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まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,602号)

○日本の認知症数は443万人。軽度障害を含めると1,000万人を超える。本当はもっと多いと思う。軽度は「同じ事を何度も話す、計画性や注意力の低下、置き忘れや探し物が増える、身だしなみへの関心薄れる」とある。それ、ワシやないかいっ。

 

○症状が認知症と名付けられている事に違和感がある。かつての「痴呆症」や「ボケ」「アルツハイマー」から、認知症に言い換えた。個々に程度や症状等も違うのに「認知症」と言われ「軽い認知」等に変化するだけだ。

 

○米屋の田中さんが「佐藤さんのおじいちゃんな、最近認知らしいで」と言うと、町内の人達には皆「佐藤さんのおじいちゃん=認知症」がインプットされる。それでは佐藤爺が浮かばれない。

 

○AIに言い換えを頼むと「高次脳機能の障害」や「情報処理の不具合」と言うので「面白くない」と言うと「グラデーションの中にいる」「記憶の地層が変化している時期」「心のひだの変化」と応答。

 

○更に粘ると「魂の純化」「還りゆく過程」「たゆたう時間の中にいる」と。いいじゃないか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,601号)
 

○選抜高校野球も明日決勝戦である。これまで夏はテレビ観戦していたが、改めてセンバツをじっくり見た。夏は地方で優勝した高校が甲子園に来る。が、春は「選抜」だ。委員会が決める。秋の実績などが勘案される。しかし秋の大会は「本大会の予選ではない」とあり、あまつさえ21世紀枠も選出される。

 

○私は大阪の人間なので、本来的に近畿や関西の高校を応援するべきだろう。しかし、花巻東(岩手)と智弁(奈良)戦では何故か花巻東を応援していた。試合に負けている方を応援し勝ちなのと、智弁には常勝校のイメージがあり「もうええやろ」と思ってしまう。

 

○同様に、東洋大姫路対花咲徳栄(埼玉)は花咲を応援したし、九州国際大付対神戸国際大付では九州を応援していた。また、熊本工対大阪桐蔭でも熊本を応援したが、桐蔭に川本という投手がいて、或る意味彼は「化物」で、もういきなりものプロ級のすごい球を投げている。大リーグのスカウトも来ているんじゃないか、いやマジで。

 

○明日の決勝は智弁学園(奈良)対大阪桐蔭(大阪)である。何だかなぁ。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,600号)

○沖縄・辺野古の沖で「平和学習」として乗船した船が転覆し、「平和丸」の京都の女子高生と「不屈」の船長が亡くなった。

 

○この船がアメリカの普天間飛行場が辺野古に移設されることを反対する「抗議船」であったことが問題視されている。各所に行き、見聞を広め、実地で学習することに関しては意義があると思う。特に沖縄の基地の問題や日米の地位協定等を考えることは深い意味もある。

 

○当日、波浪注意報が発表されていたこと、引率の教師が同乗していなかったこと、2隻共に海上運送法上の事業登録が無かったこと、そして出航の判断を船長に任せていたことも問題となった。

 

○4年前の知床遊覧船事故の記憶も新しい。やはり当日は波浪注意報が発表されていた。その後、国交省は全国の旅客船運航事業者に緊急安全点検を開始したというが、沖縄の船は対象外だったか。

 

○労働災害における経験則として「ハインリッヒの法則」がある。1件の重大事故の背景には300の異常が存在する。同校では、20年前よりこの学習を続けていた。知床事故の際、安全管理に関する再確認がなされなかったことが悔やまれる。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,599号)

○東京・池袋の「FIRST AIRLINES」。ビルの8階に「池袋国際空港」がある。チェックインすると搭乗手続きがあり、パスポートと搭乗券を貰う。客はファーストクラスに。CAさんが出迎えてくれる。

 

○選んだ渡航先へ離陸する。シートも振動する。VRで渡航先の情報が体験できる。各地観光名所が一巡できる。ドリンクを飲んでいると機内食だ。スペイン便であれば≪前菜≫トルティージャ、イワシのマリネ、マンチェゴチーズ≪スープ≫ソパス・デ・アホ≪メイン≫鮮魚オーブン焼き、小海老のカルデロ風≪デザート≫クレマカタラーナである。

 

○これの病院版が欲しい。入院すると豪華な個室に案内され、健康診断があり、上等なパジャマに着替える。怪我か、内科か、その他の疾患なのかが選べ、診断内容や衣裳セットが変わる。

 

○健康法に関する映画鑑賞の後、寝台に横たわった患者に美しい看護師が病院食を持ってくる。場合によっては7分粥を「あーん」してくれる。コースのメニューはすべて超薄味だ。肉や脂にまみれた爺ぃには、これが上等な懐石料理に相当する。デザートはそのへんに売っている白桃ゼリーとヤクルトだ。すべてが終わると優しく耳元で「お大事にね」と言って送り出す。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,598号)

○前立腺全摘手術の後、N氏のぽちんこ(森脇健児造語)には管が嵌っている。膀胱と尿管を切り結んだので、正しく排尿するまで検査中ということだ。術後は血や何やらでドス赤黒い液体であった。ずっと点滴にも繋がれていたが、痛みが和らぎ、昨日外してもらった。

 

○それにしても看護師さんは大変だ。たぶん二交代制で勤務していて、午前9時~午後5時までの日勤と、午後5時~翌午前9時までの夜勤でシフトしているように思う。日に5~6回、体温、血圧、心拍数を測る。深夜丑三つ時にも病室に忍び寄ってきて、点滴の具合や、尿の処理、その他の様子を静かで機敏な動きで処置してくださる。

 

○手術前日に五分粥、さわらの煮つけ、ジャガイモ、そして汁とゼリーを食べ、その後6日間、断食で水のみの生活。点滴で腹一杯という感じ。7日目の朝【流動食・低残渣食】が出た。オモユと具のない汁と飲むヨーグルト。「流動食」というが、これは食ではなくすべて飲み物だ。昨日は体重も量った。入院時から3キロ減っていた。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,597号)

○笑福亭鉄瓶さんと桂佐ん吉さんの「コロコロラジオ」。鉄瓶さんが「何でみんなそんなにクレームを入れたがるのか」と訝る。3月11日、福島県いわき市の5つの市立中学校の給食に赤飯を出すことに対して教育委員会に一件の電話が入った。

 

○当日は東日本大震災から15年の日であり、そんな日に「赤飯」とは何事か、と。その日は卒業生を祝う給食の日で、献立は赤飯(ごま塩)、牛乳、福島県産鶏肉唐揚、沢煮椀、クレープであった。

 

○今年の中3生は、2011年生まれである。鉄瓶さんは「ほんなら3月11日生まれの子は祝われたらあかんのか」と怒る。食べログなどでも不味かった、サービス悪かったという人が要るが、味は個々感じ方が違うし、サービスもしかりである、鉄瓶さんは「悪かったら自分が次行かんかったらええだけやんか」と憤る。

 

○一件の電話を受けた教育委員会は、赤飯を回収し、代わりに備蓄品の缶パンや、アルファ化米を配った。そして赤飯2100食を廃棄したという。最悪だ。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,596号)

○担当医は、N氏に「前立腺に癌があります」と宣告した。昨年11月に生体検査をした結果だという。そしてN氏は本日より入院し、明日手術を受けるのだ。

 

○午前10時、病院に着くと、心電図、レントゲン、そして血を抜かれた。病院用語で採血という。その後病室に案内された。病室は3人部屋であった。看護師さんが来て、血圧、脈拍、そして体温をはかる。静かな部屋だな、と思っていたら隣に男子大学生が骨折で入院してきて、彼女(?)に大声で電話するのだ。耳栓の出番はないだろうと思いながら、荷物に加えたが、いきなり出番がきた。

 

○そして、来たばっかりで申し訳ないが、今から風呂に入ってくださいという。昼間の風呂は久しぶりだ。風呂から上がると昼食だ。何と五分粥にさわらの煮つけ、ジャガイモの煮たもの、そして薄味の汁にゼリー。取って付けたような病院食なので笑ってしまった。

 

○しかし、この後明後日の昼食まで食事は出ない。N氏はきれいに全部食べた。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,595号)

【金曜日は過去の号を再録します】

○阪神電車は梅田が始発駅なので大概座る事ができる。シートの下に枠がハメてあって、そこから暖房が出て来、尻まで温めて呉れる。足下の空間は湿度・温度といい、虫達にとっては冬でも快適な環境だ。

 

○現に電車内には蚊がよく飛んでいる。蚊避け商品を防蚊(ぼうぶん)グッズという。蚊研究の専門書『蚊學ノ書』(椎名誠)にも書いていない。座っていると靴下の上辺りがカユいが、あれはノミが庶民の足血を飲みに来ているのではないか。最初は全てのカユみ原因に蚊を疑っていたのであるが、どうも蚊のせいだけではないように思えてきた。

 

○蚊ぁさんと蚤み助がいるという事は、当然蝿男もゴキ太郎もいるとした方が無理がない。各電鉄会社はDDTをまくなどして、「ムシムシ大行進」(byなべおさみ)を阻止してもらいたい。

 

○かつては阪神電車も阪神パークに居た「レオポン」で一世を風靡したのだから蚤を上手く飼い慣らし「蚤のサーカス」で話題をさらう手もあろう。

 

○蚤に芸を仕込む方法は藤本義一の「蚤師瓢助」に詳しい。フリーマーケットは「Free」ではなく「Flea」で「蚤の市」という事になる。 (2009年6月16日号)

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,593号)

○15年前の今日、神戸のビル25階に居た。揺れがきた。すわっ、地震だ。免震構造で、ユッサユッサと特殊な揺れ方だ。

 

○その16年前、神戸も大きな被害を受けた。神戸阪神間に住む者は当時を思い出したのかも知れない。広報部のテレビをつけた。

 

○驚いた、三陸沖が震源だ。そんなに遠い所の地震がここまで揺るがすのか。次に画面は海の水が壁のようになって遡ってくる光景を映した。2003年に神戸で講演していただいた写真家の中村征夫さんの話を思い出す。中村さんは奥尻島で地震・津波に遭い、九死に一生を得た。靴を履く余裕もなく逃げた、と。あのとき民宿で靴を履いていたら逃げ遅れていた、と。

 

○三陸地方には「津波てんでんこ」と言い伝えられていて、とにかく何を置いても逃げろ、と説く。今となっては、それがわかる。

 

○その後、全国のお客さまからも浄財や善意が届き、被災地支援がはじまった。岩手・宮城・福島に行き、たくさんの流された町を見、たくさんの悲しい話を聞いた。今は東北各地に「友達」が居る。

 

○私たちは必ずこの体験を忘れてはいけないと思うと同時に、日々の備えを改めて確認したい。

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「神戸ニニンガ日誌」(第3,592号)

○「活弁ライブ」に参加した。無声映画に合わせて弁士が喋る。大正から昭和初期にかけて日本で流行した。当時は全国に8千人の弁士が居たらしい。デジタル隆盛の現代、活動弁士は20人程度、楽士は5人程度という。

 

○今回は弁士が大森くみこさん、楽士(ピアノ)は鳥飼りょうさん。鳥飼さんは他の音楽活動をせず、無声映画の演出のみを伴奏する。

 

○最初に「チャップリンの冒険」があった。チャップリンの短編である。脱獄囚のチャップリンが逃げまわる、走りまわる。この映画に高野虎市という日本人が出演している。チャップリンの運転手で、後に秘書となった。昭和7年にチャップリンが来日した際も同行した。

 

○次に嵐寛寿郎の「鞍馬天狗」。後にアラカンの当たり役となる鞍馬天狗の第1作で、この作品ではまだ頭巾は着けていない。それにしてもアラカンもチャップリンに負けず劣らずの運動量だ。数十人・百数十人を斬る・斬る・斬る。

 

○弁士付きで見る映画は、今となっては全く新しい体験だ。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。