「神戸ニニンガ日誌」(第2,441号)
○「エール」の主人公は朝ドラには珍しく男性だ。嫁役の二階堂ふみが結構がんばる。
○マーケティングや集客の法則として、女性を主対象にして購買や参加に結び付けていけば、男や子は付いてくるというものがある。
○女性誌の表紙が女性なのは、(憧れの)女性を載せれば女性が買うだろうという判断だと思う。
○一方で朝日新聞「耕論」に載った「女の敵は女」のように、(男性)社会から見た女性(蔑視)論も根強くある。
○中高年の女性は20~30代女性(タレントなど)への評価が辛口で低い場合も多い。これは唯幻論の岸田秀が『嫉妬の時代』で指摘した通りの事象だろう。
○杉田水脈代議士の「女性はいくらでも嘘をつける」発言が問題になった。これも男性社会で生き延び、成り上がっていくために必要な方便だったのだとしたら、蔑視とは違う次元で問題だ。
○マツコデラックスが「オネエ枠」から徐々に消費されつつある。男女双方から「評価」されてきたマツコ的シンボルは、これからも存在として必要だと思う。
まだいまだ。