樹木希林さんに学ぶ不登校のわが子との向き合い方 | 不登校・ひきこもりを根本解決する方法

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親御さんとのカウンセリングで、潜在意識にある根本原因(メンタルブロック)を特定し、
お子さんに合った改善方法をお伝えしています。

● 樹木希林さんに学ぶ不登校のわが子との向き合い方

 

 

 

こんにちは^^ 不登校カウンセラーの野田祐佳里です。

 

 

女優の樹木希林さんが、先日亡くなられました。

 

 

TVの情報番組では、希林さんの特集が組まれ、

 

これまでの作品やインタビューなどから、

 

夫の内田裕也さんとの向き合い方、がんを患ってからの死との向き合い方

 

など、とても学ばせてもらうことの多いコメントを残されていたことに改めて気づきました。

 

 

希林さんは9/1の子どもの自殺防止のキャンペーンにメッセージを寄せられていましたが、

 

4年ほど前に不登校新聞の取材を受けられていたそうです。

 

 

追悼企画として、当時のインタビューをそのまま掲載されたものを、

 

こちらでもご紹介しますね。

 

 

【追悼企画】樹木希林さん「がんのおかげで成熟した」 / 不登校新聞

 

 

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石井

私が取材したいと思ったのは、映画『神宮希林』のなかで、

 

夫・内田裕也さんについて「ああいう御しがたい存在は自分を映す鏡になる」と話していたからなんです。

 

これは不登校にも通じる話だな、と。

 

 

樹木

あの話はお釈迦さんがそう言ってたんです。

 

お釈迦さんの弟子でダイバダッタという人がいます。

 

でも、この人がお釈迦さんの邪魔ばっかりする、というか、お釈迦さんの命さえ狙ったりする。

 

お釈迦さんもこれにはそうとう悩んだらしいですが、ある日、「ダイバダッタは自分が悟りを得るために難を与えてくれる存在なんだ」と悟るんです。

 

私は「なんで夫と別れないの」とよく聞かれますが、私にとってはありがたい存在です。

 

ありがたいというのは漢字で書くと「有難い」、難が有る、と書きます。

 

人がなぜ生まれたかと言えば、いろんな難を受けながら成熟していくためなんじゃないでしょうか。

 

今日、みなさんから話を聞きたいと思っていただけたのは、私がたくさんのダイバダッタに出会ってきたからだと思います。

 

もちろん私自身がダイバダッタだったときもあります。

 

ダイバダッタに出会う、あるいは自分がそうなってしまう、そういう難の多い人生を卑屈になるのではなく受けとめ方を変える。

 

自分にとって具体的に不本意なことをしてくる存在を師として先生として受けとめる。

 

受けとめ方を変えることで、すばらしいものに見えてくるんじゃないでしょうか。

 

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わが子が不登校やひきこもりになると、

 

普通に学校に行って、成長してくれれば、親はこんなに苦労しないで済んだのに。

 

親を困らせせる厄介者。

 

と、どこかで思ってしまいがちかと思います。

 

 

私も、UMIを受講するまでは、

 

生まれてからずっと私を困らせる息子が、私の息子として生まれてきたことは、

 

いったいどんな意味があるのだろう…

 

とずっと苦しんできました。

 

 

そして、親が苦しんでいるということは、子どもも苦しんでいるということなのですね。

 

 

わが家の息子も、自分の周囲の人に自分の気持ちを分かってもらえないと感じていて、

 

あのままだったら、母さんのことを殺していたかもしれない。

 

と後から教えてくれました。

 

 

希林さんの言われる通り、

 

「ああいう御しがたい存在は自分を映す鏡になる」

 

というのは不登校で言うなら、親にとっても、子どもにとっても同じなのですね。

 

 

 

 

自分にとって具体的に不本意なことをしてくる存在を師として先生として受けとめる。

 

 

不登校で言うなら、

 

親の人生観を変えざるを得ないようなことをしてくるわが子を、

 

師として先生として受け止める。

 

 

希林さんが言われている、この心境に心からなれれば、

 

わが子の不登校、ひきこもり問題は、ほぼ解消ということになりますが、

 

心から、腑に落ちる というのが本当に難しいのですね。

 

 

皆さん、色々勉強されているので、すでにご存知の方が多いのですが、

 

頭では分かっているけど、何かモヤモヤするという感覚の方が多いのかもしれません。

 

 

相手に対する怒りや不安などの感情が残っていたり、

 

子どもは学校に行って勉強しないと、将来大変なことになる

 

などという思いが残っていると、

 

やるべきことをやってないわが子を、

 

自分の人生の師として心から有り難く受け入れるのは難しいのかな…

 

と思います。

 

 

難=課題 があるから人は成長できるので、

 

課題があるということは、成長できるチャンスがあるので、

 

有り難いということなのですね。

 

 

希林さんは、がんになってこのような心境になったとのことで、

 

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こうやって人間は自分の不自由さに仕えて成熟していくんです。

 

若くても不自由なことはたくさんあると思います。

 

それは自分のことだけではなく、他人だったり、ときにはわが子だったりもします。

 

でも、その不自由さを何とかしようとするんじゃなくて、不自由なまま、おもしろがっていく。

 

それが大事なんじゃないかと思うんです。

 

~~~~~~~~~~~~~

 

と書かれています。

 

 

わが子が不登校であるという不自由さを何とかしようとするのではなく、

 

わが子が不登校やひきこもりであるまま、おもしろがる、楽しむ

 

これが出来れば、人生怖いもの無しだと思います。

 

(この心境に至るまでは、学びがかなり必要ですが…(汗)

 

 

大切な事を教えてくださった樹木希林さん、ありがとうございました。

 

 

御冥福を心からお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

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