「神戸ニニンガ日誌」(第2,960号)
○ラジオ深夜便に野球記録員の山本勉さん。昨日の楽天戦が行われた盛岡の「きたぎんボールパーク」で、プロ野球で使われた球場は291カ所。
○山本さんは、今野球場として使われていない114カ所の「球跡」を巡る。校庭、会社の球場、陸上競技場、河川敷。様々な所でプロ野球が行われてきた。山本さんは、スコアのコピーを持って現地に行き、関係者に話を聞く。後楽園のように7千試合以上の球跡もあれば、一日だけしか使われなかった球跡が21カ所ある。
○最初に訪れたのは広島の福山三菱電機野球場。昭和23年、県内初のプロ野球が行われた場所だ。当時中三の沖藤誼氏の話を聞いた。近くに笠原和夫の本塁打が飛んできたという。
○山本さんは65カ所の球跡を巡った。スコアを付けることと球跡を巡ることは共に「球史を残すこと」という。山本さんの巡礼は書籍『球跡巡り』(理工図書)にまとまっている。
○残り49カ所。「あと4・5年はかかるだろうか」という。日本野球界の偉業だといえる。
ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。