● 女子マラソン名伯楽の小出義雄監督の訃報に思うこと
こんにちは＾＾ 不登校カウンセラーの野田祐佳里です。
女子マラソンの名伯楽と言われた小出義雄監督が亡くなられました。
謹んで、ご冥福を申し上げます。
近年、スポーツ界のパワハラ問題が話題になっていますが、
鉄拳指導も珍しくなかった当時のスポーツ界では、
小出監督の褒めて伸ばすという方法の指導者は、希少な存在だったようです。
そして世界一になるためには、世界一の練習が必要と、
その練習内容のハードさも有名だったそうです。
このような指導方法が、有森選手や高橋選手のように、
大学時代まで無名だったアスリートを、オリンピックメダリストに育てることができたのですね。
こちらの記事にも
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男子以上の走り込みで選手を鍛えて
「女は男より我慢強い。ギリギリまで磨けば輝く。
泣くほどきついのは分っているから、オレは選手を褒めて励ますしかない」と語った。
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と書かれているように、
小出監督の指導方法は、褒めて励まして、愛情深く見守り
伸ばす という方法でした。
マラソンという競技は、練習もとてもキツく、信頼できるものがないと、
心折れてしまいやすいので、
そこを理解されての信頼関係を築く、愛情を持って接するという
指導方法だったのですね。
スランプで涙目になっている選手の気持ちにも寄り添い、
「速く走れないからと泣いているんだもんな。
本当にかわいいよなぁ。」
としみじみ言われているのが印象的でした。
結果が思うように出なくても、精神的に落ち込んでいても、
変わらず愛情を注ぐことの大切さが分かる映像でした。
スランプの選手に寄り添う小出監督の姿は、
不登校のお子さんに寄り添う親御さんのヒントになるのかな…と思いました。
わが子に対してだと、ブロックが発動して、
イライラしてしまうと難しいのですが…（苦笑）
どんな時も愛情深く選手を見守り、選手からも信頼されていた小出監督でしたが、
選手時代には、このようなスランプを経験されていたそうです。
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陸上部のある会社を経て、22歳の春、順大への道が開けた。
あこがれの箱根駅伝も1年から3年連続出場。
誘ってくれた帖佐寛章監督（現日本陸連副会長）のスパルタ指導も苦ではなかった。
だが絶好調で迎えた4年秋。
右足のけんしょう炎で、箱根メンバーから漏れた。
周囲にあたり、わめき泣いた。
人生最悪ともいえるこの時が実は「監督」としてのスタートだった。
「人間は1回、ドン底を見ないとだめだ。
人に対する感謝の気持ち、頑張りとか……出てこないよ。
若い時ほどドン底を見た人間は強い。
僕は五流のランナーで終わった。
でももし一流だったら、どうすれば（平凡な選手が）速くなれるか、分からなかったろうね」。
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やはり、上手くいかなくて苦しい思いをしたからこそ、
その気持ちを理解できたり、人の有り難さなどが分かったりするのでしょうね。
そう考えると、今、不登校やひきこもりのお子さんも
悩んだり、苦しんだ経験は、今後のお子さんの人生の糧になるのかなと思います。
そんな風に思えるようになると、お子さんが不登校やひきこもりになったことは、
無駄だったり、ネガティブなことだけではないのかなと思えるようになります。
すると、潜在意識の深い部分で繋がっているお子さんも、
そのように思えるようになって元気になってきますよ。
多くのことを学ばせていただいた小出監督、ありがとうございました。
応援ありがとうございました＾＾
長南華香さんから聞く、不登校などの問題行動を通じて、わが子が教えてくれるメッセージとは
4/27（土） 11時～15時（予定）
神奈川県 海老名市 カフェ くろすぽいんと
6/29（土） 11時～15時（予定）
大阪市 オックスフォードクラブ
遠方で会場に来れない方にもお話を聞いていただけるように、
zoom参加もできるようにしました。
