● 私が不登校だった理由は…
こんにちは^^ 不登校カウンセラーの野田祐佳里です。
UMI創始者の川相ルミさんのブログを読んでいると、
私が不登校だった理由は…
という興味深いタイトルの記事がありました。
川相ルミさんも5月の末にNHKで放送された
子どもの声なき声 “不登校” 44万人の衝撃 を観られて、
ご自分の経験から感じたことと、
これからの世の中の流れから、私達大人は、どう対応したらいいかについて、
書かれています。
川相ルミさんも、中学の後半は学校に行っていなかったそうで、
その時の心境や思いを、以下のように書かれています。
~~~~~~~~~
学校に行く意味が全くわからなかったことと
学校に行くより、他に行きたいところや
やりたいことがいっぱいあったから
という感じでしょうか。
ただもしその時、先生や親に
あなたが学校に行かない理由は何?
と聞かれたとして、太字部分の
答えを言ったとしたら…?
多分、理解してくれる大人は
少なかったと思うのです。
理由になってない! とか
心が病んでるんじゃないか?とか
本当はもっと辛いことがあるはず
とか思われたのではないかなと。
でも本当に、校則も、一つ一つ
何故これをしたらいけないの?
何故これをしないといけないの?
この勉強は、大人になってどう役立つの?
何故、学校外の行動まで
制限されなきゃいけないの?
私は、他者に迷惑かけてもいないし、傷つけてもいない
ただ、自分の思いのまま行動しているだけなのに、何故問題児扱いされるの?
何故、こう毎日毎日先生に、シバかれるの?(笑)
学校に対して、強い疑問だらけだったわけですが
= 以下省略 =
~~~~~~~~~~
わが家の息子や、息子の同級生の不登校友達から聞くのも、
やりたいことが色々あるのに、学校でやりたくないことをやって時間を無駄にしたくない
学校は、みんな同時に同じことを勉強するけど、オレは自分がやりたいと思った時に、勉強したい
というような感じで、ルミさんと同じように、
学校でやっていることは、今の自分には、魅力的でなかったり、意味が感じられなくて、
今の自分には、もっとやりたい魅力的なことや、意味のあることがある
ということなのかな…
と思います。
新しい時代の子どもの発想だな…と。
私が中学生の頃は、ドロップアウトしないようにという不安から、
毎日、部活の朝連、学校、部活、週4で塾、帰宅は10時過ぎ…
という日々を送っていたので、
自分のやりたいことを優先するという発想は皆無でした。
そう考えると、ルミさんは先進的なのかな…と思います^^
ルミさんのように、ご自分の経験から、
学校に行かなくても、大人になってもやっていける!
と体感されて、学校に行かないことへの不安感のあまりない状態だと、
子どもは不登校にならないか、なってもあまり大きな問題にならなくて、
私のように、人並み以上にできないと、社会からドロップアウトしてしまう…
という学校に行かないことへの不安を、強く心の奥に抱えていると、
子どもが不登校になって、慌てふためいて、大きな問題として、
自分の不安に気づかせてくれていると思います。
私の場合、学生時代、就職してからも必死に努力して、
この不安を感じないようにしてきたのですね。
自分の中にあるその不安に気づいていないけど、それはあるので、
不登校やひきこもりのわが子を見て、ザワザワします。
親御さん自身の中にどんな思いがあるか、自分で分かれば、
自分の本当の気持ちが分かれば、安心できるので、
問題は半分以上解決するのですね。
続けて、川相ルミさんは以下のように書かれています。
~~~~~~~~~~
現在、44万人の子供たちが
不登校・不登校予備軍だそうで
大きな社会問題になっていますよね
この問題の根っこは
今まで通用してきた、教育の仕方は
新しい時代には通用しない
大きく変える必要がある
ということだと私は思っています。
となると
子供達の意識を変えること
に、フォーカスしていても
問題はおさまらない
ということではないかなと。
学校運営の在り方も、今、
大きく変わろうとしていますが
もちろん、養育者の子供への関わり方、教育の仕方も
時代に合わせて変える必要がある
と、感じています
~~~~~~~~~~~~
川相ルミさんが書かれているように、
先ほど書いた、わが家の息子や友達の言っていた
自分のやりたいことの中で、これから生きていくために必要なことを学びたい
という考えの子ども達には、
今の学校の、みんなで同時に同じことを学ぶシステムや、
本人のやりたいことよりも、やるべきこと(学校や受験のための勉強など)を
押し付けるような親の関わりでは、
そのニーズに応えるのが難しいのかな…
と思います。
アニメやマンガ好きのわが家の息子は、
アニメやマンガの原作がライトノベルのものは、
ライトノベルを読んだ方が、アニメ化されてない先のストーリーや
色々な情報が分かって面白いと気づいたようで、
ここ2ヶ月くらいライトノベルを毎日2、3冊読んでいます。
不登校になって教科書などをまともに読まなくなっても、
自分の興味のある本は、いくらでも読めるんだな…と感じました。
学校や公立の図書館にライトノベルの蔵書があまりないことを考えても、
今の息子には、学校に行く意味があまり感じられないのかな…
と思います。
新しい時代の子ども達が、安心して自分らしく成長するのに親ができることは、
親が世間の価値観に振り回されずに、本人のやりたいことを尊重することなのですが、
親御さんに不安があると、それができないのですね。
UMIマスターコースでは、親御さんの不安を解消して、
新しい時代のお子さんの価値観を尊重できるようになる
お手伝いをしています。
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