魂は細部に宿るというけれど@魂の芯輝く生命(いのち) | まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,182号)
 

○芦屋市立美術博物館「具体美術協会/芦屋」。「人の真似をするな」という吉原治良の言葉通り、具体は独創的な創作を数多生み出した。

 

○畢竟「渾然」「憤怒」という魂から湧き出るものをぶちまけ形として残ったものとなる。便宜上作品と呼ぶが、それが「作品」かどうかは最早意味がない。

 

○具体メンバーの嶋本昭三先生とかつてよくご一緒した。アトリエにもよく伺った。2007年には北京行きにも同行した。先生は「芸術とは、人を驚かせることである」を生涯やり貫いた。

 

○先月東京で、踊りながら足で絵を描く「ダンスペインター」さんにお会いしたが、同じ事は白髪一雄氏が半世紀以上前に展開をしている。世界に通用する芸術グループは「具体」以降現れていない。これだけの威容を誇る作品群が五百円で観られる事は奇跡である。

 

○本館を出たら小出楢重のアトリエ(跡)があった。市岡高校で「楢重会」に所属していた亡き母もここに来ていたのではないか。

 

○1954年の嶋本先生の作品には当たり前のようにキャンバスに穴が開いていた。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。