそれができない

 

という罪悪感や劣等感を常に感じていて、ゆっくり心を休めることができません。

 

 

学校に行っているみんなも休みになる「夏休み」は、

 

不登校のお子さんにとって、そんな罪悪感や劣等感から解放されて、

 

ホッとできる期間なのです。

 

 

 

そんな夏休みに、お子さんと交わさないでほしい約束があります。

 

と不登校新聞の こちらの記事 に書いてありました。

 

 

それは、どんな約束でしょうか?

 

 

 

 

「夏休みが終わったら、学校に行く努力をしようね。」

 

といった約束です。

 

 

そのような約束をするリスクについて、記事ではこのように書かれています。

 

 

一部ご紹介させていただきますね^^

 

 

~~~~~~~

 

「学校に戻ってみようか」という働きかけは、季節や学期の節目によくある話です。

 

それを機に学校に戻るケースもあるかもしれませんが、リスクが大きいと私は考えています。

 

締切を区切ったことで、登校日までの残り日数を逆算できるようになるからです。

 
 以前、夏休み明けに不登校になった子どもがこう言っていました。
 
「2学期が始まる直前は、『行きたくない』って毎日思いながら、始業式までの日にちをカウントダウンしていました」。
 
不登校の子どもは、いろいろなまなざしを浴びています。
 
なかには、つかの間の休息のために「2学期になったら学校に行くよ」と自ら切り出す子もいます。
 
だからこそ、期限を区切るリスクについて考えることは大事だと思います。
 
8月中旬から9月初めにかけては、子どもの自殺が1年でもっとも多い時期ですから、なおさらです。
 
学校は大事な場所です。
 
しかし、学校に戻るように周りが無理を強いたり、交換条件で子どもが自分で自分を追いつめるようなことがないよう、文字通り、夏の休みを体感することが大切だと私は思います。
 
~~~~~~~~
 
 
長期の休み明けは、クラスの雰囲気もリセットされやすく、
 
教室に入りやすいから、そのような区切りをきっかけに、
 
学校へ行くことを期待する親御さんも多いかと思います。
 
(UMI受講以前の私も、そのように思っていました。)
 
 
でも、本人に心の準備ができていないタイミングで、
 
学校に行くことを期待したり、促したりするのは、プレッシャーになってしまいます。
 
 
一般的な不登校からの復帰の過程として、(例外もありますが)
 
親子で、勉強や将来の話をできるようになったり、
 
家で何か目標を見つけて、お手伝いや勉強、趣味などに取り組んだりする
 
という様子が見られて、
 
自分から行くと言ったタイミングかな…
 
と思います。
 
 
不登校新聞に書かれているように、
 
つかの間の休息のために、「2学期からは学校に行くよ…」
 
と言っている場合は、ちょっと注意が必要かと思います。
 
 
このように言って、親を安心させることで、
 
お子さんが家でリラックスできるようにしている
 
ということなので、
 
お子さんは親にかなり気を使わないとリラックスできない
 
=家で充電できない
 
ということだからです。
 
 
そして、もし、お子さんが自分から学校に行くと言ってきた場合も、
 
親御さんは、その言葉に大きく期待をしたり、
 
重大なこととして、受け止めない方が、お子さんにとっては気楽なのですね。
 
 
敏感な不登校のお子さんは、
 
期待している親を失望させたり、重大な約束を果たせないことを
 
とても気にしているからです。
 
 
そして、親を失望させたり、約束を果たせない自分を強く責めていたり、
 
強い罪悪感を感じているのですね。
 
 
 
お子さんの表面上の様子では分かりにくいかもしれませんが、
 
不登校を経験したお子さん達とお話すると、よく耳にすることです。
 
 
 
分かりやすい具体例で言うなら、
 
家族で食事に行く話になっていて、面倒になったから辞めたとしても、
 
また今度行けばいいんじゃない?
 
みたいなノリ、
 
学校に行く当日に行けなくても、また行きたくなった時に行けばいいんじゃない?
 
くらいのノリだったら、行けなくても、それほど罪悪感や劣等感を感じずに済みます。
 
 
 
お子さんに伝わるのは、親御さんの意識なので、
 
約束を守らなくてはいけない
 
学校に行くことや勉強することが、安泰な人生を約束してくれる
 
という親御さんの価値観をゆるめることが、
 
お子さんの重荷を軽くしてくれるのですね。
 
 
 

先日、こちらの記事

 

不登校やひきこもりのお子さんがゲーム三昧だったり昼夜逆転する心理とは

 

で紹介させていただいた、

 

じゃがころ一家さんの記事に、

 

子どもを引きこもりにしないためには? 10年間の不登校から社長になった小幡和輝さんにインタビューしてきた

 

という記事がありました。
 
 
 
記事の中で、
 
~~~~~~~~~~~~~
 
…夏休み明けは学生の自殺報道が増えます。

 

「本当の不幸は学校に行けないことではなく不登校になれなかった子に起こる」と小幡さん。
 
~~~~~~~~~~~~~
 
と書かれているのが印象的でした。
 
 
様々な理由で、ありのままの自分では学校に居場所を見つけられなくなっているのが、
 
学校に行きたくない
 
という状態だと思います。
 
 
家でも、本人の本意でないのに、学校へ行く約束をさせられてしまうと、
 
家にも居場所がなくなってしまいます。

 

 

 

そうは言っても、どうやって価値観をゆるめていいのか分からないという方、

 

こちらで お待ちしていますね^^

 

 

 

 

 

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