RetroVGen Arduino シールド基板

古いパソコンのメンテナンスで使用するモニタは 640X400 24KHz 等に対応する必要があります。
実機に接続して確認する前に、簡単に確認ができないかと検索してみました。

ありました。「RetroVGen」です。

早速「Arduino UNO R3」を購入して、パーツを購入して、ブレッドボードで試してみました。
動作確認ができましたが、ブレッドボードでは見た目が悪く、かさばります。

最初は一般的な基盤を使用してシールド基板を作成しました。
裏側の配線が老眼にはつらかったです。

という事で、初めて基板を外注しました。
ソフトは「KiCad」を使用して、「JLCPCB」で制作しました。
自分で配線したシールド基板を、そのまま移植しました。

残念ですが「Arduino UNO R4」ではスケッチのコンパイルに失敗します。

シールド基板は余分に作成しましたので希望する方は連絡して下さい。
アマゾンで購入した「Arduino UNO R3 互換品」と「シールド基板+VGAメスケーブル」を実費で配布します。
「Arduino UNO R3 互換品」はスケッチを書き込んで、簡単な動作確認を行っています。
5セットを準備していますが、無くなったら配布は終了になります。
金額は
「Arduino UNO R3 互換品」+「シールド基板+VGAメスケーブル」が 2,300円
送料が普通郵便なら320円、レターパックプラスなら600円
です。

「RetroVGen」にWEBサイトは以下になります。
https://gorry.haun.org/pw/?RetroVGen
このサイトで公開されている
「RetroVGen_20230105a.zip」
のスケッチを使用しています。

 

画面モードSWを変更することで、画面モードを切り替えることができます。

0:VGA 31kHz  H=31.50kHz/V=60.00Hz
1:NTSC 15kHz  H=15.70kHz/V=59.94Hz 
2:SHARP X1 15kHz  H=15.98kHz/V=61.94Hz 
3:SHARP X68000 15kHz  H=15.98kHz/V=61.46Hz 
4:NEC PC-9801 15kHz  H=15.98kHz/V=61.23Hz 
5:SHARP X1turbo 24kHz  H=24.86kHz/V=55.49Hz 
6:NEC PC-9801 24kHz  H=24.83kHz/V=56.42Hz 
7:SHARP X68000 31kHz  H=31.50kHz/V=55.46Hz 
9:PAL 15kHz  H=15.63kHz/V=50.08Hz 

 

配布品

 

シールド基板の表面

 

シールド基板の裏面

 

VGAケーブル(メス端子)

 

「Arduino UNO R3 互換品」

 

 

キーボード USB から PS/2 変換

古いパソコンのメンテナンスには「PS/2」のキーボードとマウスが必要です。
気にいったマウスを複数個確保しましたが、キーボードは確保できていません。
ノートパソコンは「Lenovo X230」を使用していて、外部キーボードも「Lenovo」を使用しています。
このキーボードより一つ古いタイプは、「USB」から「PS/2」の変換基盤を使用すれば可能ですが、このタイプのキーボードを認識しません。

半分あきらめていましたが偶然に「かんたんUSBホスト」の基盤を見つけました。
嬉しいことに「かんたんUSBホスト」はキーボードにハブが内蔵されているキーボードにも対応しています。
早速購入して「Arduino」に接続したら認識したので、直ぐに動作の確認を行いました。
最初はブレッドボードでの動作確認でしたが、運用に耐えるようにシールド基板を発注しました。

「Arduino UNO R3」で動作確認ができたので「Arduino UNO R4」でも動作を確認してみました。
「Arduino UNO R3」で使用した「SoftwareSirial」は「Arduino UNO R4」では使用できませんでした。
という事で「ハードウェアの TX0 RX0」を直接使用するように変更しました。

「Arduino UNO R3」では「SoftwareSirial」を使用して「PD4,PD5」を使用しました。
「Arduino UNO R4」ではハードウェアを使用して「PD0,PD1」を使用しました。

「かんたんUSBホスト」は「イベントモード」で使用するので「38400bps」で接続しています。

シールド基板は余分に作成しましたので希望する方は連絡して下さい。
基板と部品を実費で配布しますので、各自でハンダ付けを行って下さい。
「Arduino UNO R3」は3セット、「Arduino UNO R4」は3セットを準備しています。
申し訳ありませんが、無くなったら配布は終了になります。

金額は

配布部品は400円

送料はクリックポストで180円

です。

スケッチとマニュアルはダウンロードが可能です。
スケッチは「Arduino UNO R3」と「Arduino UNO R4」では異なっています。

 

「マニュアル」「Arduino UNO R3 スケッチ」「Arduino UNO R4 スケッチ」は以下からダウンロードが可能です。

 

 
 
「かんたんUSBホスト」は以下から購入しました。

 

 

 

「Arduino UNO R3」配布部品

 

「Arduino UNO R4」配布部品



実装状態

 

シールド基板 R3 表

 

シールド基板 R3 裏

 

純正 UNO R3 とシールド基板

 

 

シールド基板 R4 表

 

シールド基板 R4 裏

 

純正 UNO R4 とシールド基板

 

 

Lenovo KU-1255

動作OK

 

Lenovo SK-8855

動作OK

 

Sanwa SKB-KG3BKN2

動作はOKですがNumLockがONになるので最初にNumLockキーを操作する必要があります

現状のスケッチで、起動時にNumLockを送るよう対応は可能だと思います

ジャンパーPINの設定を読み取って判定すれば、使いやすくなりますね

 

 

Buffalo BSKBU100

動作はNGで、ファンクションキーが誤動作します

 

 

■ルートの登録

「ルート登録」タブを選択します。

上部の「一覧取得」をクリックします。

下部の「一覧取得」をクリックします。

ファイル名を入力して、「結合追加」をクリックします。

自動的に下部の「一覧取得」が実行されます。

 

上側の右側のリストをクリックすると、下側のリストに追加されます。

上側の左側のリストを変更して、順番にルートを登録していきます。

 

結合が完了したら、「タブ形式保存」をクリックします。

 

ルートは、開始と終了を含めて、合計で7地点までの制限があります。
先頭に登録した内容は、ナビ本体では現在地に置き換えられます。

従って、先頭の内容は、最初の経由地と同じ内容に設定しておいて下さい。

 

ルートを本体に登録する場合は、登録後に本体のルート編集で、「出発地」を自宅等に変更して下さい。

詳しくは「カーナビ ゴリラ ルート編集 ルート名」を見て下さい。

 

地点結合タブ

 

■SD形式に変換

「SD変換」タブで、「地点結合」を選択して「一覧取得」をクリックします。

ファイルの一覧が表示されるので変換したいファイルを選択し、「Gorilla形式保存[xml]」をクリックします。

 

SD変換タブ

 

■SD形式に変換

「SD転送」タブで、「ルート」を選択して「パソコン」の「一覧取得」をクリックします。

「SDカード」の「参照」をクリックしてSDカードのルートにある「DRIVE」のフォルダを指定します。

「SDカード」の「一覧取得」をクリックします。

画面上部の一覧で、転送したいファイルを選択して、「コピー」をクリックします。

 

SD転送タブ

 

 

以上で操作が完了です。

 

 

使い方を説明します。

 

■インストール

適当なフォルダを作成して、圧縮ファイルを解凍します。例えば「C:\BonsGorilla\」

解凍したら、「BonsGorilla.exe」を起動します。

起動したフォルダの配下に必要なフォルダが自動的に作成されます。

 

■カテゴリとファイル名とフォルダ名

最初にカテゴリを決めておきますが私の場合は
  「バイク」「釣り」「猫」「飲食」「生活」「個人」「会社」
にしました。

カテゴリは「設定」タブで追加します。

ファイル名はカテゴリの先頭に01から99までの数値を追加し
  「01バイク」
  「02釣り」
にました。


ファイル内の項目が15個を超える場合は、検索の時にページ移動が多くなります。

このような場合は、ファイルを分けたほうが良く、あらかじめ余分なファイル名を確保しておきます。
私の場合は、ファイル名は異なっても、カテゴリはどちらも「バイク」にしました。
  「01バイク」
  「02バイク」( 事前に確保しておく)
  「03釣り」

 

このファイル名は、ゴリラ本体で設定する「フォルダ名」と一致させておくと管理が容易になります。

つまり「フォルダ名」も以下に設定します。

  「01バイク」
  「02バイク」
  「03釣り」

 

設定タブ

 

■地点の登録

「地点登録」タブで、ファイル名を入力して、「地点追加」をクリックします。

 

緯度、経度、名前を入力します(必須項目)。

緯度と経度は地図から取得したデータを最上部のテキストボックスにコピーしてから「取得」をクリックします。

 

TEL(半角20文字)、住所(半角100文字)、メモ(半角260文字)は任意の入力項目です。

本体に地点登録をした場合は、「名前」「TEL」が表示されます。

本体の「メニュー」「目的地」「SD」「ファイル選択」「フォルダ選択」「SD登録地点」の「詳細」では、「名前」「TEL」「住所」「メモ」が表示されます。

なお、本体での表示では、「全角文字」は自動的に「半角文字」に変換されます。

「Gorilla画面表示」をクリックすると半角文字に変換された内容が確認できますので、必要であれば文字数を調整して下さい。

 

入力が終了したら「追加」をクリックします。続けて入力して「追加」をクリックします。

 

編集したい場合は、画面上部の右側をクリックして、該当行の内容を編集領域に設定します。

修正が完了したら「入替」をクリックします。

 

入力が完成したら「タブ形式保存」をクリックします。

 

地点登録タブ

 

Gorilla画面

 

■SD形式に変換

「SD変換」タブで、「地点登録 poi」を選択して「一覧取得」をクリックします。

ファイルの一覧が表示されるので変換したいファイルを選択し、「Gorilla形式保存[poi]」をクリックします。

 

SD変換タブ

 

■SD転送

「SD転送」タブで、「地点 poi」を選択して「パソコン」の「一覧取得」をクリックします。

「SDカード」の「参照」をクリックしてSDカードのルートにある「DRIVE」のフォルダを指定します。

「SDカード」の「一覧取得」をクリックします。

画面上部の一覧で、転送したいファイルを選択して、「コピー」をクリックします。

 

SD転送タブ

 

 

以上で操作が完了です。

 

 

SDカードからルートを呼び出して、「ルート保存」でルートの保存は可能です。

登録されたルートは「登録ルート」を呼び出すと表示されます。

この画面で表示される「目的地」は登録した目的地になっていますが、「出発地」は登録した時の現在位置の住所になっています。

これでは複数を登録した時に、出発地が判らないので不便です。

 

「登録ルート」の一覧で表示される名前は、以下の方法で変更できますので、お試しください。最初に保存する時に設定しても、一度登録したルートを修正してから保存する時でも可能です。

 

「ルート編集」でルートを呼び出して、出発地の「S」をクリックします。

「変更」の子画面が表示されるので「変更」をクリックします。

「出発地を探す方法」→「登録地点」で出発地を選択し「決定」をクリックします。

画面が切り替わったら「出発地にする」をクリックします。

「ルート編集」の画面で出発地が先ほど設定した目的地に変わっています。

「ルート探索」をクリックします。

画面が切り替わったら「戻る」をクリックします。

「ルート編集」の画面で「戻る」をクリックします。

「ルート」の画面で「ルート保存」をクリックします。

これで新たにルートが登録されます。

「登録ルート」をクリックします。

先ほど登録したルート名を確認します。

元になったルートも表示されるので「ゴミ箱」をクリックして削除します。

 

これで作業は完了です。