まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌 -18ページ目

まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,406号)

○例えば「道」という漢字には「しんにょう偏」が使用されている。この部首を使う字としては通・週・遷・進・返・巡・近・迂・逆・逃・退・速・連・遊などがある。

 

○「辶」は道っぽいので、何となく道に関係する漢字が多いような気がする。しかし、「道」は「首」に「辶」だ。「首」を運んだのか。何やら戦国時代を帯びているではないか。

 

○つじさんは「辻󠄀さん」だとおもっていたが、実は「辻さん」だった。しんにょう偏にも一点ものと二点ものがあるらしい。二点しんにょうの字には辻・辷・樋・謎・遜・遡などがある。学校でそんな事を教わった記憶はないが、それは私の授業態度の問題なのであろう。

 

小佐田定雄さんが、桂枝雀さんのために書き下ろした「幽霊の辻」という落語があるが、なかなかに面白い。「遊」という字を考えると、室内でのゲームは「遊び」ではないな。「苦行」かな。

 

▼「しんにょう偏」のことを「しんにゅう偏」という人が居るが、道だから仕方ない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,405号)
 

○「スーパー楕円」が気になる。特殊な楕円形である。仏の数学者ラメの研究を基に、デンマークの数学者ハインがデザインに応用した。ラメ曲線とも言うらしい。

 

○円と正方形の中間形をしている。直線の部分がなく、通常の楕円よりも角に無駄が少ない。この形でテーブルを作ると、どこに座っても自然に顔を見てコミュニケーションがとれる。椅子の数も自由に設定できる。

 

○iPhoneのアプリのアイコンの形はこれに近い。ペットボトルの形は円形から四角に変わってきた。輸送時の効率が上がる。これまでデザインの眉目はエッジが効いている事であった。角の鋭角が正確に造形されているかがポイントであったが、スーパー楕円は柔らかい。

 

向田邦子の「白か黒か」では、自分のドラマの特徴を「白か黒か判らず迷ってしまう部分」と分析している。「好きでいて嫌い。嫌いなくせに好き。善かといえば丸っきり善ではない。では悪かと聞かれると、あながち悪とは言い切れない」

 

○グレー部を形にするとスーパー楕円になるのではないか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,404号)
 

○プロ野球・西武球団の髙橋光成投手が、4月29日の楽天戦で勝利投手となった。597日ぶりの白星だという。昨年は0勝11敗で終わった。

 

○2021年より3年連続で開幕投手となり、3年連続で10勝以上し、あまつさえ年俸も2億円を超える投手が昨年0勝とは。

 

○事程左様に投手は大変である。守備回では一人で相手打者に対して得点されぬように捕手に投げなければならない。外野手などは1試合に数回打球を捌くだけだ。

 

○チームとしては勝敗にこだわる。連敗せずに常に2勝1敗の勝率6割6分7厘で優勝できるのだ。1対0でも勝利だし、9対10で負けることもある。

 

○なので、投手の自責点にもよるが、ちゃんと守り切るチームが勝つ。投手の責任は重いが、昨年の髙橋投手の0勝はキツい。

 

○髙橋投手はここ数年長髪にしている。ひょっとしたら「そんなことしてるから勝てないんだ」と思うファンも居るかも知れない。

 

○私も髪型と勝敗数は関係ないとは思いつつ、短い方がよいのに、と思ってしまう。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,403号)
 

○私達の生活には電気が要る。「要る」どころか不可欠だ。その電力をどう発電するか。

 

○主に火力・水力・風力・原子力がある。火力以外は発電時にCO2は出ない。問題は原発だ。東日本大震災で被災した福島原発は東京電力のものだ。

 

チェルノブイリ原発事故後、広瀬隆は「東京に原発を」(1981年)と書いた。安全なのであれば東京湾に原発を、と。関西電力も福井県に設置する。要は安全ではないということなのではないか。

 

○核が問題だ。老朽化や災害による事故リスクと共に北朝鮮のミサイル標的にされるリスクもある。放射能の影響を失くすまでに10万年かかる。そんな統御不能なものの事後を決めずに推進し、50箇所以上に原発がある。

 

○水を沸かして蒸気の力でタービンを回すという意味では火力も原子力も同じだという。私見では島国で山国の日本には水力が適しているように思う。発電と同時に治水や砂防にも役立つ発電所を増やす。

 

○ドイツでは脱原発を可能にした。日本でもやろうと思えばできると思うが、そのようには決定しない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

 

「神戸ニニンガ日誌」(第3,402号)

○私達は酸素なしでは生きていけない。室内空気清浄機は普及したが、大気の状態にはまだあまり頓着していない。昭和時分には「光化学スモッグ」注意報が出た。あれが出なくなった後、花粉症が出た。何か関係があるのではないか。

 

○大気には塵(チリ)・煤(スス)の二大煤塵に埃(ホコリ)が加わる。それに工場煙突の灰、廃棄物焼却炉の粉塵、排気ガス、火葬場の煙、煙草の副流煙などが混じる。季節によっては花粉、PM25、タクラマカン砂漠からの黄砂も含まれる。

 

○あまつさえ、アスファルトやコンクリートの粉塵、葉屑、木の皮、鱗粉や虫の死骸、鳥の産毛、オジンの白髪隠しの粉、オバンの角質、オッサンのフケ、オバハンのファンデーションなどが浮遊している。目ヤニや鼻糞や耳垢にはそれらが混じり、呼吸の関係で鼻糞は黒ずんだりする。

 

○2007年に中国・北京に数日間滞在したが、曇天でもないのに青空を見ることがまったくなかった。市内に入る自動車数の制限などを実施していたが、優れない気分のままに帰国した。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,401号)

○何も難しい事ではない。飲食店内は禁煙にすべきだと思う。万博の開催に合わせて客席面積30㎡超の飲食店は原則禁煙になった。これまで100㎡超だったのでそれは進歩だ。

 

○しかし、狭い店は喫煙可ということに変わりはない。例えばカウンターだけのお寿司屋は客席面積30㎡以下の場合が多い。そんなお店に当たり前のように灰皿がある。

 

○喫わない者はその店に行かなければいいと言われればそれでお終いであるが、日本の民度文化度の問題である。狭いお寿司屋さんでは、生身の新鮮な魚、絶妙な具合の汁物、繊細な人肌の清酒を扱う。そんな場所に紫煙が漂ってはいけないと思う。

 

○何も難しいことではない。喫煙者に禁煙して欲しい訳でもない。他人の煙を吸いたくないだけだ。喫煙者も他人の煙を吸いたい訳ではないだろう。禁煙が無理ならばせめて分煙だろうが、狭いカウンター店内での分煙はほぼ意味がない。

 

○そんなに喫いたければ店外に灰皿を置けばよい。多分だが、禁煙にしても客が減ることはない。何も難しいことではない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,400号)
 

近藤正臣のドキュメンタリー「妻亡きあとに〜近藤正臣 郡上八幡ひとり暮らし〜」を観た。郡上八幡は30日間踊る「郡上踊り」が有名で、風光明媚な町だ。

 

○釣りが好きで、アユやアマゴが釣れる吉田川のあるここに妻の「ヒロさん」と8年前に移住。ヒロさんは認知症になり単身介護を続けたが、一昨年亡くなった。

 

○小学校時代から一緒だった妻が消え、一人暮らしとなった。今は「困り果てたただの老人」で、もう役者でもないと言う。朝食は摂らず11時に最初の食事。魚を焼く姿は、筒井康隆「敵」を映画化した際の長塚京三の姿に重なる。

 

○83歳なんだからどうしても「老い」や「孤独」が写ってしまう。生活を撮っているので素で素顔の近藤正臣なのだが、観客の私がそういう作品を観ているように感じる。

 

○妻が消え「いろんなことがどうでもよくなる」と言う。しかし、妻と選んだ奴(やっこ)という名の猫が居る。釣り仲間が居る。「郡上節バンド」を習う若い女子達が時折訪れる。

 

○何もかも自然体の近藤正臣の生き方を素直に受け入れた。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,399号)
 

○N氏は日曜以外は5時前に目が覚める。そら見ろ、今日は旗日なのに5時前に目が覚めた。玄関から新聞を抜く。雨の日も風の日も毎日朝夕配達して呉れて4千円強は絶対に安い。

 

○DVDシリーズの広告がある。「何度観ても感動と興奮が尽きない名作映画」。西部劇、冒険映画、サスペンス、ドキュメント、日本映画不朽の名作集などなど。

 

○N氏は「官能の性宴 全7作品4180円」に釘付けとなった。「1作品あたり598円」とある。N氏は唸った。

 

○「さまよえる脳髄」(神田正輝と高島礼子のエロミステリー)「モウ翔ブ夢ハ見ナイ」(高島礼子と久野真紀子の逃避行)「KOYA」(名取裕子が妖艶な演技で挑むエロロマン)「男たちのかいた絵」(筒井康隆原作。トヨエツ最高演技)「上方苦界草紙」(藤本義一原作。葉山レイコ依田由加の体当たり演技)「棒の哀しみ」(北方謙三原作。永島暎子、高島礼子が体当たり演技)「チャイ・コイ」(川島なお美がフルヌードで熱演)

 

○N氏は書斎に行き、文机から官製葉書を取り出した。


ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,398号)

○映画「新幹線大爆破」を観た。1975年の同名作のリブート作品。早くも海外で人気が出ている。リブートは、リメイクとは違い、ストーリーやコンセプトが変わる。

 

○昭和50年の旧作品は、高倉健が犯人役、宇津井健が運転指令長役、千葉真一が運転士役らしい。「らしい」というのは、封切り時15歳の私は観ていない。旧作も配信されてるので、観よう。

 

○新作の運転士は<のん>であった。再放送をみたおっちゃん(私)は「あまちゃんやん!」と叫ぶ。車掌の草彅剛が主役。指令長の斎藤工に「かりあげてるやん!」と叫ぶおっちゃん。

 

○乗客の中には国会議員の尾野真千子や、起業家ユーチューバーの要潤や、やけくそ乗客の松尾諭などの芸達者がいる。犯人をここで言うとネタバレになる。

 

○樋口真嗣監督の好きな日本映画は『日本沈没』『新幹線大爆破』『太陽を盗んだ男』だという。『日本沈没』と『太陽を盗んだ男』もリメイクして呉れやっ、と思っていたが『日本沈没』は2006年に樋口監督でリメイクされているぢゃないかっ!

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,397号)


○無人の棚をシェアする企画に乗り、拙著を並べた。私の本は、書店に1~2冊しか並んでおらず、売れたら書棚から消える。現物を見ていただける場所は多い方がよい。

 

○販売OKということで半透明の貯金箱を置いた。ダミーで現金千五百円を入れた。管理が出来ないと言われたが「無くなったとしても構わない」と実行した。

 

○数週間毎に見に行ったが、先日見に行ったとき貯金箱の千円札が無くなっていた。「無くなっても構わない」と言ったものの、少なからずショックだった。

 

○私は楽観主義性善説派だと思う。「ヨシカワさん、そんなん盗られるに決まってるやん」と言われた。欧米では盗られる奴の方が悪いと思うって聞いている。

 

○私は盗る奴の方が悪いと思う。「だから自転車もパクられてんやろ」と言われる。昔のことだが、鍵をかけずにラーメン食べて出てきたら無くなっていた。鍵がかかっていない自転車はなぜ盗られるのか。本来的機能としては自転車に鍵は要らない筈だ。返して欲しい。私の自転車と私の千円札。そう思う。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。