■黒柴ひなた、黒柴あおい、赤柴そら

自己紹介3、僕らは喧嘩もするけど仲良しさ

 

■父と3兄弟の歴史

父、犬を飼う~ 犬嫌いだった男が、柴犬3匹と暮らすに至った物語

 

 

 

我が家で犬を飼うと決めた理由はありきたりな話ですが、娘が犬を欲しがったからです。母も実家で犬を飼っていたことから前から犬を飼いたいと言っていたので、反対派は父ひとりだけでした。

 

犬の世話は誰がするんだと聞けば、娘と母がやると言い切っていました。渋々と犬を飼うことにした父はあまり先のことは考えていなかったかもしれません。

 

当時の娘は中学1年になったばかりで、娘が家から出ていくのはまだだいぶ先だと考えていました。実際は6年後の大学入学時には出ていったので考えが甘かったのは事実です。

そんな想像もせずに犬を飼い始めた我が家ですが、あっという間に犬は増えていき3匹にまでなりました。でも6年後に娘が家を出るとわかっていたなら3匹目を飼うことは無かったかもしれません。

 

いずれ3匹の犬たちも寿命を迎えることでしょう。どんな順番で誰が残されるのかはわかりません。最後の1匹になった犬のことを考えると胸が痛みます。

そんな時に考えるのが最後の1匹になる前に新しい仲間を増やそうかということです。

 

でもそこでさらに考えるのが自分たちの15年後です。柴犬の寿命は15年前後で、長生きする犬は20年くらい生きることもあるそうです。犬より先に飼い主の寿命が尽きることがないようにしなければなりません。今では10歳になった犬の運動量もまだまだかなりなものです。そんな犬の散歩の体力も飼い主には求められます。

 

そう考えるともう柴犬を子犬から飼うことは難しいのかもしれません。

 

この3匹があと10年くらい生きるんじゃないかと期待しながら、少し先の不安の足音を聞いています。

 

 

父が更新

 子犬をその手で抱いてしまうと、その小さな命の軽さと不安そうな目から自分が飼うべき犬に出会ったと思ってしまいます。

でも小さな子犬を抱く前に自分の15年後をしっかり想像して考えて置くことは重要です。小学生の子供も15年後には大人です。子供と犬の絆は本当に深いものになりますが、犬のために自分の夢を諦めるようなことはありません。最後は親が犬の飼い主として面倒をみることになります。

大人が犬中心の生活ができないのであれば飼わないという選択を考えるべきなのかもしれません。やっぱり動物と一緒に暮らすと1日も休むことができないお世話や苦労があります。その一方で幸せも与えてくれますが、苦労と差し引きすればちょっと幸せが多いくらいかもしれません。