あの事件罪の声なを響きおり@あの子供達声に罪なし | まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第2,442号)

○2016年に出た『罪の声』単行本を当時初版で買った。グリコ・森永事件は私の地元も関係していて、大きな関心があった。

 

○犯人が要求してきた電話が子供の声だったことは当時も大きく報じられていた。犯罪に子供を巻き込むとは何事か、と。

 

○社長拉致、青酸混入、数々の挑発等、「劇場型犯罪」のハシリといわれる不可解なことの連続であった。

 

○『罪の声』では、その子供は今どうしているのかということを追う記者が、当事者と対峙する。今般映画を見て、改めて感じることが多かった。

 

○著者の塩田武士さんは、神戸新聞の記者だった。面識はないが、神戸の広報畑にいた私達とも近いシーンに居られた方だったと思う。

 

○犯行の動機やそれに基づく真犯人の特定、子供を使った理由など、本当の真実にかなり迫っていると思う。

 

○記者役の小栗旬、当事者役の星野源、共に絶妙のキャスティングである。去年の内に撮影が済んでいたのも奇跡的だ。

 

○『罪の声』はその後文庫になっている。文庫には解説も付いているのではないか。改めて購読したい。

 

まだいまだ。