人はみな朝が来ること願ってる@夜の帳を乗り越えながら | まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第2,443号)


河瀬直美監督の映画「朝が来る」をみた。辻村深月の小説の映画化だ。子供の出来ない井浦新永作博美夫妻が特別養子縁組で「朝斗」を授かる。

 

○夫妻は本人にも「3人の母」が居ることを告げた。生みの母、育てた私、そして周旋した浅田美代子

 

○朝斗が6歳の頃、電話があり「子を返せ」という。そのように譲られた子は返せと言われても無理だし、もう我が子になっているのだ。

 

○産みの若母は真相をバラすぞと、金をせびる。中学で妊娠出産してからは、生活や性格が歪み、半ばヤンキーな生活ぶりである。

 

○子供が欲しい人に、育てられない環境に生まれた子を斡旋することは正しいことだと思う。育てられない所に生まれた子は何らかの不自由や不利益や区別を受けて育たざるを得ないように思う。

 

エンドロール終盤、朝斗は「逢いたかった」と言うが、これはネタバレになるので、読んではイケナイ。

 

○永作博美は「八日目の蟬」では愛人の子を誘拐して我が子のように4年間育てた。永作博美は「別腹母親女優」としての地位を確立しつつある。

まだいまだ。