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まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,396号)
 

○薬局レジのお姉さんの爪が長い。メッサ長い。その爪で器用にレジを打つ。髪を洗えるのか。刺身は切れるのか。目ヤニはどう取るのか。「そんなの関係ねぇ」。失礼しました。

 

○ラジオ「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」では、誰の握ったおにぎりが食べられるか、という企画があった。京塚昌子はいいが浅丘ルリ子はちょっと嫌、みたいな。私はあの爪で握って欲しくない。小泉今日子だったらいいよ。

 

○朝日新聞に澤田瞳子が「爪噛み癖があり」と書く。「恥ずかしいほどの深爪状態」が続いてきた。ジェルを塗ると噛まなくなる方法を知りサロンに行く。三ヵ月後「不自然ではない長さの爪」になった。そして「爪は万能ではなかった」ことを知る。箱のテープを開ける、缶詰の蓋を開けるときに便利だろうなと思っていたことが「全面的に解決するわけではなかった」という。そうかなぁ。澤田さんは爪の効用にまだ気づいていないと思う。

 

○「つめがのびている 親指が特に のばしたい気もする どこまでも長く」(たいくつ|井上陽水|1972年)

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,395号)

○大阪のシステム開発会社T社の事業説明会をカラオケの「ビッグエコー」で開催した。カラオケ屋さんでこのようなビジネス寄りのセッションをおこなうことは、常識ではあまり無いように思うが、T社の社風やS社長のキャラなどを鑑みて提案した。

 

○結果は上々であった。2時間半があっという間に過ぎた。思えば、カラオケルームにはマイクがあり、モニターがあり、飲食がある。歌う以外にも便利なスペースではないか。

 

○あまつさえ、コロナ禍以降、飲食物の持ち込みがOKであったり、アイフォン限定ではあるが、パワポ資料などの投影が可能であったり、飲食を持ち込んでいるがコップやお皿を使っても良かったりと、サービス面も高品位になっている。

 

○照明が少しムーディーだったり、マイクがエコー勝ちなのはご愛敬だ。T社とS社長の会社が持つ空気感に大変マッチしていた。

 

○とまれ、カラオケ屋さんの新しい使い方を発見した。そんなことは既に百も承知だって?屈ッ。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,394号)
 

○朝日の「記者サロン」は「朝日新聞記者が各界のゲストと共に、または記者同士で語り合うイベント」だ。一昨年末に「ことばの海をおよぐ」が開催されている。

 

○このサロンが掲載された昨年元旦の紙面を切り抜いていた。なぜ切り抜いたのか。記憶はもうない。ゲストは校閲者の見坊行徳。見坊さんはあの見坊豪紀(ひでとし)の孫だ。私も読んだ「辞書になった男 ケンボー先生と山田先生」は見坊豪紀と山田忠雄の壮大なドラマ。

 

○サロンでは「敷居が高い」の用法が本来「不義理をして相手の家に行きにくい」という意味だが「近寄りがたい」「ハードルが高い」で使われるがどうか、と。また「的を射る」か「的を得る」か問題。行徳さんは祖父である見坊豪紀が使用例を集めた「見坊カード」を参照しながら答えたという。おぉっ、凄い事ではないか。

 

○一旦「誤用」とした場合でも新たな解釈が広がるケースがある。ことばは「グレーゾーンが広い」という。見坊行徳さんに「辞書語辞典」という本がある。読みたい。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,393号)

○人工妊娠中絶件数は、令和5年で12万6千件あった。前年もその前年も12万件、その前は14万件。1955年(昭和30年)には117万件あり、以降減少が続くがそれでも毎年10万件以上ある。十代と四十代が多いという。夫々に事情があるのだろう。

 

曽野綾子「神の汚れた手」(1979年)では、産婦人科医の野辺地貞春を描く。不妊治療、出産、中絶手術の日々。惹句では「産婦人科医は生命の誕生に立ち会い、そして同時に中絶という形で一つの命を消し去るという、特異な職業」と書く。

 

○「(妊娠)六ヵ月の終わりまでは妊娠中絶できる。昔は七ヵ月の終わりまでできたのよ。七ヵ月児は、生まれたらちゃんとフギャフギャ泣く児もいるんだよ」と貞春が言う。曽野綾子はカトリック精神に則り中絶を疑問視しているか。

 

○昨年の出生数は約72万人で、過去最少だった。婚姻件数も50万件を下回っている現状では、今後出生数が増える見込みは少ない。人口は確実に減っていく。

 

○人工中絶の何割かを出生させる方向に法や制度を変えることはできないか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,392号)

トランプ大統領がガキ大将ぶりを発揮し相互関税という「正義」を振り回した。関税を上げると、米国民や米国消費者も困るように思うが「目には目を歯には歯を」のトランプは、そのカードを切り続ける。

 

○中国以外の国はその「取引」に応じ、以降の関税率を調整せざるを得なくなった。中国は強気満開で、報復的に上乗せを続ける。
 

石破首相の「左腕」を自称する経済再生相の赤沢亮正は、米国の財務長官や通商代表部と協議するため、おっとり刀で機上の人となる。

 

○協議には、意外にもトランプが出てきた。赤沢大臣は会談後「格下の格下と直接話をしてくれたことに感謝している」と語る。何なのだ、その弱腰のへなへなの負け犬根性は。米国よりも格下の日本の、首相よりも格下の大臣だから「格下の格下」か。嗚呼情けない。

 

藤原紀香と陣内智則が婚約発表したとき、陣内の父は「幕下がよう横綱をとった」と言った。世界各国首長番付表を作れば売れるような気がする。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,391号)
 

曽野綾子「天上の青」。2月の訃報で「主な長編小説に、大久保清事件をモデルにした『天上の青』」とあった。大久保清は女性8人を殺めた殺人犯。ドラマではビートたけしが演じた。

 

○本屋に走ったが置いてない。アマゾンまで行って買う。初の曽野綾子だ。夫が三浦朱門なので三浦綾子と混同したのか。とまれ、衝撃の作品だ。

 

○殺人犯の宇野富士夫と、声をかけられて知り合う波多雪子。曽野綾子による男性殺人犯の心理描写が卓越している。これまで乃南アサの男性心理描写に並々ならぬ才能を感じていたが、曽野綾子は次元を優に超える。

 

○三浦綾子と同じくキリスト教信者の曽野綾子は、雪子に「神」を演じさせた。富士夫は、誰がどう考えても殺人鬼なのであるが、雪子は常に敬語で接す。賤と聖を見事に交差させた。

 

○終盤に展開される富士夫に宛てた雪子の手紙。これは曽野綾子が全世界の殺人犯に宛てたものだ。「嘘をつかないでください。気負わないでください」

 

○これまで曽野綾子を読んでこなかったことを心底強烈に悔やむ。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,390号)

○日本の主食は米だ。日本の主食は米さ。日本の主食は米ね。日本の主食は米よ。

 

米価が値上がりし、5Kの平均が4214円になった。去年の倍以上で、これは異常だ。

 

物価の優等生と言われたモヤシや卵も上がっている。米を含め、そもそもが安過ぎたとも思うが、そんなことを言う人はあまりいない。それを言うと「庶民感情」を逆撫でるからだ。

 

○作家の石田香織さんは、スーパーで3千円の米を見つけた。「米国産」とあり「こめこくさん(国産の米)」だと一瞬思った。しかも3千円は今となっては安い。だがよく見るとアメリカ産の4Kだ。騙し満開やないか、こ奴らは。

 

デカプリオの映画「ブラッド・ダイヤモンド」は、デビアス社がダイヤの流通量を統制し、莫大な利益を独占している図を描く。一説によると南アで大鉱脈が発見され、それが一気に流通すると希少価値がなくなってしまうので、デビアスが汚れ役のネックを買って出たという。

 

備蓄米を放出したと言うが、見たことはない。ははん、デビアスが動いたな。日本の主食は米か。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,389号)
 

○「侍タイムスリッパー」の監督・安田淳一がラジオ出演した。超低予算作品乍ら国内でヒットし、シカゴの映画祭にも参加した。

 

○海外での評価は「タイムスリップものの定石を踏んでいなくて面白い」というものらしい。異世界に来たら、元居た世界に戻るあるいは戻りたがるものである(fish&waterというらしい)が、「侍~」はそうではない、と。

 

○NHK「アナザーストーリーズ」では、この超低予算時代劇を取り上げた。人手が足りなかったのでメイキング映像がほとんどないらしい。

 

○番組は、斬られ役として活躍した福本清三さんにも光をあてていたことが嬉しかったという。福本さんは「ラストサムライ」の撮影翌日に邦画の通行人役の撮影現場に居た。「侍~」の主人公の性格も福本さんを意識したという。

 

○安田監督の実家は米農家で、現在も家業を手伝っていて「ごはん」という映画もつくった。

 

○「侍タイムスリッパー」ファンの中には200回見た人がいるらしい。エラいこっちゃ。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,388号)

○ご縁があり、万博初日に入場。会場内店の広報支援をする。

 

○曇天だったが「一万人の第九」が始まると青空に。合唱参加の群馬からの女性は「佐渡さんは晴れ男」と私に言った。花火が鳴り私は北朝鮮に爆撃されたかと思った。

 

○私でも知っている人が通る。コシノジュンコ、西川貴教、ハイヒール・リンゴ、NHK高瀬アナ、中谷防衛大臣、ゆうちゃみ、NMBの数名。

 

○関空から6機の内3機離陸したが、ブルーインパルスは中止となった。試験飛行日も曇天だった。飛んだとしても映えない。

 

○入場2時間待ち、住友館3時間待ち、夢洲駅で転倒する人も。風雨と寒さで多数が木製リング下に密集。インド、ネパール、チリ、ベトナム、ブルネイ館はまだ開館出来ない。

 

○そういうこともあらぁな。70年万博では月の石に5時間並んだ。

 

○各国の民族衣装や楽器を持った人達が居る。全身万博衣裳の万博ファンが居る。ミャクミャクも見慣れた。やはり万博はすごいし面白い。

 

○噂によるとドイツパビリオンのお姉さま方が異様に美しいらしい。これは必ず拝見したい。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,387号)
 

○今ではわかる。勉強が嫌いではなかった事が。だが「勉強は嫌い」と言い続けた。小学生時分から半世紀にわたり、勉強は嫌いだと思っていた。小中と「勉強」をしていない。ここは義務教育なので卒業はできた。

 

○高校のとき、試験一週間前にようやくギターの弦を外し臨戦態勢に入る。だが、小中と勉強しなかったので勉強の仕方がわからない。態勢に入ったとて弦を外そうが、オールPを飲もうが、仕様のない事である。

 

○高校ではテニスをし、午後は眠くて仕方がない。数学の吉田先生に教科書の角で思い切りドツかれた。夢からは覚めるが、関数式は絵にしか見えない。

 

○今となってはわかる。私が吉田先生であれば、やはり教科書の角でドツくと思う。俺の大好きな数学をしているのに、寝るとは何事か。あまつさえ、俺の大好きな数学のほんのまだとば口にも立っていないではないか。

 

○吉田先生。50年経って学びの大切さがわかりました。吉田先生。明日から森毅を読みたいと思います。何を今さら。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。