先日NHKで放送されていた
 
不登校児の生の声を聞く番組を見ていましたら
 
学校に行かない理由の調査結果で
 
理由がわからない
 
という子が4割ほどいて
 
それ、すごくわかるな~
 
と、感じていました。
 
ちなみに、私も中学2年の途中から
 
ほとんど学校に行っていません。
 
体育祭、校外学習、修学旅行、
テスト…そんなイベント事だけは
ちゃっかり行ってましたが(笑)
 
私が不登校になった理由は
 
勉強はどちらかというと好きな方で
 
家で自分のペースでやっていたので、
 
授業についていけないということでもなく
 
友人関係も、広く浅くという感じだったので
 
当時流行っていた、一つのグループ
からの集団無視ゲームのターゲットに
なることもありましたが
 
それは別段、苦痛はなく
 
上級生の集団リンチにあい、
傷だらけになったこともありますが(笑)
 
校則を守らずに、毎日のように
先生からシバかれていましたので
耐性がついていたのか?
 
精神的苦痛は感じることもなく
 
学校に行きたくない!と思うような
 
外的要因は、ほぼ皆無でした。
 
が、あえていうなら
 
学校に行く意味が全くわからなかったことと
 
学校に行くより、他に行きたいところや
 
やりたいことがいっぱいあったから
 
という感じでしょうか。
 
ただもしその時、先生や親に
 
あなたが学校に行かない理由は何?
 
と聞かれたとして、太字部分の
 
答えを言ったとしたら…?
 
多分、理解してくれる大人は

少なかったと思うのです。
 
理由になってない! とか
 
心が病んでるんじゃないか?とか
 
本当はもっと辛いことがあるはず
 
とか思われたのではないかなと。
 
でも本当に、校則も、一つ一つ
 
何故これをしたらいけないの?
 
何故これをしないといけないの?
 
この勉強は、大人になってどう役立つの?
 
何故、学校外の行動まで
制限されなきゃいけないの?
 
私は、他者に迷惑かけてもいないし、傷つけてもいない
 
ただ、自分の思いのまま行動しているだけなのに、何故問題児扱いされるの?
 
何故、こう毎日毎日先生に、シバかれるの?(笑)
 
学校に対して、強い疑問だらけだったわけですが
 
それを先生に問うてみたとて
 
屁理屈言うな とか
反抗するな とか
ルールは守らなあかんねん!とか
 
私の疑問を解消する答えが
 
返ってくることはなかったし(笑)
 
今から考えると、当時の先生たちも
 
その校則の意味や学校に行かないといけない理由って
 
あんまり明確にわかっていなかったんじゃないかな
 
なんて、思ったりします。

多くの先生は、私がただ
 
反発しているだけ
ひねくれてるだけ
 
と、思っていたようですが
 
本当に意味がわからないから行動に移さなかっただけなのですが^^;
 
ただ幸い、うちの両親や担任の先生は、私の気持ちを理解してくれていたようで(多分)
 
「学校に、行きなさい」
 
「みんな普通に行けるのに
何故あなただけ行けないの?」
 
「学校を休んで、出かけちゃダメ」
 
などと言わなかったので、
 
さほど、自分が悪いことをしている
 
という感覚を持つことがなかったことは
 
今となってはありがたかったな~
 
と感じています。
 
で、その最終学歴、中2(笑)
 
ということが、その後の人生に、
 
どのような問題を引き起こしたか?

というと
 
大きな会社のOL経験ができなかった
 
ということくらいかな、と(笑)
 
学歴コンプレックスは持つことになりましたが
 
だからこそ、人以上に仕事をがんばることができたと思うし…

よく不登校児の親御さんから
 
せめて高校くらいは出て欲しい
 
せめて平均点レベルまで

勉強ができるようになってほしい
 
という言葉を聞くので
 
それはどういった理由からですか?
 
と聞くと
 
「将来大変なことになるから」
 
「この子にみじめな思いをさせたくないから」」
 
と、答えられる方がとても多いのですが…
 
私としては、大人が子供に 
 
あなたはそのままではダメ
 
大変なことになる
 
幸せになれない
 
みじめ、恥ずかしい思いをする
 
という概念を植え付けることの方が
 
悪影響になると思っているので
 
まずは親がその概念をはずす方向で
 
アドバイスするわけですが
 
それによって、不登校だった子が
 
自発的に学校に行くようになった
 
あるいは、相変わらず学校に行くことには興味を示さないけども
 
やりたいことを見つけて
 
自分なりに学んだり楽しんでる
 
という変化のご報告は山ほどいただいております。
 
社会にでるために、最低限必要なルールって、そんなに多くはないような気がしますし
 
それって、教え込まなくても
 
周りの大人の生き方、在り方を見て
 
自然と身に着いていくと思うのです
 
私達より、知能が低い動物でも
 
親を見て 真似て 命をつないできているわけですからね。
 
ま、偉そうにそんなこと書いていますが 私
 
も子育てで強く悩んできまた一人ですから
 
自戒を込めて、というやつですが(笑)
 
現在、44万人の子供たちが
不登校・不登校予備軍だそうで
 
大きな社会問題になっていますよね
 
この問題の根っこは
 
今まで通用してきた、教育の仕方は
 
新しい時代には通用しない
大きく変える必要がある
 
ということだと私は思っています。
 
となると
 
子供達の意識を変えること
 
に、フォーカスしていても
 
問題はおさまらない
 
ということではないかなと。
 
学校運営の在り方も、今、
 
大きく変わろうとしていますが
 
もちろん、養育者の子供への関わり方、教育の仕方も
 
時代に合わせて変える必要がある
 
と、感じていますので
 
来週はオンラインサロンで
 
子育て相談会をするのですね。
 
まあ、そんな方向でのアドバイスになりますが
 
子育てでお悩み中の方は
 
よかったらオンライン相談会、ご参加くださいね
 
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