● 不機嫌なわが子の機嫌を取るのをやめて気づいたこと
こんにちは^^ 不登校カウンセラーの野田祐佳里です。
先日に、こちらの記事を書いた後、
8期マスターコースの受講生のWちゃんから、
不機嫌なわが子の機嫌を取るのをやめてみたら、
お子さんがネガティブな気分を、自分で軌道修正していたという
報告をいただきました。
とても状況が詳しく書かれていて分かりやすいので、
同じような状況の方の参考になるかと思いました。
Wちゃんの承諾をいただきましたので、こちらで紹介させて頂きますね。
Wちゃん、ありがとうございます^^
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週末の夜、義理の両親と夫、私、娘、息子で串揚げバイキングに行きました。
久しぶりの外食だったので、みんな楽しみにしていて、不登校中の息子もそれは同じでした。
店に入って席に着くと、家を出る時までは普通だった息子が、不機嫌な顔をして座っています。
あれっと思ってどうしたの?と聞くと返事をしないまま、頭を抱えてうつむいてしまいました。
おいおいまじか?なんでここで不機嫌オーラ出してくるんだよ、みんなの雰囲気が悪くなるんだよーと思いました。
が、9/14のゆかりさんのブログに『周囲の人がネガディブな感情を吐き出してきても、それは悪いことではないし、
自分で何とかしようとしなくてもよい』とあったのを思い出し、
私はせっかくの串揚げなんだもの、息子のことは気にせずに、自分が楽しもうと思って、娘と材料をゲットするべく席を立ちました。
席に戻っても息子は頭を抱えて座っていましたが、そこはスルーして、串揚げを楽しみました。
しばらくすると息子は立ち上がり材料を取りに行き、ジュージュー揚げ始めました。
あれ?私が何もしなくても息子はちゃんと自分で軌道修正してるやんと思いました。
今までの私だったら、自分が何とかしなければと、息子が不機嫌になった原因をしつこく聞き、せっかくだから楽しく食べようよ。と言い、
何か取ってこようか?というお節介まで発動させてたと思います。
周りのネガディブモードに振り回されなくても良いというのは、こういうことだったのかとよくわかりました。
そしてこれは、息子は息子の意思があってやっていることだから、
そこには関わらず境界線を引いたということにもなるのかなあと思いました。
あとから知ったのですが、娘が息子に不機嫌の理由を聞いたところ、私が駐車場から店に行くまでの間に歩きスマホをしていて車にぶつかりそうになったことが危ないと腹を立てていたようです。
えっ、私が原因だったのか、それなら私が機嫌を直そうとすればするほど、息子の神経を逆撫ですることになったと思うので、尚更色々しなくてよかったと思いました。
ちなみに私が歩きスマホをしていたのは、出先から合流する娘と連絡を取るためだったのですが、ルールに厳しい息子は気に入らなかったようです。皆さん、歩きスマホはやめましょう!
じゃなくて、ゆかりさん、ちょっと実感できました。嬉しいです。ありがとうございます♡
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Wちゃん、知識が体験を伴って、実感することができて、よかったですね^^
この状態が「腑に落ちる」ということなのですが、
本やネットなどで読んだだけだと、頭では分かっているけど、なかなかできない…
ということになりがちです。
なので、実際にやってみて、
「いつもとは違うことをしても怖いことは起こらない。
むしろいい結果になった。」
と実感することが、とても大切です。
Wちゃん一家の外食のようなシチュエーション、日々の生活で結構ありますよね。
家族だけならまだしも、義理のご両親も一緒だと、
不機嫌でいることは良くないから、
みんなで一緒の時は楽しい雰囲気にしなければ…
などとついつい思ってしまいますよね。
私も息子が不登校になった頃に、親戚10人くらいで旅行に行く機会があり、
ご飯を食べるお店に着いても、気に入らないことがあって、
なかなか車から出てこない息子をどうにかしようと、必死に説得したり、
集合写真に写りたがらない息子を説得したりしていました(汗)
他人を不快にさせてはいけないという思いが強いから、
Wちゃんも私も必死にわが子の機嫌をどうにかしようとしているのですね。
でも、ネガティブなことにフォーカスしているから、
ネガティブを感じる現実を引き寄せてしまう…
ということになりがちです。
そして、不登校やひきこもりの親御さんは、
心配性 = 周囲の人や宇宙の計らいを信頼できない から、
必死に自分だけでどうにかしがちなのですね。
必死にご機嫌取りをしてしまうと、本人の自分で軌道修正するチャンスを奪ってしまうのですね。
そして、親が機嫌を取ってあげないと、自分で軌道修正できない子
というイメージをわが子に無意識レベルで感じさせてしまいます。
不機嫌なわが子にフォーカスしなくなると、
Wちゃんのように状況が客観的に見れるようになって、
自分の歩きスマホが原因だったから、ご機嫌取りをしていたら、
余計に神経を逆撫でしていたかも…
なんてことに気づけるようになります。
みんなでせっかく外食に来ているのに、不機嫌になるなんて許せない!
と自分の価値観に縛られていると、なかなか次のステップに進めません。
UMI恒例のダメをやってみるで、
不機嫌なわが子のご機嫌取りをして失敗していた
いつものパターンとは違う反応を意識的にしてみると
解決策が見えてくると思いますよ。
なかなか難しいと感じる方は、カウンセリングでもお待ちしています。
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