フィールドワークを夢見る籠城戦
籠城戦が始まってすでに一ヶ月以上。
いい加減身体も鈍ってきたし、メンタルもくすぶってきた。
ビタミンBC不足だ。
そんなこんなで、フィールドワークの感触を味わえる本を読んでやり過ごしてきた。
長尾衣里子氏のサイエンスルポルタージュのシリーズでは、世界中の古生物学研究者を訪ねたり、フィールドワークに参加して化石発掘を行ったりした様子が臨場感たっぷりに語られている。
『恐竜発掘クラブ』では、アルゼンチン、中国新疆ウイグル自治区、タイ、USAでの恐竜発掘の様子。
『三つの天窓』の文学少女っぽい文章は他とは毛色が違うが、アルゼンチンでの自身の新種恐竜発見の様子が挿入されている。
三冊目の『ルーツを追って』では、南アフリカのペルム紀~三畳紀の獣弓類(単弓類の仲間)の発掘調査のルポ。
最新刊の『恐竜の卵の里をたずねて』は、タイトル通り、恐竜の卵をめぐって中国河南省、アルゼンチン、日本丹波、フランスを訪ね歩いた紀行となっている。
さらに二冊。
『モンゴル・ゴビに恐竜化石を求めて』は、恐竜発掘の予備調査としてモンゴルの研究者と共にゴビ砂漠の各地の地質を調査して回った旅行の記録だ。化石発見の様子はさらっとしか書かれていないが、行程で遭遇した出来事や現地の風土、モンゴルの人々との交流などが詳細に語られている。
『北大総合博物館のすごい標本』は、フィールドワークそのものには触れていないが、その成果としての標本を詳しく紹介している。今年3月の新刊なのでカムイサウルスにも触れている。というわけで、現在興味津々で読んでいるところだ。
そんな読書も良いけど、早く浜を歩けるようにならないものか。


